読めそうで読めないあの漢字、読めているはずだけど自信がないこの漢字。
目についた今が、復習のチャンス! 大人のための今更漢字力検定、第12回はこの漢字!

今日のお題【填める】。
「填める」、正しく読めますか?
土がついているので「うめる」と読みなくなる気持ちもありますが、間違いですよ。
それは「埋める」と書きます。
■ヒント
「填める」はこんな意味を持つ言葉です。
①ぴったりと合うように入れる。
②おとしいれる。だます。
(集英社『国語辞典』[第3版])
この2つの意味は大ヒントですね。
どちらの意味でも、よく使うあの言葉と言えば……?
例文も見てみましょう。
■使い方はこう!
「久しぶりにお気に入りの指輪を填めてみたら、入らなくなっていた」
「寒かったので手袋を填めて通勤した」
「まんまと敵の罠に填められた!」
さあ、わかりましたか?
正解は……
↓↓↓
■正解は…

正解は、「はめる」 でした!
こんな字を書くんですね。
なかなか漢字を見かける機会がなかった人も多いのでは?
■ちなみに……これも【はめる】と読むって知ってた?

「嵌める」も「はめる」と読みます。
意味も使い方も「填める」と同じ。
どちらも読めるようにしておきましょう!
■【嵌める】と間違えそうな漢字

なんとな~く「嵌める」と似た雰囲気のこの漢字は「とがめる」と読みます。
意味は
①相手の過ちや罪を取り立てて責める。
②怪しく思い問い出す。
③自分のしたことがよくなかったと思い、心が痛む。
④傷やはれものなどが悪化する。
(集英社『国語辞典』[第3版])
間違えそうな雰囲気のある感じは、まとめて覚えてしまうのが◎!
「填める(はめる)」「嵌める(はめる)」「咎める(とがめる)」の3つ、ぜひ今日のうちに覚えちゃいましょう♪
取材・文/田畑紫陽子〈BAILA〉