読めそうで読めないあの漢字、読めているはずだけど自信がないこの漢字。目についた今が、復習のチャンス!大人のための今更漢字力検定、第243回は「剰え」の読み方です!
今日のお題【剰え】
「剰え」、正しく読めますか?
時代劇のセリフで聞いたことがあるかもしれません。
■ヒント
「剰え」の意味は
「そのうえ。おまけに。悪い意味に使う。(集英社『国語辞典』)[第3版]」
■使い方はこう!
「けんか相手をさんざんののしり、剰え、乱暴をする始末」
「口が悪く、剰え、態度も悪い新人が入ってきて、頭を抱えた」
正解は……
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■正解は…
正解は、「あまつさえ」でした!
■どの由来を信じる?
「剰え」の由来は色々諸説あります。
ひとつめは、「余る」と「さえ」が合わさった言葉が変形して「あまつさえ」になったという説。
ふたつめは、中国で「剰」という漢字が日本の訓読みになって「あまりさへ」になった説。
はっきりとした由来は分かっていないのですが、いずれにしても古来の漢字の読み方が現代になって変わったようです。気になる方は、調べてみてくださいね。
取材・文/高橋夏果