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【SEVENTEENライブレポ】「このエネルギーを韓国にいる4人にも伝えます」。9人で臨んだ〈SEVENTEEN WORLD TOUR[NEW_]IN JAPAN〉東京ドーム12月11日公演

【SEVENTEENライブレポ】「このエネルギーを韓国にいる4人にも伝えます」。9人で臨んだ〈SEVENTEEN WORLD TOUR[NEW_]IN JAPAN〉東京ドーム12月11日公演

9月に行われた韓国・仁川での公演を皮切りに北米、アジアを回る13人組グループSEVENTEENのワールドツアー[NEW_]。メンバー13人のうち、JEONGHAN・WONWOO・HOSHI・WOOZIが兵役に入り9人での体制で挑んだステージは、これまで以上に個々の魅力が際立つものでありつつ、13人でまた舞台に上がる約束をするSEVENTEENにとって新たな章の幕開けともなった。
2日間で10万人を動員した東京ドーム公演の初日ライブをフルレポート!

SEVENTEEN WORLD TOUR[NEW_]IN JAPANの全員写真

(P)&(C) PLEDIS Entertainment

JUNとMINGYUがフェラーリとランボルギーニで登場!

端から天井までCARAT(SEVENTEENのファンダム名)で超満員の東京ドーム初日公演。開演の合図となる会場の暗転後、「Bad Influence」をバックにアリーナ席の両サイドから真っ赤なフェラーリに乗ったJUNと黄色のランボルギーニに乗ったMINGYUが登場するド派手なオープニングで幕開け。その後、メインステージ中央からTHE 8、センターステージにDKとSEUNGKWAN、メインステージの階段からJOSHUAとVERNON、再びセンターステージにDINOとメンバーが順に現れる。最後に統括リーダー・S.COUPSがステージ正面に登場すると一層の歓声が。

モノトーンのシックな衣装をまとったメンバー全員がメインステージに揃い競り上がると、「HBD」のイントロが流れMINGYUの第一声でライブがスタート。“今日を思うままに生きてやるんだ”という情熱的な曲と火柱が上がる舞台に、会場のボルテージは一気にマックスに。次いで「THUNDER」と5thアルバム『HAPPY BURSTDAY』のリード曲を歌い、CARATの歓声もヒートアップ。

「お久しぶりです、東京」。CARATへ9人が挨拶

エネルギーに満ちたオープニングを経て、CARATへの挨拶タイムに。「お久しぶりです、東京」というS.COUPSの声を皮切りに、9人がそれぞれコメント。今回の公演のお約束のコール「SEVENTEEN CARAT(チャッチャッ)NEW!」をCARATと掛け合ったり、彼ららしい和やかなムードに。12月の木曜日という平日に開催されるコンサートにも関わらず、満員御礼なドームにお礼を言うシーンも。

先週末の大阪公演を挟み、東京で束の間の休日を楽しんだとMINGYU。「とんかつ、焼肉、ラーメン、そば、美味しいものをたくさん食べました」と報告し、「ピザも食べました」と言うMINGYUに「何のピザを食べたの?」と聞くDK。「30分前にドミノピザを食べました」とコメントし、そこから次の曲「Domino」に入るチャーミングな流れに(笑)。

弾き語りからランウェイまで。9人9様の個性が際立つソロステージ

JOSHUA・JUN・THE 8・VERNONによるダンスチューン「Network Love」、VCRを挟み、会場は一転して真っ赤なライティングに。今回のツアーでフィーチャーされたのが各メンバーのソロステージ。グループ内でも高いダンススキルを誇るマンネ・DINOのステージからソロターンがスタート。

SEVENTEEN WORLD TOUR[NEW_]IN JAPANのDINO(ディノ)のソロ

(P)&(C) PLEDIS Entertainment

白Tにデニムというシンプルなルックで登場したDINO。掠れたハイトーンボイスでキレのいいダンスと共に披露するのは「Trigger」。彼の一挙手一投足に合わせてCARATから声が上がるステージでは、とりわけ美しいボディロールとサビの歌詞に合わせて銃のトリガーを構えるようなポーズで割れんばかりの歓声が。

SEVENTEEN WORLD TOUR[NEW_]IN JAPANのJUNのソロ

(P)&(C) PLEDIS Entertainment

曲終わり、メインステージに立ったDINOの背後に重なるようにして現れたJUN。ソロ曲「Gemini」をイメージしDINOと背中合わせから対峙するように登場。翼をもがれた天使像をバックに舞い歌う美麗なステージは、透明感あふれるJUNの姿と歌声が相まって宗教画のような荘厳な世界観に。

