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【SHINeeライブレポ】完全体で約8年ぶり! ドーム公演「- The Trilogy I - 2026 SHINee WORLD VIII : [THE INVERT]」をレポート

【SHINeeライブレポ】完全体で約8年ぶり! ドーム公演「- The Trilogy I - 2026 SHINee WORLD VIII : [THE INVERT]」をレポート

“コンテンポラリーバンド”として音楽・ダンス・ファッションのすべてで時代を切り開いてきたSHINee。今年、日本デビュー15周年を迎え、6月5日・7日の2日間にわたり埼玉・ベルーナドームで「- The Trilogy I - 2026 SHINee WORLD VIII : [THE INVERT]」を開催しました。4人そろっての日本公演はなんと8年ぶり! 会場を埋め尽くしたシャヲル(ファンの呼び名)と共に再会を喜び合いました。

本公演は、イタリアの詩人ダンテ・アリギエーリの代表作『神曲』をモチーフにした三部作コンサート「The Trilogy」シリーズの第1章。「裏返す」「転換する」を意味する“THE INVERT”をテーマに、楽曲や演出を通してSHINeeの新たな魅力を映し出したステージとなりました。本レポートでは、その初日公演の模様をお届けします。

「- The Trilogy I - 2026 SHINee WORLD VIII : [THE INVERT]」登場シーン

撮影:田中聖太郎

SHINee is Back!! 大人の余裕と色気をまとった4人が堂々帰還!

SHINeeのグループカラーであるパールアクアグリーンの光で埋め尽くされたベルーナドーム。定刻を迎えると会場が暗転し、メンバーがどこからか落下してくるような映像が映し出される。すると、四者四様の赤を基調とした衣装に身を包んだ4人がゴンドラに乗って登場! 鋭い眼光を放ちながら微動だにしないその姿は、まさに王者の風格です。

幕開けを飾ったのは「Spoiler」。真紅に染まったステージで、「久しぶりだね、Dream Girl、僕を待ってたでしょ?」、「SHINeeのために拍手する準備はできた?」、「Let's Go」と畳みかけるように呼びかけ、会場の熱気を一気に高めます。

続いて、ONEWの抑制の効いた美声で始まる新曲「Anti Believer」へ。エレクトロニカサウンドに乗せ、傷ついた心と再生を繊細に表現する4人。
途中、KEYが眼帯を外すシーンは強いインパクトを残しました。

「- The Trilogy I - 2026 SHINee WORLD VIII : [THE INVERT]」正面ステージ

ゴンドラが上下に展開し、ビルのような立体構造を描き出しながら、圧巻の迫力を生み出した。/撮影:樋口隆宏 _ 田中聖太郎写真事務

Breaking News」では、ONEWがロングトーンでファンを圧倒! 続く、SHINeeを代表するナンバー「Sherlock(Clue + Note)」では、MINHOがサングラスを投げたり、メンバーを飛び越えて前へと躍り出たりするたびに歓声が沸き起こり、会場が大きく揺れました。

「- The Trilogy I - 2026 SHINee WORLD VIII : [THE INVERT]」正面ステージ舞台上

撮影:田中聖太郎

「What's UP ベルーナドーム!」(KEY)、「みんなもっともっと盛り上がってね!!」(TAEMIN)というシャウトを合図に、ブーンバップやR&Bなどをミックスしたハイブリッドなヒップホップナンバー「HARD」がスタート。“We go hard”のフレーズに乗せ、エネルギッシュなステージが展開され、会場の熱気はさらにヒートアップしていきます。パフォーマンス中、MINHOは鋭い視線と挑発的な表情で観客のハートを射抜き、TAEMINは色気を帯びたジャケットプレイでファンを惑わせていました。

Breaking News」では、ONEWがロングトーンでファンを圧倒! SHINeeを代表するナンバー「Sherlock(Clue + Note)」では、MINHOがサングラスを投げたり、メンバーを飛び越えて前へと躍り出たりするたびに歓声が沸き起こり、ドームが大きく揺れました。

