【 #SexyZone #佐藤勝利 #松島聡 #菊池風磨 #中島健人】Sexy Zoneスペシャルインタビュー「進化と継続」【BAILA × Jの鼓動】

平均年齢14.4歳で衝撃のデビューを飾ったSexy Zone。メンバーの成長を愛し楽しみ、12年目を迎えた。月日を経て変わったこと、変わらないことを通じて新たなステージに突入し、輝きを増す彼らの今に迫る。

「メンバーとは四六時中一緒にいるわけではないのに、何を考えているかはだいたいわかってしまいます。もちろん全部が全部ではないけど、“ちょっといつもと様子が違うかも⁉”くらいの小さな変化も気づけるほうなので。意識して観察したりはしないけど、僕自身がわりと繊細なタイプの人間だからか、“見えちゃってる”という感覚」

「ときには、あえて見ないようにすることもあります。相手にとっても自分にとっても、必要なときとそうじゃないときがあるから。不調なときは早めに声をかけたいなって思っているし、最近はそういう気づかいが自然にできるようになってきた気がします！」

「プライベートの僕はかなりめんどくさがりなので、そこはどうにかしないと（笑）。今やっておいたほうが楽なのはわかっていて時間がたったらさらに面倒になるのに、食器洗いとかはついつい後まわしに。結局やるんだから、食べたら即片づけができるようになりたい！」

「逆に、変えたくない部分は、誰かのためになることをしていたいと思うこと。僕は心の変化にセンサーが反応しがちな分、人が喜んでくれたその気持ちの影響もすごく大きいんです。“自分が自分が！”という考えだけで動いたらダメになってしまう環境で、グループのセンターをやらせてもらっていることもあって、自戒のつもりじゃないけど、“誰かのために”という想いが強い。きれいごとに聞こえるかもしれませんが、自分のモチベーションはこれからも“人の役立つこと”です」

「細かい変化やちょっとしたアレンジを取り入れていくのは好きなんですが、急にガラッと環境が変わったりするのは苦手なタイプです。楽しめないわけではないけど、すぐになじむなんてできないし、順応するまで時間がかかっちゃうんですよね。新しい生活に慣れるまでにかかる時間は普通の人より絶対長いと思います、引っ越し好きなのに（笑）」

「スマホの機種変くらいの小さな変化は得意なんですよ。昔は2週間に1回くらいのペースで変えたりしていたので、忙しかった！　最近はだいぶ落ち着いてきて、今の機種は使い始めて4カ月くらいです。いつまた機種変をしたくなってしまうのか、要注目ではありますけどね（笑）」

「大きな変化とまではいかないけど、デビュー当時と比べたら思考が柔軟になって、精神的にも余裕ができたと思います。10代のときは固定観念にとらわれまくっていたので……。今は、“人は人、自分は自分”、いろんな生き方があるし、答えはひとつではないと知り、だいぶ楽に！物事をポジティブにとらえて進めていけるようになったのは成長です」

「それ以外の変化は自分では気づきにくくて。誰かに指摘されたりしない限り迷宮入り（笑）。ちなみに、大人になって好きになった食べ物はナス。ぶよぶよした食感が苦手だったけど、ナスのお味噌汁で克服！　今は麻婆ナスや焼きナスまで食べられるようになり、むしろ大好きになりました♡」

「中学2年生でジャニーズ事務所に入所し、CDデビュー後も、“変わらないこと”を仕事のモットーとしてやってきたつもりです。今後もそうでありたいと思う気持ちが強いけど、外から見たら10代の頃と今とでは、何かしら変化しているんだろうし、きっと、近くで僕を見てくれてた人にしかわからないこともあるはず」

「食べ物だったら自分でも説明できますよ！　以前はコーヒーといえばブラック一択で嫌いだったはずのカフェラテが、いつの間にか大好きになりました。牛乳をちょっと入れてクリーミーにするのにハマっています。味覚の変化くらいしか、自分分析ではわからないなぁ」

「内面をそこまで深く掘るかといわれると、そういったたぐいのことは一切しないんです。でも、外見の変化はその都度認識しているし、それぞれの最新の好みもちゃんと把握しています。たとえば、最近の勝利は襟足長めのスタイルが好きとか、松島の場合服は派手めだったのが今はシックになったし、中島の髪色は青から黒に変わったねって感じで」

「そういう変化に目が行くようになったのは、ライブ構成を作っているのがデカいかもしれません。今好きなテイストの服や聴いている音楽も知っておきたいんですよ。一つひとつがライブを組み立てる要素になってくるから。相手といい関係性を築く上でも、大事なことかもしれないですね」

「デビュー当時の映像や写真を見ると“雰囲気が変わったね～”って言われますが、そりゃ17歳の頃に比べちゃったら今はそれなりに大人びましたよ（笑）。色々抱えるものも増えたし、先輩のいる現場でも甘えることなんかできない年齢ですしね」

「自分は自分でしかないから、大きな変化はないと思うけど、実はこの間料理が好きな自分を発見しました！ これまでは、ごはんを作る時間がもったいなくて、正直出前に頼ってばかりで……。それが今では、自炊がすごく楽しくて、リフレッシュにもなっていて。経験値も上がって、出前の冷めた料理より格段においしい！　自分で作って食べて、片づける作業までが幸せタイムです♡」

