良好な人間関係は、日々のひと言の積み重ねから!ビジネスシーンでの「よけいなひと言」を「好かれるセリフ」に変える言いかえ術をご紹介。第4回は、「勉強になりました」の言いかえについて。
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■「勉強になりました」が伝わりにくいのはなぜ?
会話の中で、相手の話に対して感想を伝えるとき、ただ「勉強になりました」「参考になりました」といった漠然とした言葉だけを使うと、社交辞令だと思われてしまいます。
無難に返そうと思い言いがちですが、相手が一生懸命話してくれたことを、たったひと言でまとめてしまうだけでは、相手をガッカリさせてしまうことも。
■言いかえるならこれ!
「勉強になりました」は伝わりにくい。
では言いかえるなら何て言う?
↓↓↓
「〇〇の話が特に参考になりました」
のほうが伝わる!
「何が」をひと言つけ足すだけで、受け取る側の印象が変わります。
■さらに上手に使うには?
大事なのは、誰もが使うワンパターンの言葉だけでなく、「自分の言葉」を入れて話すこと。
特に、聞いた話の内容について感想を言うときは、何が勉強になったのか、ひと言でもいいので具体的な言葉で伝えることです。
自分の考えや気持ちを「言語化」できるよう、自分と向き合う時間を作ることもおすすめします。
■引用したのはこちら
公認心理師、産業カウンセラー。一般社団法人日本メンタルアップ支援機構(メンタルアップマネージャ®資格認定機関)代表理事。2級キャリアコンサルティング技能士。法政大学卒。
企業内カウンセラーとしての長年の現場経験を生かした、人間関係改善に必須のコミュニケーション、ストレスマネジメント、ハラスメントの分野を得意とする。官公庁をはじめ、大手企業、大学等で5万人以上に講演・研修を行う。テレビ、ラジオ、新聞などのメディア出演、監修多数。
取材・文/佐久間知子