「- The Trilogy I - 2026 SHINee WORLD VIII : [THE INVERT]」ファン魅了

撮影:田中聖太郎

名曲と新曲を織り交ぜたステージで、変わらぬスタイリッシュさを見せつける

SHINeeの持つクールな一面が発揮されたオープニングを経て、シャヲルへの挨拶タイムへ。ONEWは「(声を張り上げて)みなさん、ただいまーーー!」と叫び、「Stand By Me」をワンフレーズ披露。TAEMINは「みなさん会いたかったですか? 待っていましたか? 会うことを楽しみにしていました」と語りかけ、KEYのフォローを受けながら「Atmos」を口ずさむ。続いてMINHOも「みなさん会いたかったですー‼︎」と元気いっぱいに挨拶し、「Sherlock」のサビのダンスを披露しました。最後にKEYは、「みなさん久しぶりですー!」と呼びかけ、今回のライブが三部作の第1章にあたることを報告。第2章、第3章とライブが続いていくことが明かされると、ファンは喜びの表情を浮かべていました。

ここからは、SHINeeが追求し続けてきた“コンテンポラリー”な魅力が光るスタイリッシュで、清涼感あふれるナンバーを立て続けに披露。まずは、ONEWの合図をきっかけに、軽快なビートとシンセサウンドが心地いいAll Day All Night」で盛り上げます。続いて、疾走感のあるサビが印象的な新曲「Possibility」、トロピカルハウスベースのポップな一曲「Electric」をパフォーマンス。そして、音楽シーンに衝撃をもたらしたSHINeeを象徴するナンバー「View」へ。中毒性のあるディープハウスサウンドが会場を巨大なダンスフロアへと変貌させます。ダンスブレイクでは、TAEMINが華麗な足さばきで視線をさらっていました。

「- The Trilogy I - 2026 SHINee WORLD VIII : [THE INVERT]」挨拶後のシーン

撮影:田中聖太郎

最新作バンド紹介を経て、ダンサブルなナンバー「Downtown Baby」を歌いながら、カジュアルなスタイルに着替えたメンバーがステージ下から再登場!  ファッショニスタのKEYはバブーシュカをまとい、抜群の存在感を放っていました。

続く、名盤『ROMEO』のタイトル曲「JULIETTE」は、どこかMVを彷彿とさせる演出の中で展開。途中、ONEWがヒーリングスマイルでピースを決める場面も! また、中盤では、TAEMINがドームの天井を突き抜けるようなのロングトーンが響かせ、楽曲のハイライトを鮮やかに作り上げていました。

さらに、「Drive」、「Like A Fire」、「Beautiful」、「Colorful」、「SAVIOR」といった懐かしの楽曲を、ファンと交流しながらノンストップでデリバリー。合間には、ONEWKEYが肩を組む姿や、おどけるTAEMINKEYが「もう、TAEMINったら」と言いたげな笑顔を見せる場面、情熱的にクラップを煽るMINHOの姿など、随所にメンバー同士の仲の良さやそれぞれのキャラクターがにじむ瞬間が見られました。

このセクションのラストを飾ったのは、最新作に収録されているディスコ感漂うファンクポップナンバー「HOURS」。4人の自然体なパフォーマンスが、会場を心地よい高揚感で包み込んでいました。

ケチャップ、マスタード!? SHINeeらしさ全開のMCトーク

SHINeeのライブの大きな魅力の一つ、日本語でのMCタイムに突入。この日は、KEYが突如「衣装の色がソースみたいだ!」と言い出し、こんな可愛いトークが繰り広げられました。

