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妊娠中、猫との暮らしで気をつけるべきことは?【医師が回答!30代・40代の妊娠初期悩み&疑問】

30代・40代の妊娠のお悩みや疑問に医師が回答! 今回は、妊娠後の猫との暮らしで気をつけたいこと。猫を飼っていると赤ちゃんに悪影響はある?

Q:妊娠中、猫との暮らしで気をつけるべきことは?

妊活中の猫との暮らし問題

30代&40代女性の「リアルな妊娠悩み&疑問」!

・「夫婦で愛猫との暮らしを満喫中の30代。妊活を始めたことを母に報告したら『妊婦さんは猫ちゃんの糞を触っちゃダメらしいわよ! 気をつけなさいよ』と言われ……。いつから、どう気をつけたらいいですか?

・「ローストビーフが大好物。ステーキもレア派です。この間、妊娠中の友達とステーキを食べに行ったときに『妊娠中は生肉ダメだからさぁ』と言われ、びっくり。トキソプラズマの話を聞いて、ネット検索してさらに驚きました。生肉大好きで食べない週はないくらいの生活なのに、妊娠したら食べられないなんて……。もうすぐ結婚して妊活を始めるのですが、トキソプラズマにはいつから注意すべきですか?

医師が回答!

【監修】
清水なほみ先生

コーチング医 ポートサイド女性総合クリニック院長

清水なほみ先生


通常の婦人科診療のみならず、最新の脳科学×心理学×医学を総合的に駆使した診療を行うコーチング医。認知行動療法をベースに、トランスフォーメーショナルコーチのテクニックを日常診療に取り入れ、健康管理だけではなく、育児の悩みや親子関係・夫婦関係の改善など、幅広い分野で同テクニックを活用する。

※“妊娠超初期”という表現について……排卵日から月経予定日の期間を、“妊娠超初期”や、“妊娠2〜3週”と呼ぶ人もいますが、これは医学用語ではありません。この時期はまだ妊娠が成立していないため、妊娠とは呼べない段階です。記事でも読者からの悩みなどに登場しますが、便宜上“妊娠超初期”、“妊娠2〜3週”を「排卵日から月経予定日」と捉えた上で解説しています。

【ANSWER】糞の始末や庭いじりでは手袋を使いましょう

「猫との暮らしで気をつけたほうがいいのはトキソプラズマへの感染。トキソプラズマは、牛、豚、鳥、猫などに寄生する微生物。体液や排泄物、土の中などにも存在しています。妊婦さんが妊娠中に初めてトキソプラズマに感染し、胎児も感染してしまうと、出産後の赤ちゃんが『先天性トキソプラズマ症』となる可能性があるため、注意が必要です。月経予定日を過ぎたら、感染に気をつけるようにしましょう。

また、妊婦さんはローストビーフなどの生肉を食べないほうがよいと言われるのは、このトキソプラズマへの感染防止のためでもあります。

できれば妊娠初期の段階で産婦人科医に相談し、トキソプラズマ抗体を持っているかどうかの検査を受けておくとよいでしょう。猫を飼っている場合、猫の糞の始末をするときも手袋をするようにすると安心です。庭の土に猫が糞をしているケースもあるので、妊娠中はガーデニングでも手袋を装着するとよいでしょう」

妊娠後、まずは早めの検査で抗体の有無を確認することが重要!

取材・文/櫻木えみ

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