SEVENTEEN WORLD TOUR[NEW_]IN JAPANのバーノンのソロ

(P)&(C) PLEDIS Entertainment

幻想的なステージから一転、打って変わってシンプルな舞台装置にロンTとデニム、そしてギターを手に現れたのはVERNON。OKAMOTO'Sのオカモトレイジと共作したロックナンバー「Shining Star」を弾き語る。ちょっとそっけないような歌い方が彼らしい飾らない個性となり、会場のCARATも聞き惚れていたのか歓声が最後まで上がらないほど。歌詞を一部「TOKIO」に変えるファンサービスに会場が沸く場面も。

カラーの違う3人のソロが終わり、再び9人が揃いグループステージに。バンドアレンジされたライブで人気の楽曲「SOS」では、正面ビジョンを9分割し全員の姿が映る迫力の演出。次いで情感豊かな「F*ck My Life」、今回の目玉演出のひとつでもあるCARATの頭上を通るムービングステージで「LOVE,MONEY,FAME」を歌い、CARATたちと交流した。

SEVENTEEN WORLD TOUR[NEW_]IN JAPANのジョシュアのソロ

(P)&(C) PLEDIS Entertainment

MC、やわらかく歌い上げる「Darl+ing」を挟み、再びソロステージに。モノクロで描かれた街並みを背景に、ステージ上に設られた街角のスロープのような一角にラフに座って登場したのはJOSHUA。「Fortunate Change」を街中で歌うようなコージーなムードで披露。歌声と共にモノクロの街が満開の花に彩られたり星の瞬く夜空になったり。キラーパートでは画面越しに視線を投げかけ、CARATから悲鳴のような歓声が。

SEVENTEEN WORLD TOUR[NEW_]IN JAPANのDK(ドギョム)のソロ

(P)&(C) PLEDIS Entertainment

街並みがNYに変わり、登場したのはDK。彼の愛称にちなんだ楽曲「Happy Virus」を、桜が咲く街路樹や裏路地、青空が抜ける通り道と背景を変えつつ、メガネにラフなニットとコンバースをまとったDKが歩き、ゆるりと座って歌う。アップテンポな美声と共にお散歩気分を楽しめ、ラストパートでは歌詞のテロップがビジョンに映し出されCARATとの合唱に。タイトル通り、多幸感が伝染していくよう。

SEVENTEEN WORLD TOUR[NEW_]IN JAPANのスングァンのソロ

(P)&(C) PLEDIS Entertainment

舞台にピアノが現れ、席に着いたのはSEUNGKWAN。雨粒がゆっくりと落ちる空模様を背景に、キャンドルが灯されたピアノで「Raindrops」を弾き語る。白いボウタイブラウスとグレーのパンツでいつもの愛らしい一面を封じ、静かに柔らかに歌い上げる。合間の間奏ではCARATから自然と大きな拍手が湧き起こる、エモーショナルなステージに。

SEVENTEEN WORLD TOUR[NEW_]IN JAPANのTHE 8のソロ

(P)&(C) PLEDIS Entertainment

スタイリッシュなモノクロVCRを切り替えに、先の3人の親密感あるステージングから一転。フードを被り浮遊感あるダンス曲「Skyfall」をダンサーを引き連れて披露するTHE 8。彼らしい優美でなめらかな動きと掠れたハスキーボイスが交差。フードを外す瞬間には、CARATからお約束の大歓声が。ラストはタンクトップ姿となり、センターステージでしなやかに踊り、次のMINGYUのソロ曲への煽りで繋ぐ。

SEVENTEEN WORLD TOUR[NEW_]IN JAPANのミンギュのソロ

(P)&(C) PLEDIS Entertainment

暗転し、胸元が露わなシルバーのセットアップでランウェイかと見紛うように花道に登場したのはMINGYU。女性ダンサーを従え、エレクトロニックなソロ曲「Shake It Off」がスタート。肉体美と端正な美貌を生かした彼にしかできないステージングでは、途中かけていたサングラスを外し、モニターに顔がアップとなる“ご尊顔堪能タイム”も。花道からセンターステージへ闊歩し、ジャケットを直す仕草に悲鳴が上がる一幕も。

SEVENTEEN WORLD TOUR[NEW_]IN JAPANのエスクプスのソロ

(P)&(C) PLEDIS Entertainment

MINGYUの曲が終わり彼の「make some noise!」 の声と共にメインステージに座るS.COUPSへスポットライトが移ると、CARATから今日イチの大きな歓声が。レザーのセットアップで火柱が上がる中、パワフルにヒップホップナンバー「Jungle」を歌う。扇情的にCARATを煽り、彼が首を傾げただけで大きな悲鳴が。ジャケットを脱ぎ捨て、エネルギッシュに動くステージでソロターンを鮮やかに締め括った。

