確固たる審美眼をもつスタイリストの愛用品を紹介。憧れブランドから“自分にとっての”名品を見つける幸せ。普遍的価値を見極める目をもつスタイリストのチョイスを参考に。
MIU MIUのレザージャケット
“着るほど自分になじむ10年選手の相棒です”
「イタリアブランドならではの上質なレザーとどんなテイストにも合うところに惹かれ、数十年先も着ている自分の姿が想像できたので購入。ひとつの服を長く着ることが地球環境改善につながれば……、という思いもあって。着るほどにクタッと味わいを増した今、手に入れたとき以上に愛着がわいています」。/本人私物
Maison Margielaのデニム
“シンプルな合わせで決まる 「ひとクセ」が決め手”
「クリーンでありながら、いい意味でクセがあるのが『メゾン マルジェラ』の魅力。このパンツもありそうでなかった両サイドのカッティングがアクセントになって、シンプルなシャツやTシャツを合わせるだけでサマになるんです。デニム好きで12、3本を常備していますが、“定番の次”の一本として愛用中です」。/本人私物
JIL SANDERの7デイズシャツ
“仕事でもプライベートでも確かな自信をくれる一枚”
「スタイリストとして独立したとき、どんな場所にも着ていけるシンプルで上質なシャツを手に入れたいと思ってお迎えしました。仕立てのよさと体をきれいに見せてくれるシルエットに袖を通すたび力をもらえます。アクセ使いや合わせ方でどんなふうにも楽しめて、ずっと自分らしく着続けていけそうです」。/本人私物
Max Maraのトレンチコート
“永遠のMy定番は進化し続ける名品を”
「トレンチ歴20年。愛情の深い服を着るときほど常に新鮮な気持ちでいたい私にとって、オーセンティックな中にアップデート感のある『マックスマーラ』のトレンチがベスト。今気になるのは、優雅なオーバーサイズ。きれい色パンツを合わせて楽しみたいですね」。¥357500/マックスマーラ ジャパン(マックスマーラ)
撮影/魚地武大〈TENT〉 スタイリスト/小林実可 取材・原文/榎本洋子〈TENT〉 ※BAILA2024年5月号掲載