ニューノーマル時代、自分がワクワクするもの、心地よく感じるものをもう一度見直してみて。「メイクをしない日々に慣れてパッとしない」「どんどんメイクが手抜きに…」というリアルな悩みに、神崎恵さん&paku☆chanさんが前向きにアドバイス!
美容家 神崎 恵さん
【みんなのお悩み】
メイクをしない自分にも慣れてきて、パッとしない毎日。このまま自分がくすんでいってしまうのでは?と不安になります。(33歳・公務員)
「やってみたいこと、気になるものに忠実でいること。自分の中で“好き”を循環させることが大切」
今は、なかなか外からの変化や刺激を期待できない時代だけど、そんなときは自分の中で好きなものを循環させることが大事。自分が気持ちよく感じること、楽しいことに素直に耳を傾けてやってみたいメイクや着たい服、挑戦したいことに忠実でいること。ときに嬉しくない反応がきたりするかもしれないけれど、それは気にしなくて大丈夫。他人からの意見は、納得できるものだけを都合よく取り入れればいいんです。メイクをしたくないのならそれもアリ。これが正解、不正解と決め込んで落ち込むのではなく、自分の気持ちにもっと耳を傾けて。外と自分の間に上手に「線」をつくれる大人になれるといいですよね。
ヘア&メイクアップアーティスト paku☆chanさん
【みんなのお悩み】
最近、どんどんメイクが手抜きになって、オンライン会議のときも面倒で下地のみ。何をしたら自分の気持ちが沸き立つメイクができるのかわかりません(31歳・会社員)
「自分の気持ちを上げられるのは自分だけ。まずは新しい色のアイシャドウひとつでいいから、新調してみて」
根本的にはメイクって「自分のためにするもの」だと思うんです。可愛く見せたいとか、きちんと見せたいとか、色々あるとは思うけど、やっぱりメイクは自分の気持ちを上げてくれるもの。マスク時代ということもあって、今年の秋は大人がつけやすい新鮮な色のアイシャドウやアイライナーがこれ以上ないくらいそろっています。試さないなんてもったいない! メイクする楽しさを忘れてしまったら、いちばん初めにコスメを手にしたときの高揚感を思い出して。疲れたり、閉塞感を感じることがあってもふとしたときにメイクを通じて、自分がワクワクする気持ちに戻れるといいな、と思うんです。
構成・原文/内海七恵〈BAILA〉 ※BAILA2021年9月号掲載