ほぼサーキットトレーニング!? 怒涛のダンスナンバー

ソロターンを駆け抜け再び真っ赤なライティングに戻ると、自身のソロ曲同様赤いライトの中で踊るDINOのダンスから後半戦が開幕。印象的なギターのフレーズから始まる「HOT」のイントロが流れ、メンバーが次々にステージに登場。最後に現れたS.COUPSの「東京、Let's Go!」の声と共に会場のボルテージが再びアップ。曲半ばのダンスブレイク前、口火を切るDINOへメンバーが変わる代わる言っている掛け声「DINO、行きましょう!」はJUNが担当。そのまま「Highlight(日本語ver.)」、「ROCK」とパワフルなダンスナンバーが続く。キラーバースのボディロールでは、各メンバーがモニターにアップで映し出され大歓声が。最後の「HIT」までエネルギッシュに踊り切る、サーキットトレーニングさながらのハイカロリーなステージングは圧巻!

SEVENTEEN WORLD TOUR[NEW_]IN JAPANのダンスナンバー

(P)&(C) PLEDIS Entertainment

セットリストにない曲を歌い、CARATと掛け合いを楽しむ

口々に「暑いですね〜」と話しながら、MCに。会場のCARATにリクエストを聞き、セットリストにない曲をバンドと共に即興で歌うコーナーも。人気の高いデビュー曲「Adore U」や「Mansae」、「Pretty U」など初期曲を披露。「Pretty U」の曲中では、9年前のショーケースでミスをしたJOSHUAが当時の再現をし笑いを誘う場面も。MC最後は、S.COUPS恒例の「以上、SEVENTEENでした」の挨拶で締め、ラストスパートへ。

SEVENTEEN WORLD TOUR[NEW_]IN JAPANでのリクエスト時の写真

(P)&(C) PLEDIS Entertainment

DKの叩くドラムから始まる「Rock with you(日本語ver.)」からCARAT TIMEと呼ばれる幕間を経て、メンバーがCARATにもっと近づくトロッコタイムに。「A-Teen」「9-Teen」を歌いながら、ハートや投げキスを送りありったけのファンサを届ける。

メインステージのひな壇に集まり、「次の曲は僕たちの物語です」という言葉と共に「ひとりじゃない」を披露。次いで同じく日本語曲「あいのちから」を、雪景色のメリーゴーラウンドを背景にしっとり優しく歌い上げた。

「また全員揃って公演をやります」。完全体への約束をCARATに誓う

アンコール前、ひとりひとりが挨拶をする最後のMCではCARATへの感謝と共に、韓国にいる4人への想いも語るメンバー。全員のコメントをトーク順に抜粋してお届け。

SEUNGKWAN「(日本語で)楽しかったですか? 楽しかったし、幸せでした。皆さんのおかげで一生懸命頑張れました(拍手が起こる)。この年末をドームツアーで過ごし、だいぶ寒くなりましたがCARATがいつもそばにいてくれると思うと寂しくないし、寒いと思うこともありません。また13人全員で揃って公演をやりたいし、絶対にやりますという約束をしたいです。僕たちチームのことを好きになって下さっているCARATに改めて感謝したいです。(再び日本語で)お疲れ様でした。応援するのも大変ですよね」

JUN「足を運んでくれた全てのCARAT、ありがとうございます。平日なのにサイドの席まで埋めてくれて、皆さんのおかげでこんなに大きい会場で公演ができています。(ペンライトの)CARAT棒を振ってくれる時、本当に可愛いと思いました。『あいのちから』を歌う時、カメラ目線をしなきゃいけないのに、CARATたちを見たくてあちこち目線が泳いじゃいました(笑)。(日本語で)愛してます」

DINO「この広い会場を埋めて下さって心から感謝しています。どれほど僕たちのことを待っていてくれたのか、分かる気がします。待ってくれていた分、かっこいいステージを見せるよう頑張りましたが、むしろ僕たちが元気をもらえたような公演でした。(日本語で)しかし、コンサートはまだです! まだ遊びましょう! 愛してます」

S.COUPS「(低音ボイスで)お疲れ。ドームに来ることが夢でしたが、ずっと公演を続けられていることをCARATたちに感謝しています。ドームにはひとつ思い出があります。以前(怪我で活動を休止していた時)、客席からステージを見ました。それもよかったけど、やっぱりステージの上にいるのがいい。これからは、公演を抜けることのないS.COUPSでいたいと思います。このいいエネルギーを韓国にいる来られなかったメンバーにも伝えたいです。(日本語で)これからも頑張ります、大好き」

