読めそうで読めないあの漢字、読めているはずだけど自信がないこの漢字。
目についた今が、復習のチャンス! 大人のための今更漢字力検定、第8回スタート!
今日のお題【弄ぶ】。
「弄ぶ」、正しく読めますか?
「ほうぶ」「ほんぶ」ではありませんよ。
なんとなく「自由奔放(じゆうほんぽう)」の「奔」と似ていますが、異なる漢字です。
■ヒント
「弄ぶ」はこんな意味を持つ言葉です。
①手に持って遊ぶ。いじくる。
②心の慰めとして愛する。
③思うままに扱う。おもちゃにする。
(集英社『国語辞典』[第3版])
■使い方はこう!
「緊張すると、話しながら指輪を弄ぶ癖がある」
「あのイケメンに弄ばれた」
「相手を弄ぶような恋愛はもうしない」
どこか小悪魔感の漂うこの言葉。
耳覚えのある人、いませんか……?
正解は……
↓↓↓
■正解は…
正解は、「もてあそぶ」 でした!
口に出したことはあっても、なかなか漢字を目にすることはないのかも。
■ちなみに……【弄る】は読める?
ちなみに、こちらは読めますか?
「弄ぶ」と同じ漢字で後ろに「る」がつく、別の読み方です。
「もてる」ではありませんよ。
漢字の雰囲気で「ほうむる」と読みそうですが、それも違います。
ほうむるは「葬る」と書きます。
意味は3つあります。
①指で触ってもてあそぶ。
②興味本位に好きなことをする。
③表面的、部分的に手直しをする。
(集英社『国語辞典』[第3版])
「デスクでパソコンを弄る」「花壇を弄る」といった使い方をします。
わかりましたか……?
■正解は…
正解は「いじる」でした!
「もてあそぶ」と「いじる」は同じ漢字なんですね。
意味を考えれば納得します。
いかがでしたか?
ぜひこの機会に「もてあそぶ」と「いじる」を漢字で読めるように&書けるようにしましょう♪
取材・文/田畑紫陽子〈BAILA〉