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#ヤン・セジョン の作り方〈後編〉「これまでの作品が、今の僕を育ててくれた」【BAILAhomme2掲載】

デビュー作は二番手役。だが、その翌年には一人三役という難役で早くも主演。以来、ずっと主人公を演じ続けている俳優 ヤン・セジョン。感情、時間、食、恋愛。この4つのキーワードをもとに彼の内面を深掘りした。

ヤン・セジョン ニットコーデ バストアップ

これまで臨んできたそれぞれの作品が、今の僕を育ててくれた

今の彼の基盤をつくっているものとして、見逃せないのはやはりこれまで演じてきた作品による影響。

「『私の国』では日常のささいな幸せについて、より考えるようになりました。その前作『30だけど17です』で感じたのは人の温かさ! 『愛の温度』では、ストレートに愛を表現する役だったので、僕自身も演じながら何度もときめきました。主人公が両親に抱く感情も繊細に描かれていて、胸は痛みましたが、クランクアップするのがもったいないくらい多くを学びました」

初の主演作『デュエル〜愛しき者たち〜』では一人三役の難役もこなした。

「当時、僕は26歳(韓国年齢)だったでしょうか。人を殺すという役も初めてでしたので、正直オーディションに受かったときは自信がありませんでした。到底演じられそうにないと。現場に着くと、共演のジェヨン先輩が常にコミュニケーションをとってくれて、『セジョン、いつも正直に演じろよ! 偽りなく演じろよ!』と言ってくださって。いろんな感情を短期間で教えてもらったのがこの作品です」      

そして、今、思うことは――

「目標というのはないんです。今、僕に与えられたものに一生懸命取り組むだけ。実は除隊する数カ月前から復帰後の出演依頼の台本が届き始めたのですが、その全部に誠心誠意目を通しました。すべてに出演するつもりで。誰かが僕を必要としてくれることが、本当にありがたかったからです。だから、今後も今までと同じように、僕に与えられた役割があれば、休むことなく、やり遂げていきたいですね」

ヤン・セジョン 顔アップ

ヤン・セジョンを紐解く4つのキーワード

EMOTION

気持ちをコントロールするセジョンさん独自の方法は?
たとえば、撮影中など、人間関係で生じた誤解や残念な気持ちを思い出すとつらくなって落ち込むことも。そんなときは、感謝の気持ちを持つのがいちばん。僕の命は神様が与えてくれたもの。息をしているだけでもありがたく思い「セジョン、今日もファイト!」と言い聞かせます。

TIME

一日のうちで最も大切な時間は?
その日の撮影をすべて終えて帰宅し、シャワーを浴びた後、台本に目を通す前の少しの間、一人で何も考えずにじっと椅子に座りながらデカフェのアイスコーヒーを飲んでいる時間。ひと口目をゆっくり飲んで、リラックスします。その5分後には演技モードのもとの自分に戻りますが。

ヤン・セジョン 頬杖

FOOD

セジョンさんの体はどんな食べ物でできているの?
実は僕、すごく太りやすいんです。撮影時は体型維持のため、牛の赤身肉、玉ねぎ、鶏むね肉、玄米ご飯、キムチだけ食べます。それ以外のときは、サムギョプサル、フライドチキン、ピザ、お刺し身、ジャージャー麺、なんでも大好き。明日地球が滅亡するなら、好きな人たちとサムギョプサルを好きなだけ食べたい!

ヤン・セジョン 目をとして

LOVE

好きになる人やモノに共通点ってあるの?
僕は、一度気に入ったモノはなかなか変えることができないんです。捨てるのも苦手だから、すごく悩みます。「これを捨てるべきか、やめておくべきか」って。人間関係においても、自分の味方だと思った人のことは最後まで信じます。万が一、相手が僕に対して何か失敗を犯したとしても「きっと何か理由があったんだろう」と考えるほうですね。今、いちばん興味あること? 演技以外となると……、唯一夢中になっているのはボクシング! ストレス解消にもなりますし、怒りが消えるんですよ、怒りが!!!

ヤン・セジョン 口に手を当てて

誰かが僕を必要としてくれる。
それ自体が本当にありがたい。
だから、これまでもこれからも
僕に与えられたものを大切に
一生懸命取り組んでいくだけです

ヤン・セジョン

ヤン・セジョン


やん せじょん●1992年12月23日ソウル生まれ。身長182㎝。2016年「浪漫ドクターキム・サブ」でデビュー。翌年、事前制作ドラマ「師任堂(サイムダン)、色の日記」で一人二役、「デュエル〜愛しき者たち〜」で一人三役を務める。「愛の温度」「30だけど17です」ではラブストーリーの主人公を演じ、一躍人気俳優に。’19年「私の国」出演後、’20年5月に陸軍入隊。昨年、除隊し、現在、復帰作となる新作ドラマの撮影中。

シャツ/system homme ニット/marni  デニム/our legacy by beaker 靴/vans @Korea

撮影/KIM YEONG JUN ヘア/JUNG SUNEE メイク/HA YEONG JU スタイリスト/chaeng's company コーディネーター・翻訳/CHOI HYO JEONG〈KACHI MEDIA〉 取材・原文/山崎敦子 ※BAILAhomme vol.2掲載

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