JOSHUA「いつもアンコールの時、会場をトロッコで回りますよね。本当はひとりひとりに挨拶をしたかったのですが、できなくて残念です、僕に手が100個くらいあればできたのに(笑)。でも本当に、会場を回りながら皆さんの愛の力を感じました(胸に手を当ててお辞儀)。先ほどメンバーも言っていたように平日にも関わらず、こんなに会場を埋めてくれて本当に感謝しています。(日本語で)そして最後に…“いとシナもん” 。ありがとうございました」

THE 8「今日も一緒に公演を楽しんでくれてありがとうございます。SEVENTEENのメンバーには空白がありますが、CARATはこの会場を空白なしで埋めてくれました。皆さんから頂いた愛情、それにしっかり応えられるアーティストになれるよう頑張りたいです。なので、あまり心配しないで下さい。しばらく空白が続くかもしれませんが、ユニットやソロ、残るメンバーがそれぞれベストを尽くすのでそれを見ていて欲しいです。頑張ります」

VERNON「(全て日本語で)日本でこんなにもたくさんの愛をもらって感無量です。こんなに愛をもらって、皆さんにお見せしたいものがたくさんあります。期待していてください。愛してます」

DK「皆さんのおかげで最高の1日でした。すごく幸せでした。平日にも関わらず端から端まで、特に両サイドはよく見えなかったかもしれないのに、たくさん応援してくれてありがとうございます。(日本語で)皆さんお腹すいた? (被っていたフードからバナナを出し、食べる茶目っ気を)。愛してるよ皆さん、また会いましょう」

MINGYU「(全て日本語で)皆さんお疲れ様でした。大阪の後、東京で休み時間を楽しみました。美味しい食べ物をたくさん食べて、飲み物をちょっと飲んで(8人から「ちょっと!?」「酒!」とツッコミが)本当に楽しかったけど、皆さんとライブをするのが一番楽しいです。もうそろそろ年末でしょ? 26日まで一緒に頑張りましょう、寒いから体に気をつけてまた会いましょう。またね(と投げキス)」

SEVENTEEN WORLD TOUR[NEW_]IN JAPANのメントの写真

(P)&(C) PLEDIS Entertainment

それぞれがコメントを終え、「まだまだですよ?」とメンバー。THE 8の「Eyes On You Let's Go!」の掛け声とともにメインステージ、センターステージ、花道と9人が散り銀テープが舞う中、自由に踊りながら「Eyes On You」を披露。「God of Music」「Left & Right」「March」とプレイフルな曲が続き、「March」の曲中では、兵役で不在のHOSHIが高らかに声を上げるパートをDINOが担い、その姿をS.COUPSがニコニコと見つめる場面も。

「Don Quixote」までメドレーで歌い、日本語曲「今-明日 世界が終わっても」では会場のCARATと合唱に。「Run to you」「Headliner」と続き、アンコールでお馴染みの曲「Call Call Call」でステージはまたもクライマックスに。S.COUPSが日本語で「DINOさん、調子はどうですか?」と尋ね、DINOが「気分は」とCARATにマイクを向けると「アジュナイス!」の声と共に「VERY NICE」がスタート。SEVENTEEN名物の“無限アジュナイス”が続くかと思いきや、「これはイベントです。すぐ戻ってきます」と一度ステージから捌け、CARATたちが早口で彼らを呼ぶコミカルなシーンに。

今回の舞台で度々使われ印象的だった真っ赤なライトに三度なり、バンドアレンジの「Super」を歌い踊る。「正直、最後はアジュナイスが楽しいよ?」というMINGYUの言葉に「最後に一緒に歌いましょう」とSEUNGKWANが応え、再び「VERY NICE」がスタート。会場を縦横無尽に走り、CARATへファンサを届ける。3回の「VERY NICE」とS.COUPSによるお決まりの挨拶「以上SEVENTEENでした。Say the name!ありがとうございました」を経て、3時間半に及ぶ公演が幕を閉じた。

9人でのステージはいつもと異なる体制ゆえ、より自由にフレキシブルになり、ひとつひとついい意味で手作りで作っている温かさがあった。即興シーンが多いのも、ベテランの経験値と高い技術、堅固なチームワークが成せる技。デビュー11年目を迎え、ユニットなど新しい試みをしながら軍白期もエネルギッシュに走り続ける彼らの今後に、大きな可能性を感じるステージだった。

取材・文/渡辺敦子

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