スタイルを持つ人はファッションにもインテリアにも共通のセンスが光る! ということで早速、人気スタイリスト・百々千晴さんのお宅に潜入。YouTubeチャンネル「DODTUBE」やインスタライブの舞台としてもおなじみの、名品家具とアートに囲まれたお部屋がおしゃれすぎた!
DODO's HOUSE ルームツアー
無造作な印象のインテリアに美意識とキュートな人柄がにじむ
リネンカーテンごしに差し込む自然光が気持ちいい、スタイリスト百々千晴さんが住むヴィンテージマンション。「コロナ禍のときに引っ越したので、住んでから5年くらいになります。水回りなど、ユーティリティの使いやすさを考えると、新築の家のほうが住みやすいに決まっているけど、天井の高さとか、間取りやドアにゆとりのある感じ、それから変にピカピカしていない風合いのよさは、やっぱり代え難いものがあるんですよね」(百々千晴さん・以下同)
Entrance
エントランスには姿見と、旧知の写真家・髙橋恭司さんの風景写真が並ぶ。
Living Room
コージーなリビングに、自ら手がける「ザ シシクイ」のピンクのビッグニットとデニムの色が映えてお似合い。「家族全員がここでごろごろしてる」という「ボーコンセプト」の広々としたコーナーソファの上には、3本のアームが軽やかな「イデー」のペンダントライトが洒落ている。
Dining Room
ダイニングに目を向けると、クリス・ディ・ヴィンセントの大きなペインティング作品が。がっしりした木のテーブルを、ミッドセンチュリーのオリジナルチェアと、子どもの成 長に合わせた「ストッケ」のチェアが囲み、ボリュームのある観葉植物がナチュラルに葉を揺らす。スタイリッシュなのに、どこか温かみを感じさせる無造作感。アートやヴィンテージがしっくりなじむ空間に、百々さんらしいセンスが投影されている。
センスが表れるミニコーナー
「名作と言われる家具もあるけれど、『イケア』や『アマゾン』にも、使い心地やデザインのいいものはある。そこは自分の感覚に合えばいい。でも例えば、家の中はいつもキャンドルでふわっと広がるいい香りで満たしたいとか、そういう心地よさにはこだわりたいです」
リビングのテレビコーナーには「ディプティック」のキャンドルや「ウカ」のフレグランスオイルなど香りもの、さらにグリーンなど、審美眼が光る。
撮影/ノエル ジョシュア ヘア&メイク/nagisa〈W〉 取材・文/久保田梓美 ※BAILA2025年2・3月合併号掲載