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【脳を休める】脳疲労に良い睡眠・リフレッシュ方法・働き方を専門家がアドバイス!

私たちの生活と切っても切り離せない“疲労”を芯から癒すには? まずは「脳」を休めるためにやって良いこと&NGなことを専門家が解説。仕事帰りのジムや休日のドライブも実はリフレッシュには逆効果かも…?

お話を伺ったのは

東京疲労・睡眠クリニック

梶本修身先生


医学博士。産学連携「疲労定量化及び抗疲労食薬開発プロジェクト」統括責任者。大阪市立大学大学院疲労医学講座特任教授等を歴任。著書『すべての疲労は脳が原因1~3』(集英社)が好評発売中。

『すべての疲労は脳が原因1~3』

【脳】

神経系の中枢器官。ヒトは、視床下部や前帯状回などの自律神経中枢が酸化ストレスによって疲労し、眼窩前頭野で知覚されることで疲れを感じる

「すべての疲労は脳が原因」って知ってた?そのカギは、自律神経

疲労の原因というと「仕事や運動をすることでエネルギーを消費するから」というイメージがある人も多いはず。でも実は、「細胞のサビ」つまり「酸化ストレス」によるものが大きいことが最新の疲労研究から判明している。「酸化ストレスが体の中で最も激しい場所、言い換えるといちばん疲れやすい場所が、“脳の自律神経の中枢”です。鼓動や血液循環など様々な機能をつかさどる自律神経の中枢は、体を正常な状態に保つために24時間、休みなく指令を出し続けている隠れたハードワーカー。この自律神経の中枢の疲労こそが、疲れの正体なのです」(梶本修身先生)

あなたのその疲れ、 どこから来ている?

脳の休息=良質な睡眠。我々は、よく眠るために生きている⁉︎

では、この脳疲労を取るにはどうすれば? 「究極的には、自律神経の中枢を休ませる方法は適切な睡眠しかありません。日中は、睡眠で回復する程度の疲れですむように生活し、夜は、快適快温の環境でいびきもかかずにぐっすりと眠り、自律神経の働きを最低限に抑えてあげること。長時間眠ることより、寝入って最初の深い眠り=ノンレム睡眠時にどれだけ深く眠れるかが重要です」(梶本修身先生)

仕事帰りのジムや週末のドライブは脳には逆効果!?

注意したいのは、疲労と疲労感は別物だということ。「脳の前頭葉がやりがいや達成感を感じると、疲労感を覆い隠してしまうんです。楽しく仕事ができているときにも、“疲労感なき疲労”が蓄積されている可能性が。同様に、いいものとされている、仕事帰りのジムや週末のドライブですが、運動や運転は確実に自律神経を疲れさせます。心のリフレッシュも大切ですが、脳疲労のリカバリーも必須。仕事中や運転中の“飽きた”は脳疲労のサインなので、ぜひこまめな休憩を心がけましょう」(梶本修身先生)

サラダチキンはダイエット以上に脳疲労に効くらしい

睡眠以外に脳疲労を取る方法はある? 「抗疲労に高い効果があることがわかったのがイミダペプチド。これは鶏のむね肉に多く含まれている抗酸化成分で、一般的なビタミンCなどと違い、持続力が高く脳で効くという特徴があります。流行りのサラダチキンは脳疲労の軽減にもおすすめなんですよ」(梶本修身先生)

イミダペプチド 10本入り

抗疲労成分イミダゾールジペプチドを配合、「日常の生活で生じる身体的な疲労感を軽減」する日本初の機能性表示ドリンク。イミダペプチド 10本入り ¥2680/日本予防医薬

集中よりも“マルチタスク”、一定よりも“ゆらぎ”が脳にいいって本当?

そのほかにも、脳を疲れさせないコツがあるそう。「脳の上手な使い方は集中するのをやめること。集中してひとつの物事に取り組むと同じ脳の部位を使い続けることになり、疲労がたまりやすくなります。一方、ワーキングメモリと呼ばれる、現在の情報を受け取りながら過去の記憶と結びつけて、複数の作業を同時に行う脳の力を発揮すると疲労は分散。集中力よりマルチタスクの力を鍛えることで、疲れにくい脳を育めると考えられます」

また、“ゆらぎ”に疲労を軽減する効果があるという。「風のそよぎや水の流れなど『不規則な規則性』を持つ現象を“ゆらぎ”と呼びます。ストレスが多い環境下では、自律神経のうち緊張や興奮時に働く交感神経が優位ですが、“ゆらぎ”を感じると休息をもたらす副交感神経が優位になり、疲れが和らぐのです。オフィスで自然を感じるのは難しいかもしれませんが、同じ姿勢を続けない、窓を開けてみるなど、“ゆらぎ”を取り入れてみてください」(梶本修身先生)

撮影/ケビン・チャン スタイリスト/タカシバユミ ※BAILA2022年3月号掲載

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