おうち時間をたっぷり確保できる今こそ、将来に向けた勉強に本腰を入れるチャンス。今回は、「ファイナンシャルプランナー」で最上級資格取得を目指す女性を取材。子育てと仕事の両立で忙しい中、すきま時間を有効活用する工夫を教えてもらいました。
《ファイナンシャルプランナー》
AFP・FP2級技能士に合格しました!
眞方富美子さん(36歳・フリーアナウンサー)
《動機》
局アナウンサーを辞めてフリー動機として活動を始めたころ、年金や健康保険について自分で手続きすることが必要になり将来のお金のライフプランについて考えたことがきっかけ。知れば知るほど面白く、今は最上級のFP民間(国際)資格CFP取得に向けて勉強中。
勉強してここがよかった!
FPの勉強は人生に役立つことばかり。制度を学んだことで、超低金利の今、預金の考え方を見直し、老後に備えて少額からできる“つみたて投資”など運用を始めました。
DATA
○試験級:国家資格であるFP技能検定は3~1級まで級別に実施。各級とも「学科」「実技」の2科目で構成。試験は「金融財政事情研究会(以下、金財)」「日本FP協会(以下、協会)」の2団体が実施。また、協会が認定するAFP・CFPがあり、2級試験はAFP試験を兼ねて実施 ○試験日程:2・3級は金財・協会ともに学科・実技いずれも年3回。1級は金財で学科・実技いずれも年3回、協会で実技が年1回 ○受験料:3級は金財・協会ともに学科・実技いずれも各3000円、2級は金財・協会いずれも学科各4200円・実技各4500円、1級は金財で学科8900円・実技25000円、協会で実技20000円 ○問題方式:2・3級は金財・協会ともに学科・実技いずれも筆記、1級は金財で学科は筆記・実技は口述、協会で実技は筆記 ○試験内容:人生で必要となるお金の知識を「ライフプランニングと資金計画」「リスク管理」「金融資産運用」「タックスプランニング」「不動産」「相続・事業承継」の6分野に分けて出題。
勉強法
1.6分野のテキスト&問題集を繰り返し勉強!
金融・リスクと保険・タックス・不動産・相続・ライフ&リタイアメントプランニングまで範囲は広いですが、お金にまつわる話題に詳しい“ファイナンシャルアナウンサー”になるのが目標。
2.FP知識の面白さを教えてくれたTACの長沼先生と
TACのwebを含めた授業を受講。長沼先生の授業は実務の話などもあって特に興味深く、FPの知識を深めたいと意欲が高まりました
3.仕事の移動時間は貴重な勉強タイム
1歳の息子の育児中で、仕事のすきま時間をいかに有効に使うかがカギでした。機内や電車などでの移動中に集中力を高めて最後の一問が解けるようになるまで何度も解きました
お役立ちアイテム
愛用中の2代目の電卓
少しでも勉強の意欲がわくように電卓もケースもデザイン性、機能性の高いものを選びました
取材・原文/佐久間知子 構成/倉田明恵〈BAILA〉 ※BAILA2020年6・7月合併号掲載
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