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「34歳・広告代理店勤務、独身。地方の実家を継ぐ彼についていくべきですか?」【マッチングアプリの中のひと・とーまの婚活相談 #18】

「マッチングアプリの中のひと」として、YouTubeをはじめSNSで大活躍のとーまさん。恋に悩む女性の気持ちを受け入れ、男性心理を的確に分析して大人気! そんなとーまさんの「婚活相談」第18回。今回は、急遽仕事を辞め実家を継ぐと決意した彼に戸惑う女性の相談にお答え!

マッチングアプリの中のひと・とーまの婚活相談

「34歳・広告代理店、独身。地方の実家を継ぐ彼についていくべきですか?」

「はじめまして。亜美と申します。先日、つきあって3年になる彼から『今の仕事を辞めて岡山県の実家で家業を手伝うことにした。結婚してついてきて欲しい』と言われました。思ってもいない形のプロポーズでした。

 

私も彼も同業で、都内の大手の広告代理店で働いています。彼とは同業他社の交流会で出会い、仕事への姿勢にお互い共感してすぐにつきあい始めました。つきあってからも仕事の相談をしあうなど支えあいながら過ごしてきたんです。最近では、結婚の話もするようになり、いよいよプロポーズというのは覚悟していました。ただ、仕事を辞めて実家に着いていくというのは想定外……。

 

彼のご実家は小さな会社を経営しています。次男で会社は継がなくていいと聞いていましたが長男に会社を継ぐ意志が全くないようで、ご両親が高齢ということもあり彼が腹をくくったとのことでした。私との将来を考えた上で、このタイミングで方向転換を決めたのだとは分かっているのですが、あまりにも急だったのと相談ベースではなく決定事項のように告げられたのがショックでした。もし結婚することになったら、彼は家族にとって重要なことを勝手に決めてしまうのではないかという不信感さえ抱きました。

 

結婚し、実家についていくとなると必然的に仕事を辞めなくてはいけませんし、収入もガクンと下がります。今は別居婚も珍しくないと分かっていますが、年齢的にも子どもはすぐ欲しいですし、妊活や子育てのことを考えると今の私たちに別居婚は難しいように感じます。

 

彼とは別れたくないけど、仕事も今一番楽しくて仕事も辞めたくない。私は関東出身なので都内から離れることもすぐに判断できません。

 

このまま結婚の話を進めてしまっていいのでしょうか?」

彼への感謝を伝えてから、不安などマイナスな気持ちを言葉に

マッチングアプリの中のひと・とーまの婚活相談 彼への感謝を伝えてから、不安などマイナスな気持ちを言葉に

「亜美さん、はじめまして。相談ありがとうございます。

 

つきあっている彼からプロポーズされたということは、二人で順調に関係を育んできたからこそだと思うので、悩むことは多いとは思いますが、素敵だなと思います。

 

ただ、彼が実家を継ぐという、亜美さんにとっても大切なことの相談がないのは悲しいですよね。そんな彼との今後のことについて、一緒に考えていきたいと思います。

 

まずは、今の思いをそのまま彼に伝えましょう。

 

不安に思っていること、伝えてくれなくて悲しかったこと、自分のキャリアについて考えていること、子どものことについても。

 

もし、それをせずに結婚を選んで彼についていったとしたら、今のモヤモヤした状態がずっと続くでしょう。

 

また、亜美さんがモヤモヤしていることを伝えないで結婚し、実家についていってしまうとこれが彼にとっての成功体験のひとつとなり、このやり方で大丈夫と考えてしまうこともあるかもしれません。

 

これから先も、大事なことを彼が勝手に決めて報告されるということにならないようにするためにも、きちんと思いを言葉にする必要があります。

 

しかし、伝える順番が大切です。

 

まずは、『プロポーズしてくれてありがとう』のお礼と嬉しい気持ち、その後に寂しかったという思い、キャリアや子どものことについてという順番で話すといいと思います。

 

相手のことを受け入れてから、自分の思いを伝えるだけで、相手への伝わり方や受け入れられ方が変わっていきます。

 

仕事のプレゼンのときも、話す順番によって流れが変わってくると思います。恋愛も、仕事に似ている部分もあるのでぜひ意識してみてください。

彼がどういう気持ちで一人で決断したのかも考えつつ、様々な選択肢をイメージして

マッチングアプリの中のひと・とーまの婚活相談 彼がどういう気持ちで一人で決断したのかも考えつつ、さまざまな選択肢をイメージして

そこからは、彼にもいろんな考えがあると思うので、二人でじっくり話し合って道を決めていくしかないです。

 

亜美さんは、いきなり決定事項を伝えられても、『彼と別れたくない』と思っていますか?

 

もっと早く、ちゃんと話をしくれていたら彼と結婚して大丈夫と思えましたか?

 

そのこと以外で、彼に対して不満な点がなかったとしたら、上記のことを考えてから道を決めてほしいです。

 

もちろん、彼の行動はよくないことだと思いますが、同じ男性としての気持ちを汲み取ると

 

・亜美さんのことを信頼している

・ついてきてもらうからには、自分が支えるという覚悟がある

 

ということだと思うので、そういう彼の気持ちも忘れないでほしいです。

また、彼の申し出を受けるとなると、亜美さんが譲歩することが多いとは思います。

 

亜美さんが言うとおり、すぐに子どもが欲しい、子育てしていこうと考えたら、別居婚でなかなか会えないという状況は難しいですよね。

 

それに、今いちばん仕事が楽しいとなるとなおさらです。

 

二人の話し合い後になるかもしれないですが、会社に相談することはできないのでしょうか。

 

都内の大手広告代理店なら、職種にもよるとは思いますが、リモートワークが可能なのではないかと思います。

リモートワークが可能なら、彼のところにいながら今の仕事の状態と変わらずに続けていけると思います。いろんな働き方ができる時代だと思うので、ぜひ考えてみてください。

お互いが幸せになれる道が正解。二人で話し合いじっくり探していってください

マッチングアプリの中のひと・とーまの婚活相談 お互いが幸せになれる道が正解。二人で話し合いじっくり探して行ってください

ここまで、いろんな話をしてきましたが、正直なところ彼についていくのがいいか、プロポーズを断るのがいいか、どちらの道を選ぶのが正解かは分かりません。

 

よく聞く言葉ではありますが『選んだ道を正解にしていく』しかないと思うので、自分と彼のお互いがどうなっていくのが幸せか、彼としっかり話してほしいなと思います。

 

その上で、プロポーズを断りそれぞれが違う道に進むことになったとしても、仕事を充実させていて、プロポーズされるくらい素敵な人なら、婚活をまた始めてもきっと素敵なお相手と出会えるので、安心して今の彼とじっくり向き合ってほしいなと思います。

 

また何かあればいつでも相談してください」

とーま

マッチングアプリの中のひと

とーま


1992年生まれ、大分県出身。国内最大級のマッチングアプリ「タップル」を運営する会社で働く会社員。1000人の男女にインタビューした経験やマッチングアプリの運営で培ったノウハウを生かし、男性心理を的確に分析したYouTubeチャンネルが大人気。登録者数は約5.6万人(2022年10月現在)。

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