「自分の成長具合はよくわからないけど、ほかのメンバーのことなら任せて！　勝利はライブ中のステージで目が合うようになって。今までは、きっとアイコンタクトをする余裕がなかったはず。歌番組やMVの収録でも楽しんでいるのが伝わってくるし、パフォーマンス中にセッションできるようになったのは、僕にとっても嬉しいこと。菊池は社交的になった気がする。昔は仲のいい人にだけ心を開いていたというか。大人になって社会経験を積み、いろんな人とからんで変化したんだろうね。松島は主張できるようになったかな。昔はすぐに引いちゃってたけど、今は“自分はこうしたい”って、アピールできるようになったと思います」

「勝利はずっとセンターでやってきて、いろんなプレッシャーを抱えながら、きっと一人で闘ってきたところもあるはず。僕ら全員グループに対する思いは強いけど、勝利は人一倍。そこは変わらずいてほしいな。グループがピンチのときに心に響く言葉が出てくるところや、対応がすごく冷静なのは昔からだね」

「聡くんはすごくまじめで、“変わらなきゃ！”って思っちゃう人だから、普通の人より変化がわかりやすいかもしれないです。まっすぐに物事を受け取れるところや、素直さが魅力だから、何歳になってもそこは変わらないでいてほしいですね。大人になったって、そのままでいいこともいっぱいあると思うよ！」

「バラエティ番組で活躍する菊池は本当に面白いし、みんなをハッピーにする笑いを提供してくれるよね。瞬発的なコメントやリアクションは、今のままずっと変わらないでほしいです。プールで泳いでいて、水着が溶けちゃったときのリアクションとか最高でしょ！　彼にしかできないことはそのままでね！」

「中島は昔からこのまんまだし、変化はそこまでないかな。変わらないでいてほしいところは存在というかキャラクターですよね。これからも“セクシー”を言い続けてほしい。彼だから成立するキャラクターじゃないですか。ほかの人にはできないことだからこそ、そのポテンシャルを大切にしてくれたらいいな」

「勝利はむしろ、どんどんこれから変わっていくべきだと思うよ。もっと殻を破って、自分の好きなことをして、自由な表現をしてほしい。強いメンタルをつくっていけたらいいよね。変わらないでほしい部分は、だからないかな。唯一挙げるなら、俺のことをよく理解してくれてるところ。今後も変わらずよろしく！」

「ケンティはなんでも有言実行でやり続ける男。昔から変わらないスタイルですね。自分があることもすごいし、得意じゃないこともやり続けて自分の武器にできるタイプ。ブレない強さがケンティスタンスだと思うので、これからも、攻めの姿勢は変えずにいてね」

「風磨くんは考え方がすごく柔軟。打ち合わせのときもいろんな案を提案してくれて、感謝しています。ひとつの考えにとらわれずに選択肢を出してくれるから、僕らも選びやすいし、ついていきたくなる！　瞬時に対応できる能力がある人だから、その柔軟さはこれからも変わらないと思うし、そうであってほしいな」

「昔の松島は派手めの服が好きだったけど、今はシックでだいぶキレイめに変わっていったんだよね。誰にでも優しくできるところは変わらないでいてほしい。ただ、気をつかいすぎちゃう子なんで、自分にも優しくね。気疲れで本当に疲れちゃうこともあると思うので、無理しない程度に力を抜いてほしいから！」

「ステージに立ったり人前に出るとドキドキするし、いまだに慣れません（笑）。記者会見も苦手だし。ある程度の緊張感はあったほうがいいのはわかっているから、うまくつきあっていきたいですね」

「大学時代の友人の結婚式に参列し、ものすごく感動して鼓動が高鳴りました。新郎や友達との再会も懐かしくて、最高な一日に。僕自身の結婚式なら、恥ずかしくて高砂に座ってられないけどね（笑）」

「Sexy Zone初のドームツアーは、どの公演もドキドキしまくりだったなぁ。その中でも『夏のハイドレンジア』でピアノ演奏をしながら歌唱をしたんですが、指が震えまくるし、心臓が爆発しそうでした」

「ライブが始まる直前がドキドキの最高潮！　衣装に着替えて、ステージ裏の階段を上りながらメンバーの後ろ姿を見ていると、鼓動が高鳴ります。特に去年のドームは、いつもと違う景色だったなぁ」

「カップリングの『timeless』は作詞をメンバーで担当したので、思い入れがありますね。タイトルはメンバーと話し合って、あれこれいろんな案を出し、最後はマリウスが選んだ言葉に決めました！」

「僕らの今までのポップ＝可愛くなりがちですが、今回は歌詞の世界観やメロディラインもちょっとムーディ！　歌詞が言葉遊びっぽい感じになっているところにも注目して、聴いてみてください」

「誰かに想いを馳せると、気持ちが募りすぎてときにやるせない気持ちになったりすることがあるよね。そんな感覚がうまくメロディと歌詞に抽出されていて、思わず溶けてしまうような曲です！」

「『timeless』は、マリ（マリウス葉）ちゃんと一緒に5人で作詞した一生大事にしたい曲。明るい未来を思い描けるような曲だから、僕らのファンの皆さんだけでなく、老若男女問わず多くの方に響いてほしい」

NEW SINGLE「Cream」

Sexy Zone 通常盤￥1210／ユニバーサルミュージック
通算23枚目となるニューシングル「Cream」は大人のラブソング。菊池さんが出演するテレビ東京 ドラマParavi「隣の男はよく食べる」の挿入歌に。カップリング曲にも注目！

取材・原文／山中ゆうき　※BAILA2023年6月号掲載