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【 #馬場ふみか さんインタビュー】映画『ひとりぼっちじゃない』でミステリアスなヒロインに挑戦

話題作への出演が相次ぐ27歳の馬場ふみかさん。演じる役柄とともに軽やかにステップアップしてきた現在地とは。映画『ひとりぼっちじゃない』の主演を通じて思うことを聞いた。

温かい雰囲気があるのに実は冷たいとらえどころのなさが好きだった

馬場ふみか

本人は“せっかち”な性格ながら、映画では「自分的に耐えられないくらい、ゆっくりしゃべることを意識した」と笑う。映画『ひとりぼっちじゃない』で演じたヒロインの宮子役は、存在自体が曖昧で、つかみどころのないミステリアスな女性。

「ふんわり温かい雰囲気があるのに、実は冷たさやトゲもある。とらえどころのないところが私は好きだったし、追いかけたくなるような役でした」

徹底的に映像にこだわった作品の中でも、ひときわ目を引くのが馬場さんの美しさ。どきりとさせられるうつろな視線、常に半開きの唇、ふわふわと柔らかそうな肌や、美しすぎる肩甲骨……。

「背中が映るシーンは肩甲骨をグイッと出しました。私、自由自在に動かすことができるんです(笑)。普段からボディケアもすごく頑張っていて、ぬれた状態のまま使うインバスのボディクリームやセラミド配合のクリームを使って、とにかく潤いを与えます。理想は“もちふわ”の質感。顔に比べてボディケアは後しにしがちだけど、やればやるほど変わるから面白いんです」

“可愛い”と表現したくなるイノセントな雰囲気が魅力だけど、今年の6月で28歳を迎える。

「最近まで大学生を演じていたのに、この前は初めて主婦を演じたり。役柄が変わってきたことは実感します。私自身は年齢を重ねているだけだし、今後、結婚や出産をするかもわからない。でも、役で子どもを産んだり、お母さんを演じる日が来るのかなーって考えるだけで楽しみなんです。お仕事でいろんなライフステージを疑似体験できる、面白い年齢になってきた気がします」

映画『ひとりぼっちじゃない』

©2023「ひとりぼっちじゃない」製作委員会

映画『ひとりぼっちじゃない』
出演/馬場ふみか、井口理(KingGnu)、河合優実ほか
監督・脚本/伊藤ちひろ
絶賛上映中
歯科医のススメ(井口理)が恋をしたのは、植物が生い茂る部屋で鍵をかけず暮らす、謎の多い宮子(馬場ふみか)。ある日、宮子の友人の蓉子(河合優実)から、宮子の身に起きた驚きの事実を告げられる。

ワンピース¥79200/ザ・ウォール ショールーム(FETICO) イヤリング¥3080(アリジェイ)・バングル¥31350(ドーラ)・2フィンガーリング¥22000(ユーキヨシオカ)・ゴールドリング¥28000(オーヴ)/ロードス その他/スタイリスト私物

馬場ふみか

馬場ふみか


ばば ふみか●1995年6月21日生まれ、新潟県出身。2014年に俳優デビュー。近年の主な出演作はドラマ「やんごとなき一族」「恋と弾丸」「夫を社会的に抹殺する5つの方法」「ギバーテイカー」など。『non-no』専属モデルとしても活動中。

撮影/中田陽子〈Maettico〉 ヘア&メイク/北原 果〈KiKi inc.〉 スタイリスト/石田 綾 取材・原文/松山 梢 ※BAILA2023年5月号掲載

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