読めそうで読めないあの漢字、読めているはずだけど自信がないこの漢字。目についた今が、復習のチャンス!大人のための今更漢字力検定、第340回は「腥い」の読み方です!
今日のお題【腥い】
「腥い」、正しく読めますか?
この言葉にこんな漢字があるの!?と思う人もいるかも。
■ヒント
「腥い」の意味は
「①生の魚や肉類のにおいがする。または血のにおいがする。②生々しく世俗的であるさま。男女関係・金銭・地位などについていう。特に、世俗的に墜落した僧についていう。(集英社『国語辞典』)[第3版]」
■使い方はこう!
「お刺身は、少しでも腥さが気になると食べられない」
「正月早々、腥い話を聞いてしまった」
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正解は……
■正解は…
正解は、「なまぐさい」でした!
■腥いの由来は、星?
もちろん「生臭い」も正解。では、「腥」はなんでこう読むの…?と思いますよね。
諸説ありますが、腥を分解すると「月」と「星」に分かれます。
「月」はにくづきという部首で、空の月ではなく肉を表します。
「星」は諸説ありますが、肉のなかにまじる星のような脂肪を表すとか、生々しいという意味の「生」と読みが同じだからとか言われています。
あわせてなまぐさいという意味に繋がっているようです。
取材・文/高橋夏果