KEY「僕たち、それぞれソース色じゃない? (赤色の衣装を着たONEWに向かって)ケチャップさん! 僕はマスタードさんです(笑)」

ONEW「ハハハハハ。はーい、ケチャップでーす!」

KEY「僕たちホットドッグちょうだい!」

ONEW「ホットドッグ(笑)」

KEY「(TAEMINが着ているブルー×白のジャケットを見て)これはブルーが入っているからマヨネーズ」

ONEW「いいじゃん」

TAEMIN「あ、はいマヨネーズ……」

KEY「いや、(白を基調とした服を着たMINHOを指差して)そっちがマヨネーズかな」

MINHO「僕がマヨネーズ!」

KEY「しかも、マイクも白。どんだけ本気ですか?」

ONEW「これのために準備した?」

KEY「じゃあ、(TAEMINが履いているグリーンのパンツを見て)あなたはシーザーサラダをやってください。(パンツが)緑だから」

ONEW「ゴマソース!」

KEY「ゴマ!? ちょっとゴマは……」

ONEW「一番おいしいから!」

KEY「いや、ゴマはちょっと……あれは茶色に近いから……」

ONEW「う〜ん」

MINHO「野菜ジュース!」

KEY「野菜ジュースじゃない‼︎ ズボンは緑で、(ジャケットは)白いからシーザーをやってもらおう」

TAEMIN「シーザーサラダです⭐︎」

KEY「(TAEMINの金髪を指して)はっきり言って、髪の毛の色もシーザーサラダだから」

また、MCでは、ムービングステージの話題にも。KEYが「ムービングステージに立っているとすごく楽しい!(中略)みなさんに近づくことができるし、表情を(ステージ上から)見るたびにすごく幸せです」と語り、「テンションが上がる曲のときは、こんな感じ!」と全力で両手を振る仕草を見せる。すると、TAEMINは天使の笑顔で「無理しちゃう♡」と一言。思わぬ発言にKEYは「……無理しちゃう!? すみません……」と即座にファンに謝罪。会場は笑いに包まれていました。

4つの個性が響き合うバラードタイムにうっとり

「- The Trilogy I - 2026 SHINee WORLD VIII : [THE INVERT]バラードタイム

撮影:樋口隆宏 _ 田中聖太郎写真事務

ライブも中盤へ。新曲の映像を挟み、つばの広いハットをあわせたモノトーンスタイルに衣装チェンジした4人が再びステージに姿を現します。幻想的な演出の中で披露されたのは、「Don't Let Me Go」と「Wish Upon A Star」。目を閉じて、情感たっぷりに歌い上げるメンバーたち。ONEWの伸びやかな歌声、KEYのエッジの効いた歌声、MINHOの優しく繊細な歌声、そしてTAEMINの儚く切ないウィスパーボイス。それぞれの歌声が美しく重なり合い、観客を楽曲の世界へと引き込みます。

その余韻を引き継ぐように披露されたのは、「Diamond Sky」。果てしなく広がる空を思わせる壮大なサウンドがベルーナドームを満たし、会場には、希望や恋しさなど、さまざまな感情が入り混じる特別な空気が広がっていきます。そしてお決まりのパートでは、メンバーとファンが指でダイヤモンドを作り、その手を高く掲げます。その瞬間、会場にいた全員の気持ちがひとつに重なり合い、一体感が生まれていました。

「- The Trilogy I - 2026 SHINee WORLD VIII : [THE INVERT]」Diamond Sky

撮影:田中聖太郎

Green Rain」では、懐かしい映像を背に4人が歌唱。途中、ONEWの「一緒に歌ってくれませんか?」という呼びかけに応え、ファンの大合唱が起こると、4人はその歌声に耳を傾けながら、愛おしそうに客席を見つめていました。本編ラストを飾ったのは、新曲Thousand Miles Away」。過去に追った傷を抱えながらも、未来への希望を歌うメッセージソングを心を込めて歌い終えると、「ありがとう」という言葉を残し、舞台裏へ。本編は静かに幕を閉じました。

「- The Trilogy I - 2026 SHINee WORLD VIII : [THE INVERT]」ファンと共に

撮影:田中聖太郎

「- The Trilogy I - 2026 SHINee WORLD VIII : [THE INVERT]」本編ラスト

撮影:田中聖太郎

新たなSHINeeを示し、再会を誓ったアンコール

アンコールに応え、白を基調としたプリンススタイルで再び姿を現した4人。まず披露したのは最新曲「Atmos」。SHINeeらしい洗練された清涼感あふれるサウンドとパフォーマンスで、今なお進化を続けるコンテンポラリーバンドとしての存在感を示します。歌い終えると、TAEMINはビッグスマイルで「みなさんがSHINeeをずーっと呼んでて、すぐ出たくて早く着替えてきました。SHINeeを見たかったですか?♡」とキュートに呼びかけ、末っ子らしい愛嬌をのぞかせていました。

