「肉体労働をしたわけでもないのに、夜も寝ているのに、なぜか疲れが取れない…」。私たちの生活と切っても切り離せない“疲労”を芯から癒すには? 実は体全体ではなく“体の中”に目を向けると、新たな疲労の正体と回復方法がわかるかも。
あなたのその疲れ、どこから来ている?
「激しい運動なんてしていない。夜も寝ているのに、なんだかいつも疲労感が抜けない……」。もしかして、疲れているのはあなたの“体の中”かもしれません。脳・胃・眼、それぞれの疲労のメカニズムとリカバリー方法を学ぶことで、真の休息を手に入れて。
働く大人の毎日は疲労との闘いであるといったら言い過ぎだろうか。仕事に一生懸命取り組みたい、趣味も全力で楽しみたい、大切な人との時間も充実させたい、やりたいことはたくさんあるのに体はひとつで、毎日寝てはいるものの、何かしらどこかしら疲れているのが通常モード……。読者アンケートの結果を見てみると、そんな生活を続けている人が大半で、もはや闘いというよりは、“疲労は友達”状態といえる。なんて切ない話!
そこであらためて考えたいのが、「なぜ私たちはこんなに疲れているのか?」そして「どうすれば本当の意味で、休んだことになるのか?」ということ。体力を消耗しきるほど肉体を酷使する人は多くはないはずの現代社会における、疲労の正体とは──? その答えは“体の中”にある。たとえば、最も意識しづらく、それでいて究極の疲労の原因が実は「脳」であることが、最新の研究から明らかになっている。脳疲労を軽減し、効率的にリカバリーできたなら、根本的な疲労回復につながるというわけだ。そして、その脳疲労の要因のひとつでもあり、現代人の“生活習慣病”といえば「眼」の疲労。デジタルガジェットを手放すことはもはや不可能なだけに、その負担を軽くする方法はまさに必修科目! 雑に扱われがちな臓器といえば「胃」もそうだろう。働く大人の夕食の時間は遅くなりがちだし、美味しいものを食べたいと思うとだいたいが胃の負担が大きい。そんな悲しい現実を、少しでも胃に優しいものへと変える術は必ずあるはず。
BAILA2022年3月号では、「脳」「胃」「眼」それぞれの機能や疲労のメカニズムと、その疲れを癒す具体的な方法を特集。一つひとつの“器官”の疲労回復を通じて、体全体の疲れを払拭する。心のリフレッシュとは異なる新たなアプローチ。
@BAILAでも、今後順次紹介予定なのでお楽しみに。
撮影/ケビン・チャン スタイリスト/タカシバユミ ※BAILA2022年3月号掲載