脳に疲れを蓄積しないコツは、自律神経に楽をさせてあげること。忙しい毎日にも取り入れられる新発想の“疲労回復法”をご紹介。ストレスや緊張感を抱えていると冷えを招きがちなので、日中は骨盤周りを温めるのが大切!
東京疲労・睡眠クリニック院長
梶本修身先生
医学博士。文部科学省「疲労定量化および抗疲労食薬開発プロジェクト」において、統括責任者を務める。「一人でも多くの疲労に悩む人を救いたい」と、東京疲労・睡眠クリニックを開院。
植物療法士
森田敦子さん
日本における植物療法の第一人者。フランスのパリ13大学で植物薬理学を学んだ後、日本に植物療法を広めながら、商品開発や産前産後から介護まで様々な分野で活躍。
【日中】仕事の合間の飲み物は抗酸化力アップまたは巡りサポートを
日中のどを潤すのも、飲み物次第でメンテナンスタイムに。酸化ストレスを軽減するべく、抗酸化作用の高いものを選ぶのがそのひとつ。また、体の冷えも免疫力の低下とともに自律神経の乱れにつながることから、巡りを高めることも大切。
「エキナセアやヴァンルージュなど、ポリフェノールが豊富なハーブティーがおすすめ。くず湯も体が温まりますよ」(森田敦子さん)。
ただし、「一般的な抗酸化成分は1時間程度しかもたないので、こまめにとる必要があります。また夕方以降は眠りの妨げにならないよう、コーヒーなどカフェインの摂取は控えましょう」(梶本修身先生)
くせがなく飲みやすい味わいのハーブティー。風邪予防にも。有機 エキナセア ティーバッグ 10個 ¥648/生活の木
熱湯をさすだけで、美味しいくず湯に。丁葛 1本 ¥108~(写真は生姜や抹茶、柚子など色々なテイストが楽しめる12本詰合箱)/桂花園
むくみや月経痛にもよいカフェインフリーのハーブティー。HERBORISTERIE ティザンヌ ヴァンルージュ 70g ¥2700/コスメキッチン
【日中】冷えは脳と体の悪循環に。効率よく温めるには、デリケートゾーンから
「緊張やストレスで交感神経が優位になると、手足の血管が縮まり、冷え性を招くんです」と、梶本先生。自律神経機能が低い人ほど、冷え性に陥りがちだという。
「骨盤の中央部にある“仙骨”は、臓器につながる神経が集まる場所です。膣や仙骨などのデリケートゾーンから温めると内臓機能も高まり、冷え切った体も全身ポカポカに」(森田敦子さん)
お腹・腰まわり、尻までしっかり温める。保湿効果も高く、はき心地も◎。冷えとりシルク腹巻パンツ ブラック¥4180/ミッシーリスト
玄米と天然塩とヨモギが入った、優しいぬくもり。置いたり敷いたりしやすい形状。よもごごち 温熱パット neck warmer 桃いろ麻布カバー¥6360/flow marrow
よもぎやハッカ、どくだみを練り込んだ下着に貼るシート。優月美人 よもぎ温座パット 1個入り ¥207/グラフィコ
トップス¥17600・カーディガン¥30800/バトナー パンツ¥36300/ebure GINZA SIX店(ebure) ネックレス¥36080/ノウハウ ジュエリー(ノウハウ)
撮影/枦木 功(人) ケビン・チャン(物) ヘア&メイク/北原 果〈KiKi inc.〉 スタイリスト/門馬ちひろ モデル/佐藤晴美 取材・原文/中島 彩 撮影協力/アワビーズ、ウツワ ※BAILA2022年3月号掲載