「- The Trilogy I - 2026 SHINee WORLD VIII : [THE INVERT]」アンコールで登場

撮影:田中聖太郎

アンコールでは、メンバーがトロッコに乗り込み、客席の近くへ。日本オリジナル曲「LUCKY STAR」「3 2 1」を歌いながら、ファン一人ひとりと交流したり、メンバー同士でじゃれ合ったりと、リラックスした雰囲気で楽しむ姿を見せました。

「- The Trilogy I - 2026 SHINee WORLD VIII : [THE INVERT]」トロッコ

撮影:樋口隆宏 _ 田中聖太郎写真事務所

最後のMCでは、トロッコの話題に。KEYが「久しぶりに乗った」と切り出すと、TAEMINが「子どもの頃は自分で運転したいと思っていたけど、今はスタッフさんに押してもらうほうがラクでいい」とコメント。するとKEYが思い出したように、かつてTAEMINが「自分で運転できませんか?」とスタッフに相談していたエピソードを暴露。ONEWはそれを聞きながら、「(TAEMINも)成長しましたね」としみじみと目を細めていました。

そんな微笑ましいトークを終えると、メンバーは一人ずつファンへ日本でメッセージを送りました。その一部を抜粋して紹介します。

ONEW「久しぶりですよね! メンバー全員での公演が8年ぶりで、本当に長い間、こうして待っていてくれてありがとうございますね。そして、これからもいろんな活動や歌とかを出す予定だから、それまでもうちょっと待っていてくださいね。本当にありがとうございました! 今日もみなさんのおかげで幸せでした。ありがとうございました

TAEMIN「みなさん、すごく会いたかったです。みなさん、僕たちSHINeeを待っていてくれましたよね? 今日が楽しみですごく会いたかったんですけど、みなさんが送ってくれたエネルギーや声を全部もらいました。本当に大切な思い出を作ったし、これからもSHINeeを見守ってください。よろしくお願いします。今日も楽しかったです。ありがとうございます!

MINHO「今日来てくれてありがとうございました。今日はみなさんのおかげで幸せな男です。みなさん、元気が一番重要だから、たくさん食べてたくさん寝て、SHINeeの曲をたくさん聴いてください。いつもみなさんが僕の希望です! ありがとうございました」

KEY「今日は本当にありがとうございました。本当にあっという間にこの時間になりました。SHINeeは、(これからも)続けてステージに立つことに集中して、ずっと活動するから。今日が最後のステージじゃないから、みなさんがこうやって応援してくれたら、いつもSHINeeはまた来ます! ありがとうございます。そして……ベルーナドームに来ること、帰ることがどれだけ難しいことかを知っています。こうやって平日にいろんな方法できてくれて本当にありがとうございます!」

「- The Trilogy I - 2026 SHINee WORLD VIII : [THE INVERT]ラストシーン

撮影:田中聖太郎

コメントを終えると、ダンサブルな「Chemistry」を披露し、いよいよラストソングへ。SHINeeが選んだのは、「Everybody」。リリース当時と変わらぬ高さのジャンプを見せたり、MINHOが空に向かってねじ巻きしたり……。4人は最後までフルスロットルで歌い踊り切り、この日一番の熱狂を生み出したままステージを後にしました。

しかし、これで終わりではありません。鳴りやまない歓声に応え、再び姿を現したメンバーは、「Hitchhiking」を披露。大きく体を揺らしながら自由にステージを楽しむメンバーの姿に呼応するように、パールアクアの光も大きく波打ちます。そうしてベルーナドーム全体が幸福感に満ちたムードに包まれる中、最後は4人が横一列に並び、お決まりのグッドサインポーズでファンへあいさつ。SHINeeの久々となる日本公演は幕を閉じました。

「- The Trilogy I - 2026 SHINee WORLD VIII : [THE INVERT]」ベルーナドーム

撮影:樋口隆宏 _ 田中聖太郎写真事務

取材・文/海渡理恵

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