読めそうで読めないあの漢字、読めているはずだけど自信がないこの漢字。目についた今が、復習のチャンス!大人のための今更漢字力検定、第417回は「狼狽える」の読み方です!
今日のお題【狼狽える】
「狼狽える」、正しく読めますか?
嘘がバレた時、こうなる人多いかもしれません。
■ヒント
「狼狽える」の漢字の意味は
「とっさのことでまごまごする。慌てる。(集英社『国語辞典』)[第3版]」
■使い方はこう!
「痛いところをつかれて、狼狽えてしまった」
「かまをかけたら狼狽える彼に、浮気を確信した」
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正解は……
■正解は…
正解は、「うろたえる」でした。
■「狼狽」の由来
「狼狽」は「ろうばい」とも「うろたえ」とも読みます。どちらも慌てふためくこと。
「狼狽」の「狼」は狼(オオカミ)ですね。「狽」もオオカミの一種とされています。
狼は前足が長く後ろ足が短くて、狽は逆に前足が短く後ろ足が長いため、行動をともにし、
離れるとバランスを崩して倒れそうになる様子から、「狼狽」という言葉ができたと言われています。
取材・文/高橋夏果