スタイルのある人は、ファッションにもインテリアにも共通のセンスが光る。人気スタイリストのお宅にお邪魔して、空間づくりのヒントを探ります! ここでは、噂の整頓上手、佐藤佳菜子さんのクローゼットルームに潜入♪ クリーンな収納術、ぜひ参考にしてみて。
片付け魔のクローゼットを拝見!
一部屋をクローゼットにして家の中の空気を切り替える
さとかなさんといえば、親友であるエディターの東原妙子さん邸の大掃除でもおなじみ、合理的な収納システム理論を持つ整理整頓の達人。「もうね、妙ちゃんのカオスな家と比較してほしい、いや、なんの比較にならないけど(笑)」。一箇所にまとめた衣装部屋は、ワードローブが一目瞭然。「好きなものを飾って居心地を重視したリビングやベットルームを静とするなら、仕事場を兼ねたここは動の部屋。自分だけでなく人を招いてくつろぐリビングと、自分一人であれこれ考えるクローゼットという対比もありますね」。役割を切り替えて、どちらも理想的に整える、聡明なさとかなさんらしさにあふれた空間の使い方に、脱帽!
「ジュエリーだけは捨てないんです。チープなものもとっておいて、ジャラジャラつけたおばあちゃんになりたい!」とさとかなさん。ボックスに整理して、スタメンだけを最前列に。
色別のグラデーションで整然と分けられたトップス。アウター、ボトムコーナーも同じように、ベーシックカラーが無限に並ぶ。
まるでバッグショップのように陳列されている美しい整理術。自立しないものは、透明のアクリルスタンドで立てるこだわりっぷり。
撮影/上澤友香 取材・文/久保田梓美 ※BAILA2025年2・3月合併号掲載