パフェとはフランス語で“完璧”の意。コントラストのある食感や温度差、甘みや酸味……グラスの中に多彩なエレメントを集約するゆえ、広がりや奥行きのある味わいを体感できる。2023年秋の注目パフェから、「パティスリィ アサコ イワヤナギ」の絶景マロンパフェと「和栗や」の栗づくしのパフェをご紹介します。
PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI(パティスリィ アサコ イワヤナギ)
パルフェビジュー モンブラン
愛で、香って、味わって。秋景色の絶景マロンパフェ
無彩色のモダンな空間が魅力、スイーツ界を牽引するパティスリーではパフェも人気。新作のイメージソースは“秋の情景”。蒸し栗やパイ、ジェラート、水まんじゅう……変幻自在に変容する栗がイン。パイやチュイールなど落ち葉を想起させる自家製の焼き菓子に加え、金木犀のジュレやガナッシュもレイヤー。約20種が詰まった緻密なそれは、ただ甘いだけじゃない、五感に訴えるハイエンドパフェ。¥5000(参考価格)
PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI(パティスリィ アサコ イワヤナギ)
東京都世田谷区等々力4の4の5
☎03(6432)3878
営業時間:11時〜18時
定休日:月・火曜
※販売期間は10月4日〜11月19日まで。予約はhttp://www.asakoiwayanagi.netで確認を
和栗や
モンブランパフェ「洋」
栗農家が魂を込めて作る栗づくしのパフェ
茨城県の笠間市・岩間地区にある自社農園やその周辺で栽培された栗を使った専門店。着色料・乳化剤はもちろん洋酒も使わず、鮮度が命の栗の魅力をあるがままに伝える。とめどないコクと風味のモンブランの中には甘露煮、水を使わず生乳と生クリームで仕上げるソフトクリームなどが。栗の煮汁を使う栗みつ寒天など、栗農家だからこそかなう要素も。純度が高くよどみない美味しさ。¥1700(茎ほうじ茶つき)
和栗や
(谷中本店)東京都台東区谷中3の9の14
☎03(5834)2243
営業時間:11時〜18時(17時LO)
定休日:月曜(繁忙期は営業)
撮影/馬場晶子 取材・原文/広沢幸乃 構成/渡辺敦子 ※BAILA2023年11月号掲載