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【 #松村北斗 さんインタビュー】2025 年、30歳に。「今」の松村さんの素顔に迫る

穏やかな空気をまといながら、どこかつかみどころがなく、ひょうひょうとクールに見えるけど、実は情熱的な人。語り出したら止まらないほど、その魅力は無限大。そんな松村北斗さん、30歳になって感じた“素顔”のホンネを聞きました。

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松村さんの素顔

2025年、30歳に。素顔で語る「今」

―― 今年30歳を迎えますが、想像していた30歳と比べてどうですか?

「小さい頃、30歳以上の男性が“30歳からが人生本番だから!”と口をそろえて話しているのを聞いて、正直、“20代になんとかなっていないんだったら、なんともなんねーよ!”って思っていたんです。でも、今思うと本当にそのとおりで! 最近も、同じ言葉を何回も言っている自分に気づき、“何を言ってるんだ、このおじさん”と思っていた過去の自分を反省しました(笑)」

―― ひとりの男性として、大人になったなと思う部分はありますか?

「ドラマで演じた役の影響もあって、不自由なく、戸惑うことなく、子どもと接することができるようになったことがなによりの成長! 親友とディズニーランドに行ったときも、アトラクションに並びながら、前の子どもとどんどん仲よくなっちゃって。保育園でバイト経験ありの親友と2時間遊び倒しました(笑)。思いがけず、大人と子どもに分けられた瞬間を感じ、僕ももう大人にカテゴライズされるのかなと感じた出来事でしたね」

―― 俳優としても目覚ましい活躍の松村さん。俳優デビューは17歳。10年以上のキャリアを重ねて、向き合い方に変化はありますか?

「俳優活動を始めた頃は、アイドル活動の延長線上という考えが強くて。作品に寄り添うというより、自分の知名度、人気に直結することしか考えていなかった気がします。そのうち、自分のやっていることが違うと感じて、作品をより理解しようと努力したり、関わる人を興味深く追うようになって、やっと面白さに目覚めました。“今まで全然お芝居してなかったな。ちゃんとやってみたいな”と気づけたのは、20代前半でしたね。中途半端だった僕をぐっと正してくれた監督さんや、今の噓みたいに奇跡的なキャリアへと引っ張ってくれた作品、キャストの方との出会いも、とても大きな存在です」

―― 役に真摯に向き合うストイックさを持ちながら、とても自然体で等身大の演技も魅力です。俳優として、今、大切にしていることはなんですか?

「“しんどいな”と思うことも多いけど、その“しんどい”がないと何も起こらない。何も変わらない、何も成長できてない……としんどさを繰り返し、もがく中で、突然評価が返ってきたりするので、そこまでどれだけ耐え忍ぶかが勝負。しんどさだけを受け取っていたら、到底もたない職業ですから。“しんどい”が“辞めたい”につながらないようにコントロールしながら、今は逃げずに芝居に向き合うことができています」

―― しんどさとうまくつきあいながら、オンとオフはどんな風に切り替えていますか? ゼロに戻る瞬間は?

「今、仕事が終わったらやると決めているゲームがあって、そのログインボーナスを受け取ると“あ、終わったな”と素の自分に戻れます。ちょっと小難しい操作もあるので、いったん、頭から仕事のことが抜ける時間に。仕事のことを引っ張りたくないので、次の日の台本は帰りの車できっちり読みこんでから、ログイン! 台本とゲームのログインがオンとオフのスイッチですね」

―― 映画『ファーストキス 1ST KISS』では、松村さんも敬愛する脚本家・坂元裕二さん、塚原あゆ子監督との初作品となります。現場で受けた学びや刺激はありますか?

「この撮影の前に、アフレコをしてきたところですが、坂元さんらしい表現、文脈、言葉選び……すべてに感銘を受けました。僕自身エッセイを書いたりもするので、“うわー、ここでこの表現か!”とイチファンとして楽しんでしまったほど。テスト読みの段階で、監督とプロデューサーが感動して泣くという、初めての体験も(笑)。それほどに素晴らしい作品に出会えて役者冥利につきます。バイラオム読者の、大人のみなさんにこそ刺さる作品になっていると思います」

松村北斗


まつむら ほくと●1995年6月18日生まれ、静岡県出身、B型。2020年、SixTONESのメンバーとしてCDデビュー。2012年に俳優デビュー以降、『カムカムエヴリバディ』(2021)で朝ドラ初出演、映画『すずめの戸締まり』(2022)では声優デビューを果たすなど、数々の話題作に出演し、俳優としても躍進中。

映画『ファーストキス 1ST KISS』

©2025「ファーストキス 1ST KISS」製作委員会

映画『ファーストキス 1ST KISS』
出演/松たか子、松村北斗ほか
2025年2月7日(金)公開 配給/東宝
坂元裕二脚本×塚原あゆ子監督が贈るオリジナルラブストーリー。結婚15年目に事故で夫を亡くし、夫と出会う直前の日にタイムトラベルをする主人公・硯(すずり)カンナを松たか子さんが、夫・硯駈(かける)を松村さんが演じる。

構成・原文/松井美雪 ※BAILAhomme vol.4掲載

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