この夏は、軽やかで肩の力が抜けたフレンチムードの着こなしがリバイバルの兆し。今はきたい大人デニムの最適解を、スタイリストでフレンチシックマスターの石上美津江さんが指南。
スタイリスト石上美津江さんが語る「サマーデニムはフレンチシックの気分」

スタイリスト
石上美津江
各誌ひっぱりだこの人気スタイリスト。フレンチシックな香りのするカジュアルベーシックがお得意で、そこに今どきの気分を加えた洗練されたスタイリングに定評あり。
「“ノンシャラン”なだけじゃない。より都会的に進化したデニムを楽しみたい」
デニム人気が高まるなか、ここ最近のムードは、女らしくて抜け感もあるフレンチシックなスタイル。個人的にもフレンチデニムは大好きで、特にジェーン・バーキンが象徴する’60年代スタイルはデニムファッションを語る上で、避けては通れません。でもこの夏、バイラ読者の皆さんに提案したいのは、王道フレンチをベースにしつつも、そこに今のムードを加えより軽やかで都会的に進化したスタイルです。モノトーン+赤の配色や、小物使いなどフレンチシックのアイコニックな要素は生かしつつ、たとえばかごバッグを、ナチュラルなバスケットではなくかっちりしたワンハンドルに替えてみるとか、デニム自体もハードなリジッドより心地よくきれいめにはける薄手がトレンドだったり。そんなふうに、“ノンシャラン”なだけじゃない、どこかきちんと感やトレンド感のあるデニムの着こなしが今、大人を素敵に見せると思います。
スタイリスト石上さんが提案する 今のムードのデニム、合わせたいアイテム

淡色&太めが最新。パンツ¥55000/ショールーム ロイト(ハイクル)

大人レースの甘さが好相性。ブラウス¥26400/カレンソロジー 新宿(カレンソロジー)

クリアで鮮烈な赤をさして。ニット¥25300/アナイ

©CHANEL
名品赤ルージュ。「ルージュ アリュール リクィッド ヴェルヴェット 216 アンニヴラント」¥6270/シャネル

モダンなメリージェーン。靴¥40700/ピモンテ(ファビオ ルスコーニ)

ホワイトデニムなら子どもっぽくならない。ワンピース¥36300/カイタックインターナショナル(ヤヌーク)

©︎SIPA/amanaimages
フレンチシックのアイコン、ジェーン・バーキン

シルクの上質感が効く。スカーフ¥16500/デミルクス ビームス 新宿(マニプリ)

パールはあえて正統派ではないデザインを。ピアス¥44000/ハウス オブ ロータス(ミショー)

かごバッグはかっちりワンハンドル派。バッグ¥143000/シンゾーン 表参道本店(エバゴス)
撮影/さとうしんすけ スタイリスト/石上美津江 構成・原文/東原妙子 ※BAILA2025年7月号掲載
























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