趣味に向き合ったり、好きなものが新たに見つかったり。休み方の変化で人生が豊かになった女性たちの体験談をリポート。法律事務所勤務の髙野小百合さんは、夢だったネイリストを副業に。休日なしの多忙な日々だが、以前よりもずっと楽しめているという。
休日を使い憧れだったネイリストに! 毎日がぐっと充実しました――髙野小百合さん(法律事務所勤務)
本職はパラリーガルとして、弁護士事務所で働いています。5年前に結婚した夫が転勤族で、全国どこでも働けるよう手に職をつけたいと思うように。学生の頃から大好きだったネイルを学んでみようと学校へ通ったところ、想像以上に楽しかったんです。
パラリーガルの仕事は好きだけどネイルももっと極めたい、そんな想いを職場に伝えたところダブルワークの許可が下りて。
皆さんに協力いただき、平日1〜2日と休日を使ってネイリストとして働くようになりました。10年以上を同じ環境で働いていたので、新しい職場はすごく刺激的でした。ネイルの技術に限らず、接客や仕事の段取りなど、パラリーガルとは違ったスキルを習得できたり、お客さまの喜びをダイレクトに感じられたり。徐々にですが、成長を実感できるのが嬉しいですね。
体力面を心配していただくことが多いのですが、好きなことなのでまったく苦じゃなく、ダラダラ過ごす休日よりも断然充実感があります。休日が減ったため、夫と日程を合わせて必ず一緒に過ごすようになったこともいい変化のひとつ。人間関係もぐんと広がり、表情まで明るくなった気が♪
「BLEND 広尾」に勤務。接客外の時間は新しいデザインを考えています
撮影/nae. 取材・原文/中西彩乃 ※BAILA2022年3月号掲載