ジュエリーのお手入れ方法を、5記事にわたってプロが解説するこの連載。今回は、パール、ダイヤモンド、色石など繊細なケアが求められるジュエリーの週末ケアにフォーカスします。夏場は特に、汗や皮脂がついてジュエリーのくすみが気になってしまいますよね。大切なジュエリーを長く美しく愛用し続けるためのお手入れ方法をご紹介します。
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ジュエリーの知識と豊富な接客経験をもとに、リフォーム・修理・売却など幅広い活用方法をアドバイス。「ジュエリーの整理」を専門的な視点でサポートする。ジュエリーコーディネーター2級保有。
パールの週末お手入れ方法

こびりついた汚れなどがどうしても気になる場合は、ノンアルコールのウェットティッシュで汚れた部分のみ拭き上げ、すぐにセーム革などの乾いたやわらかい布で拭き上げてください。水分を残してしまうと、糸の方に湿気が入り、糸が伸びたり切れたりしてしまうので、必ず乾いた布で拭きあげるようにしましょう。縦に強く引っ張りながら拭くと糸伸びの原因になるので、珠を一つ一つ撫でてあげるようなイメージで拭きます。
パール用の専用クロスも市販されていますが、珠の状態によってはパール層の剥がれの原因になるので、使用には注意が必要です。糸伸びやワイヤーの錆びの原因になるので、水洗いは避けてください。パールは洗剤にも弱いため、使用しないようにしましょう。
久しぶりに身につけるパール、使う前にチェックしたいことは?
まずは糸伸びをしていないか、表面に汚れが付着していないか確認。汚れが付着している場合は上記のメンテナンスを行います。日本は高温多湿の季節があり、何もしていなくても糸やワイヤーが劣化しやすい環境です。糸の伸び・ほつれが確認される場合や、長期間使用していなかった場合は、使用前に一度糸替えのメンテナンスに出すのがベター。お盆と、卒入園などのセレモニーが多い3月は、糸替えメンテナンスの相談が特に多い時期。パールを使用する予定がある場合は、事前にメンテナンスに出しておくと安心です。年に一度の糸替えが理想のペース。
ダイヤモンドの週末お手入れ方法
ダイヤモンドは油が吸着しやすい性質。指紋や皮脂がついてしまうことが、くもってしまう主な原因です。ぬるま湯に浸けて、柔らかい毛足の歯ブラシで擦るだけでも綺麗になります。歯ブラシの毛が、ジュエリーの爪と石の間に挟まって爪を傷つけることがあるので、あまり強く擦らず汚れを払うようなイメージで優しく洗ってください。
ダイヤモンドは比較的、薬剤や水分への耐性があります。汗や皮脂によるくもりが気になる場合は、食器用中性洗剤で洗ってOK。柔らかい歯ブラシで撫でるように擦ってからぬるま湯でしっかりと洗い流しましょう。
※パヴェリングや細身のエタニティリングなどの爪が細く小さいものは、石揺れや石取れの原因になるので、あまり強く擦らないよう注意が必要。加減が難しいと感じた場合は、専門の修理店に相談してメンテナンスをしたほうが安心です。
実際にダイヤモンドのジュエリーをお手入れしてみた!

スタッフの私物の、小さなダイヤモンドが並んだリング。石の部分がくすんで、輝きが減っているところが気になっていました。実際に上記の方法でお手入れしてみたら、くすみが軽減し輝きがUP。
色石の週末お手入れ方法

色石は水分や洗剤への耐性がないものがほとんど。見極めが複雑なので水分や洗剤は使用せず、セーム革のクロスで拭き上げるだけにするのが安心です。
気をつけたほうがいい石の筆頭はオパール。ガラス質なのでちょっとした衝撃で壊れてしまったり、乾燥に弱いので適度な水分がないとひび割れてきてしまったりします。どうしても汚れが気になる場合は、プロにお任せしましょう。
色石の週末お手入れ方法〜ネックレスの場合〜
まとめ

地金系のジュエリーよりも繊細なケアが求められるパール、ダイヤモンド、色石。強い洗浄液などを使用しづらい分、日常的にきちんと拭き上げてお手入れしておくことが長持ちの秘訣です。どうしても汚れが気になる場合や、判断に迷う場合はプロに頼って適切なケアをしていきましょう。
ジュエリーボックス¥22000/パサンド バイ ヌキテパ(ウパラ)
撮影/原田凌佑 スタイリスト/鷹取美咲 取材・文/髙田彩葉































































