彼がいるだけで、空間全体が明るく清々しくなる。そんな魅力を持った心地いい人、なにわ男子 大橋和也の現在地。前中後の後編です。
なにわ男子・大橋和也
なにわ男子
大橋和也
おおはし かずや●1997年8月9日生まれ、福岡県出身。特技はダンスやアクロバット。食べることが大好きで、中でもプリンが大好物。12月13日公開予定の映画『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』では初の教師役に挑戦している。
考えすぎる癖にとらわれず、気持ちで動く自分も大事にしたい
(インタビュー中編から続く)
続けて、入れ替わったときに大橋さんを上手に演じることができるのは誰かを尋ねてみると、「うーん……なりすますのが上手なのは、人をよく見ている流星かな。別人ってすぐわかるのは、(高橋)恭平(即答)。恭平は誰と入れ替わっても自分で居続けようとすると思います(笑)」
常にメンバーを思い、一人ひとりの名前を頻繁に口にする大橋さん。自身の可愛さの種類を自己分析してみてもらうと、「元気で明るいってとこですかね〜」と不器用な答えが戻ってきた。現在、27歳。30歳の自分も見えてきた今、これから始めてみたいこと、こんな大人でありたいという理想はあるのだろうか。「何かしらの免許や資格に興味があります。料理も好きだから食に関わるものとか。大人になるにつれて考え方もどんどん変わっていくと思うんですけど、年を重ねても子どものような好奇心は持ち続けたい。大人になっても遊び心がある、余裕を持った人でありたいですね」
明るく清々しい表情の合間で見せる包容力のある話しぶりからは、大人の成熟が漂う。それでも「大好きなプリンを最高のシチュエーションで食べられるなら、森の中で川のせせらぎを聴きながらがいい! そのときは昔ながらのかためのプリンがいいですね」と笑う。ピュアな存在感と包み込むような落ち着きを持った人。大橋和也の表現力は、年を追うごとにさらに広がるに違いない。
「年を重ねても遊び心はそのままで。ふと可愛らしさがにじむそんな大人に憧れます」
「民王® Inspired by 池井戸 潤」
テレビ朝日系 火曜21時〜放送中
池井戸潤の小説を遠藤憲一主演でドラマ化した「民王」が原作にインスパイアされ、9年ぶりに新たなキャストを加えて帰ってくる。遠藤演じる総理大臣、泰山が毎話、全国民の誰かに入れ替わり、未曾有の事件に巻き込まれていく。
構成・原文/前野さちこ ※BAILA2024年12月号掲載