なぜ、30代でマイホームを持つことにしたの? 都内在住の30代女性に、購入の決め手や家づくりのポイント、持ち家が暮らしに起こしたポジティブな変化について聞いてみました。今回はデザイン事務所勤務の根本真帆さんの自宅をご紹介します。
デザイン事務所勤務
根本真帆さん(36歳)
「“どうせ住むなら資産になる家を”と思い、中古マンションの購入を決意。価値が下がらないエリアにある、築25年以内のリノベ前物件を根気強く探し続けた結果、この家に出会えました。日の光が入り、窓から緑が見えるところが気に入っています。リノベは知人の設計士に依頼。自分でも素材や設備を探して、家づくりに積極的に参加したことでコストを抑えられただけでなく、自宅に愛着を持てるように。理想の空間ができ上がり、親しい友人を招いてホームパーティを開く回数が増えました」
廊下のない間取りが家を広く見せる。リノベは「SOUI WOODWOKS」が担当
リビングとベッドルームの間に作った造作の仕切りは、上半分をガラスにして開放感を演出
キッチンのこだわりはデコボコ質感が素敵な長方形のタイル。シルバーの換気扇が空間を引き締める効果を発揮
端材を譲り受けて制作したキッチンカウンターの下は本棚に
「マルニ木工」の椅子とヴィンテージのダイニングテーブルはヤフオクで落札し、観葉植物は「ハナと枝」で購入
やわらかい曲線を描くアール壁にすることで、部屋全体が優しい印象に
MY HOME DATA
エリア:東京都渋谷区
間取り:中古マンション2LDK
広さ:56㎡
築年数:25年
居住者:一人暮らし
購入時期:2022年8月(当時35歳)
住宅購入費:6000万円台
リノベ代:800万円台
撮影/須藤敬一 取材・原文/海渡理恵 ※BAILA2024年1月号掲載