近頃、耳にする機会が増えた「SDGs」。その内容についてまで詳しく知っているという人は意外に少ないのでは? 「SDGs」が掲げる17の目標を知って、日常のなにげない行動を見直してみよう。
SDGsとは、世界中の人や企業が協力し地球が抱える問題の解決を目指す目標
貧困をなくそう
開発途上地域では一日1.9ドル未満で暮らしている人が7億人以上も
飢餓をゼロに
飢えに苦しんでいる人は約8億人。貧困根絶のための農業推進も急務
すべての人に健康と福祉を
発展途上国では医療や健康への知識が不充分がゆえに命を落とす人が大勢
質の高い教育をみんなに
教育の機会を得られず、読み書きできない15歳以上の人は約7.5億人
ジェンダー平等を実現しよう
先進国、途上国問わず、性別による差別問題はいまだ多いのが現状
安全な水とトイレを世界中に
安全な飲み水を手に入れることができない人は世界で約21億人も!
エネルギーをみんなにそしてクリーンに
石油など温室効果ガスを排出する資源がもたらす気候変動は深刻化
働きがいも経済成長も
児童労働や過労死など、労働に関わる問題を抱える人は世界中に大勢
産業と技術革新の基盤をつくろう
災害時などの早い復旧のためにも生活基盤の整備と技術革新が必要
人や国の不平等をなくそう
貧富の差や年齢、性別、人種、民族の差別による不平等はいまだ根強い
住み続けられるまちづくりを
都市人口が増えるなか、建物の老朽化や災害時など特有の問題も急増
つくる責任つかう責任
無責任に資源を膨大に使う、生産・消費スタイルでは地球がもたない!
気候変動に具体的な対策を
異常気象など地球の温暖化問題は先進国、途上国、双方の協力が必須
海の豊かさを守ろう
ごみや廃水による海洋汚染、魚の乱獲など海に関する問題も深刻
陸の豊かさも守ろう
森、山、川などの自然環境と人間を含む生物の共存も考えるべき課題
平和と公正をすべての人に
誰もが平等で平和に暮らす社会の実現には、公的な制度作りも不可欠
パートナーシップで目標を達成しよう
支援する側、される側ではなく、それぞれが同じ目標に向かうことが重要
取材・原文/堀 朋子 構成/田畑紫陽子〈BAILA〉 BAILAは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています ※BAILA2021年3月号掲載
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