羊文学、2年ぶりのアルバム『Don’t Laugh It Off』をレビュー【音楽流行キーワード ワールドツアーの隆盛】

今年初めに米・レコーディングアカデミーが2025年の音楽トレンド予測を発表し、J-POPの世界的ブームを予見。その注目度を追い風に、今年はJ-POP界のトップランナーたちが次々とワールドツアーを展開し、活躍の場を世界へと広げている。

アニメ主題歌に起用された楽曲のヒットにより、海外でも人気を高めている羊文学も、今年はアジアのみならず欧米でもツアーを敢行し着実にファン層を拡大中だ。そんなバンドが2年ぶりにアルバムを発表。「笑ってごまかさないで」を意味する本作では、ストレートな言葉と、力強く鳴り響きながらも包み込むように広がるサウンドが魅力の楽曲がそろう。「そのとき」や「春の嵐」は揺れる心に寄り添い、そっと希望の光をともしてくれる。

’20年にメジャーデビュー。Vo.&Gt.塩塚モエカ、Ba.河西ゆりか、Dr.フクダヒロアからなるオルタナティブロックバンド。

EP
『i-dle』i-dle
10/3発売　
¥2000
ワーナーミュージック・ジャパン

韓国発の5人組グローバルガールズグループ、i-dle。リーダー・ソヨンが手がける、主体的な女性像を描く音楽で高く評価されている。リード曲「どうしよっかな」は、経験を重ねた私たちの心に、幼い日の純粋な好奇心を呼び覚ます。

ALBUM
『The Art of Loving』Olivia Dean
配信中　
ユニバーサル ミュージック

UK出身のOlivia Deanが、自宅で仲間らと制作した、愛とぬくもりに満ちた12曲。映画『ブリジット・ジョーンズの日記サイテー最高な私の今』の公式リード曲「Nice To Each Other」は、複雑な恋愛の先にある希望を感じさせる一曲。