韓国ドラマ大好き! なライターが、ぜひおすすめしたい作品を紹介する連載コラムです。
今回は、パラレルワールドからやってきた若き皇帝と現代を生きる女性刑事の時空を超えた愛を描く『ザ・キング:永遠の君主』のあらすじや見どころを紹介します。
CONTENTS
1.『ザ・キング:永遠の君主』作品概要

『ザ・キング:永遠の君主』(2020)
全16話
出演:イ・ミンホ、キム・ゴウン、ウ・ドファンほか
Netflixシリーズ「ザ・キング:永遠の君主」独占配信中
【あらすじ】
君主制が続く“大韓帝国”で謀反が起きる。イ・ゴン(イ・ミンホ)は皇帝である父を叔父に殺され、自身も命を落としかけるが、謎の人物が現れて一命をとりとめる。この事件によりゴンは幼くして第3代皇帝となり、あの夜現場に残っていたIDカードの持ち主を探し続けていた。25年後、大人になったゴンの前に異世界へと繋がる門が現れる。その門をくぐり大統領制の“大韓民国”にやってきたゴンは、IDカードに写る女性刑事チョン・テウル(キム・ゴウン)と運命の出会いを果たす。
2. “恋愛ドラマの巨匠”キム・ウンスクが脚本

本作には2つの世界が登場します。一つは、大統領制の大韓民国。もう一つは、皇室の君主制が続く大韓帝国。大韓民国は私たちがよく知る韓国で、大韓帝国は異世界です。大韓帝国は服装や建物などが朝鮮王朝や20世紀初期~中期を彷彿とさせますが、平行世界つまりパラレルワールドなので時間軸は大韓民国と同じ。ここを抑えれば、まずはオッケーです。ドラマの世界に飛び込みましょう。
脚本を手掛けるのは、『シークレット・ガーデン』(2010)、『トッケビ~君がいてくれた愛しい日々~』(2016-2017)などで知られる恋愛ドラマの巨匠キム・ウンスク。主演のイ・ミンホとは『相続者たち』(2013)で、キム・ゴウンとは『トッケビ・・・』でタッグを組んでおり、本作は韓ドラファンにはたまらない豪華タッグとなっているのです。

大韓民国の刑事チョン・テウル(キム・ゴウン)
ドラマのキーとなるのが、不思議な力を持つ竹笛。大韓帝国の国宝である竹笛を奪うために叔父イ・リムが謀反を起こし、まだ幼かったゴンが刀でリムを斬りつけたことで竹笛が二つに割れてしまいます。その片方を持って逃走したリムは、森の中に出現した門から大韓民国にワープ。さらに不老の力も手に入れるのでした。

先代皇帝の異母兄イ・リム(イ・ジョンジン)
25年後、ゴンが大韓民国にやってきたことを察知したリムは、世界を支配するという欲望のために、ゴンが持っている竹笛の片割れを手に入れようと動き出します。その頃、大韓民国では複数の殺人事件が発生。その裏にリムが関係していることがわかり、大韓帝国の皇帝ゴンと大韓民国の強行犯係の刑事テウルが事件を解決するために協力する、というのが前半の大まかな流れ。設定が少々複雑ですが、それゆえに一度ハマったら抜け出せない大作です!
3.白馬の王子様を演じるイ・ミンホの美しさ

大韓帝国第3代皇帝イ・ゴン(イ・ミンホ)
何はともあれ、王子様ルックのイ・ミンホですよ。ナポレオンジャケットと白馬が違和感ゼロで似合うってすごすぎませんか? 大韓帝国は重厚感たっぷりで、話す言葉も時代劇チック。ファンタジーを極めた世界なのですが、イ・ミンホのビジュアルだけですんなり納得できちゃいます。美しい……!
キム・ウンスク作品と言えば、おとぎ話のような幻想的で甘いセリフが魅力。まず、初めて会ったテウルを抱きしめて「やっと会えた」と言っちゃいますし、「ずっと気になって、ずっと考えていた。実物のほうがずっと魅力的だ」「大韓帝国に帰るのは後回しにした。まだ君といたいんだ」など胸キュンのわんこそば状態!しかもこれ、ドラマの序盤のセリフなんですよ。つまり、ここからもっとロマンチックになっていくわけです。一歩間違えれば胸焼けしてしまうキザな言葉を、絶妙なセリフ回しで上品な甘さに仕上げるイ・ミンホ。『花より男子~Boys Over Flowers』(2009)、『相続者たち』で御曹司役を演じ、数々の胸キュンセリフで視聴者をとりこにしてきた彼にとって、ゴンははまり役中のはまり役。“リアル白馬の王子様”なイ・ミンホに心を撃ち抜かれること間違いなしです!

一方で、大韓帝国では皇帝のゴンですが、大韓民国に来たら白馬に乗って道路を闊歩する変な人になってしまうわけで、異世界の交差という設定が生むコミカルなシーンもお楽しみポイントです。それにしても、やはりゴンが美しい。白馬に乗っているゴンはなんぼあってもいいですからね。
4. 後半は多層構造が加速! 頭フル回転で楽しんで

冒頭で「平行世界だから時間軸は同じ」と説明しましたが、実は後半になると時間軸の移動も加わり、より壮大で複雑になっていきます。ついていくのが大変ではあるのですが、あれがここに繋がるんだ! という答え合わせが楽しく、ゴンとリムの攻防、テウルに迫る危機などなど見逃せないシーンの連続に目が離せなくなります。
もちろん、最大の見どころはゴンとテウルのロマンス。交わってはいけない2つの世界をまたいで惹かれあい、ゴンがテウルを探し、テウルがゴンを待ち……と、次元と時空を超えて相手を思い続ける気持ちは純愛そのもの。ゴンは大韓帝国で、テウルは大韓民国で生きねばなりませんが、2人の恋の結末は果たして……。

ゴンの最側近チョ・ヨン(ウ・ドファン)

テウルの後輩チョ・ウンソプ(ウ・ドファン)
また、2つの世界で全く同じ顔をしながら異なる人生を生きる人物が存在するのもパラレルワールドの醍醐味のひとつ。多くのキャストが一人二役に挑戦しているのですが、その中でも注目は『Mr.プランクトン』(2024)などに主演するウ・ドファン。大韓帝国ではゴンを護衛する最側近のヨンを、大韓民国ではテウルの後輩で社会服務要員として警察で働くウンソプを演じています。
近衛隊を率いる硬派なヨンに対して、ウンソプは釜山弁を話すチャーミングなキャラクター。ヨンはスーツ×オールバック、ウンソプはカジュアルな私服×パーマヘアとスタイルも対照的で、そのギャップがとても魅力的。ヨンとウンソプが入れ替わる展開もあり、ウ・ドファンの見事な演じ分けは必見。そして、韓ドラに欠かせない(?)ブロマンスでもウ・ドファンが活躍。皇帝と側近という関係ですが、子供のころから共に育ったゴンとヨンの強い絆と小気味いい掛け合いも見どころです。

大韓帝国で生きる天涯孤独の犯罪者ルナ。誰のドッペルゲンガーかわかりますか?
25年前にゴンを助けたのはテウルなのか? じっくり腰を据えてみたくなる『ザ・キング:永遠の君主』。1回目は最後までノンストップで駆け抜けて、2回目からは気になるポイントを振り返りながら考察を楽しむのもおすすめです。



































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