コーチェラ出演が決定！ ポップアイコン・LISAの多彩なニューアルバム『Alter Ego』をレビュー【音楽ナビ】

非英語圏アーティストのグローバルな人気が高まる中、音楽フェスのヘッドライナーも多様化。2023年には、アジア人初のヘッドライナーとしてBLACKPINKがコーチェラの歴史を塗り替えた。そのメンバーでタイ出身のLISAが、昨年2月に自身のマネジメント会社「LLOUD」を設立しソロ活動の新章をスタート。“別の人格”“もう一人の自分”という意味を持つニューアルバム『Alter Ego』には、スターの自信に満ちた「Rockstar」やフェミニンな「Moonlit Floor」などが収録。ひとつの肩書きにしばられずワールドワイドに活躍するLISAの多面性が色濃く反映されている。そんな彼女はソロで今年のコーチェラに出演予定。唯一無二のパフォーマンスで、またあのステージに歴史を刻むだろう。

Profile
1997年生まれ、タイ出身。インスタグラムのフォロワー数は約1億人。「ルイ・ヴィトン」のハウスアンバサダーを務める。

ALBUM
『LEGION』　Creepy Nuts
3/12発売
通常盤 ¥3600
Sony Music Labels

世界的ヒット曲「Bling-Bang-Bang-Born」や「オトノケ」など全15曲。R-指定の変幻自在なラップ&ボーカル、DJ松永の洗練されたビートが融合し、J-POPの歴史に刻まれる革新性を放つ。「二度寝」は“正しさ”への怯えを和らげる一曲。

ALBUM
『For Melancholy Brunettes（& sad woman）』　Japanese Breakfast
3/21配信
ビッグ・ナッシング／ウルトラ・ヴァイヴ

アジア系アメリカ人のミシェル・ザウナーのソロプロジェクト“Japanese Breakfast”。前作で大きな成功を収めた彼女が、本作では“欲望の危険性”を表現。ロマン主義の風景画や古典文学に影響を受けたメランコリックな全10曲。