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【 #松本潤 】松本 潤スペシャルインタビュー「信念で切り開く未来」

これまで、あらゆる物事に果敢に挑戦しながら己の信念を貫き、ストイックに生きてきた男。自らの力で成功体験を積み重ね、ぶれない“らしさ”を確立。さらなる高みを目指し、主演ドラマ「となりのチカラ」で新境地に挑む松本さんが、今語る言葉とは── 。

松本 潤 信念で切り開く未来

松本 潤


まつもと じゅん●1983年8月30日、東京都出身。A型。1996年にジャニーズ事務所に入所。数々のドラマや映画、舞台出演を経て、2016年、2018年に主演したドラマ「99.9-刑事専門弁護士-」シリーズも話題に。現在、主演映画『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE』が公開中。2023年放送の大河ドラマ「どうする家康」では徳川家康を演じる。

人間関係でいちばん難しいことは、失った信頼を取り戻すこと!

「人とコミュニケーションを深めていくには、信頼がないと何も始まらない。何が好きで何が嫌いか、何が許せないのかをある程度知っておかないと、関係性が壊れてしまうこともあると思う。価値観が近しい人ほど、ストレスなく一緒にいられるし、やっぱり仲よくなりやすいものだよね。だからこそ、自分は相手に対して、信頼を失うようなことはしないと心がけています」

主人公チカラに相談したいこと?今はないかな(笑)

「悩みがあっても、僕は誰かに相談したりはしません。ただ、チカラくんみたいに話を聞いてくれる人がそばにいたらいいんだろうなぁ。愚痴が言えるだけでも、気持ちが整理できたりするかもしれないし。たいていそういうものだよね。聞いてもらうことが重要ではなくて、話して満足できるときもあるわけだから」

「僕が演じる中越チカラは、何もできないけど、お節介やきで、周りの人が気になってしまうという、ちょっと変わったヒーロー。“頼りなくて中腰の男がみんなと向き合って、強いつながりを持っていく”という役を演じるのは、すごく面白いなと思いました。このドラマは、“同じマンションに住む個性豊かで、ワケありな住人たちのいろんな人間模様を描いていく”がテーマになっています。誰もが抱えている問題に、真摯に向き合っていく“チカラ”という人間を描きたいという話を、脚本家の遊川和彦さんに言われました。オリジナル脚本だし、僕自身もどういう作品になっていくのか、台本を読んでいて楽しみでもありました。ただ、いざ撮影が始まるとひたすらチカラがしゃべってるので、だいぶ大変ですね……。遊川脚本というのは、こういうことなのかと(笑)。遊川さんからの挑戦状にどうこたえていこうかと奮闘しているところです。」

「今までこういったホームドラマをあまり経験してこなかったので、僕にとってはすごく新鮮なことが多いです。上戸さん演じる奥さんがいて、子どもも二人いるという設定なので、家族で過ごすシーンもたくさんあって、楽しい時間を過ごしています。」

「ドラマのいちばんの見どころは、“人間愛”や“家族愛”です。チカラが周りの人を大切に思う気持ちを、自身の身のまわりに置き換えて感じ取ってもらえたらいいなって思います。少しでも心が温まったりほっこりしたり、こんなことができるのかもという想いが見ている方の心に芽生えたらとても嬉しいですね」

木曜ドラマ『となりのチカラ』

出演/松本 潤、上戸 彩、小澤征悦、映美くらら、ソニン、清水尋也、長尾謙杜、浅野和之、風吹ジュンほか
テレビ朝日系 木曜21時~

思いやりと人間愛にあふれるが、何をしても中途半端で半人前な男、“中腰の”中越チカラを松本さんが演じる。ちょっぴり“中途半端な男”が、孤独に生きる現代人の心を救う社会派ホームコメディドラマ。

取材・原文/山中ゆうき ※BAILA2022年2月号掲載

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