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#長澤まさみ さんインタビュー「振り返らず、前を向き、軽やかに歩む」【BAILA5月号カバーインタビュー】

BAILA5月号の表紙を飾ってくれた長澤まさみさんにインタビュー。春と夏、新しくやってくる季節をキーワードにひもとく、長澤さんの挑戦と成長の軽やかな美学とは?

長澤まさみ

「私、四季の中でも夏がいちばん好きなんです。極度の寒がりで、冬は服を4枚重ねて着るのが当たり前。だからこそ、薄着の季節がとても嬉しくて。身にまとう布量が少なくなるだけで身も心も軽やかになるじゃないですか(笑)」

夏の訪れを感じるのは“長袖”が“半袖”に変わったとき。

「今年も大好きな夏を楽しみたいのですが、残念ながら、仕事で忙しくなりそう。その代わり、春は自分時間を楽しめそうなので、まさに今、友達と旅行の計画を立てているんです」

普段から「心の動きを忘れないように、やりたいと思ったことはメモするようにしている」という長澤さん。「今、興味があるのはK-POPダンス。TWICEやBLACKPINKみたいに踊れたら楽しそうじゃないですか」と笑う。日々を軽やかに楽しむ彼女にその秘訣を尋ねると「人」という答えが返ってきた。

「新しい風を運んでくれるのも人なら、異なる意見や考えで学びや気づきを届けてくれるのも人。人と接することで日々も自分も豊かになっていくと私は思うので」

この春、公開される映画『ロストケア』も“人”の意見に触れたくなる作品だ。介護をテーマに描かれる悲しい事件。どうすればよかったのか、違う未来には導けなかったのか……観賞後にわき上がる様々な思いをきっと誰かと共有したくなるはず。今作では犯罪者と対峙する検事を熱演。ここ最近、骨太な作品が続きその演技が高く評価されている長澤さんだが、本人は「自分の成長はよくわからない」と語る。

「ただ、成長したいとは常に思っています。人生は一生勉強だし、勉強をやめたらつまらない。できることはたくさんあるのに挑戦しないのは時間を無駄にしている気がするから、私は気になることにどんどん手を出すような歩み方が好き」

「成長した」と後ろを振り返るのではなく「成長したい」と前を見る。彼女はいつだって未来に向かって歩いている。

「友達との会話も昔話より近況報告のほうが楽しくないですか? 過去ではなく“今こうしている”の話ができる自分でありたいから興味や趣味を深めたり本を読んだり……それは自分を育てることにもなるし。また、そうすると話題のトピックが増えるから、愚痴や噂話なんて余計な話題が出なくなるんですよね。自分が前を向けば心も前を向く。新しいことを始めたくなる春、私もさらにアップデートしたいですね!」

シャツ¥320000・スカート¥620000・バッグ(高さ20×幅24×マチ11㎝)¥660000・ネックレス¥255000・リング(右手中指)¥155000・(右手薬指)¥60000・(左手中指)¥120000/クリスチャン ディオール(ディオール)

映画『ロストケア』
42人もの命を奪った連続殺人犯(松山ケンイチ)と対峙する検事(長澤まさみ)。なぜ、彼はそんなに多くの人の命を奪ったのか。その真実を探るなかで明らかになっていく悲しい事件。「決して遠くの世界ではない出来事。この映画が何か考えるきっかけを届けることができたら嬉しいです」(長澤さん)。3月24日より全国にて公開。

長澤まさみ

長澤まさみ


ながさわ まさみ●1987年6月3日生まれ。昨年はドラマ「エルピス-希望、あるいは災い-」で見せた演技が大きな話題に。ユーモアあふれる詐欺師役から狂気的な母親、骨太な検事やアナウンサーまで、どんな役柄も乗りこなす演技力が評価されている。3月25日にWOWOWにてコントドラマ「松尾スズキと30分強の女優」が放送予定。

撮影/伊藤彰紀〈aosora〉 ヘア/KENICHI〈SENSE OF HUMOUR〉 メイク/YUMI ENDO〈eight peace〉 スタイリスト/上杉美雪〈SENSE OF HUMOUR〉 モデル/長澤まさみ 取材・原文/石井美輪 ※( )内の数字は(高さ×幅×マチ)で単位は㎝です ※BAILA2023年5月号掲載

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