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【iDeCoの始め方3】商品を選んで購入しよう!

手厚い税制優遇を受けながら老後資金づくりができる「iDeCo」。口座開設や商品購入の手順をまとめてレッスン! 今回は、商品の選び方と購入方法。投資対象のそれぞれのリスクとメリットを押さえておこう。

iDeCo 始め方のステップ

《STEP1》いくら投資するか決める
→STEP1の記事をチェック!

《STEP2》金融機関を選んで口座開設
→STEP2の記事をチェック!

《STEP3》商品を選んで購入

《STEP3》商品を選んで購入

メリットが生きるのは投資信託

【投資信託】
元本変動型
×短期では値下がりのリスクあり
○インフレに対応しやすい
○長期では運用益が期待しやすい
○運用益非課税のメリットを生かしやすい
→インデックス投信かバランス型投信がおすすめ

【定期預貯金】【保険】
元本確保型
○安全性が高い
×長期的にインフレに負ける可能性がある
×大きな運用益が期待しにくく、運用益非課税のメリットが生かしにくい

対象商品は「元本確保型」と「元本変動型」の2種類。定期預貯金と保険は、満期時の元本と利息が確保されているが利息はほぼ期待できない。一方、投資信託は元本変動のリスクがあるが運用リターンを得られる可能性も。運用益非課税を生かしてお金を増やすなら投資信託の運用がおすすめ。

投資対象のリスクとリターン

投資対象のリスクとリターン

期待できるリターンが高くなるとリスクも高くなる

《+α》iDeCoを始めた後には

年末調整・確定申告を忘れずに

iDeCoの最大のメリットは掛金を全額所得控除して節税できること。その税制優遇を受けるには年末調整か確定申告の手続きが必要。毎年10月頃に国民年金基金連合会から「小規模企業共済等掛金払込証明書」が届くので、国民年金の第1号被保険者と第3号被保険者は確定申告時に提出。会社員や公務員などの第2号被保険者は、年末調整か確定申告にて提出を。所得税の節税分が還付され、翌年の住民税が安くなる。

2022年からiDeCoが変わる

□加入できる年齢が~64歳に
□企業型DCと併用が可能に
□受給開始年齢の選択肢が広く

これまで60歳未満だったiDeCoに加入できる年齢が、5月から64歳までに拡大。また10月から、事業主の掛金が拠出限度額に満たない場合は企業型DCがある人も本人の意思だけでiDeCoに加入できるように。これまで60~70歳未満だった受給開始年齢も4月から75歳未満に延長し、今年ますますiDeCoの利用が拡大しそう!

監修/井戸美枝 取材・原文/佐久間知子 ※BAILA2022年9月号掲載

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