人懐っこくて、いつだって自分の気持ちに正直。だけど、時折見せる大人びた表情にドキッとさせられる。私たちの心をつかんで離さない、中村嶺亜さんのいくつもの魅力をひもときます。
24時間365日、幸せにしてくれるってこと

中村嶺亜
なかむら れいあ●1997年4月2日生まれ、東京都出身。5人組グループ・KEY TO LITのメンバー。現在は、全国ツアー『KEY TO LIT Arena Tour 2025 WAKE UP THE FOOL』を開催中。ドラマ「極道上司に愛されたら」に出演するなど、俳優としても活躍の場を広げている。
好きを見つけるのが上手だから
僕は、何事もポジティブに変換するのが得意な性格。うまくいかないことがあって悔しい思いをしても「これをバネに成長できるかもしれない」って考えられるし、ライブで振りを間違えても「まぁ可愛いからいっか!」って瞬時に切り替えられるんです。仕事や人に対して、イヤなところよりも好きなところを探すようにしているのも、そんなポジティブ変換の一環。別にいい人に思われるための戦略とかではなくて(笑)、そのほうが自分自身がハッピーでいられて、居心地がいいんですよね。
仕事に情熱を持ち続けているから
CDデビューは絶対にしなきゃいけないと思っているし、そのあとに輝いていくことが僕にとってのいちばんの夢。だから、事務所に入ってからの16年間は、どんな未来が待っていようとアイドルを続ける理由しかなかったです。もちろん、しんどいなって思う瞬間もあります。そういうときは、自分を上手にごまかすことが大事。たとえば毎日腹筋を100回やるって決めて80回しかできなくても、「だいたいやったからOK!」ってハードルを上げすぎない。そうすると、次の日また頑張れたりするんです。
思いを言葉にする力があるから
父には誕生日に「いちばん尊敬してる」ってメールを送るし、母には「いつもありがとう」、妹には「マジで大事な存在だから」って言える。大切な人に対しては、思いをしっかり伝えるほうです。言葉にしなきゃわからないことって、絶対にあると思うから。それに何よりも、あのとき伝えておけばよかったって後悔したくないんですよね。相手のことを思っての行動ではあるけれど、気持ちを言語化するのが好きな自分のためでもあるんです。
心の距離をゼロにする魔法が使えるから
周りからは「人たらし」と言われがちな僕だけど、実は人見知りだからこそしゃべる、というタイプ。相手のことがわからない時間がいちばんイヤなので、「休みの日は何してますか?」みたいな質問をたくさんして、解像度が高まるようにしています。一時期、宝塚歌劇団出身の方と共演する機会が多かったからか、年上のお姉さんはいちばん話しやすい存在。皆さんが「嶺亜くん」って呼んでくれたので、僕も“ちゃんづけ”させてもらっていました。
私にしか見せない顔があるから
恋人の前では、相手が望む自分でいたい。キュンとさせるセリフも言えるし、落ち込んでいたら料理を作って元気づけます! 僕は、お餅を焼くこととコーンフレークに牛乳をかけることしかできないけど(笑)、失敗してもいいんです。「じゃあ……出前とろっか」ってなっても、面白いじゃないですか。何かしらの笑いを起こして、相手をいつのまにか笑顔にできていたらいいなと思います。
カーディガン¥33000/インターナショナルギャラリービームス(インターナショナルギャラリー ビームス) その他/スタイリスト私物
撮影/三瓶康友 ヘア&メイク/浅津陽介 スタイリスト/壽村太一 取材・原文/吉川由希子 ※BAILA2025年11月号掲載
























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