おうち時間が長い今こそ、オーラルケアを見直して、輝く白い歯を手に入れて。美しい笑顔も、おいしく食べられるのも、健康な歯があってこそ! そのためにはまず、フロスの使い方を見直しましょう。
教えてくれたのは
歯科医師、口腔外科医 新谷 悟先生
東京銀座シンタニ歯科口腔外科クリニック院長。2019年に歯科口腔外科医として「ベストドクター」に選出される。著書は『歯と歯ぐきを強くする噛みトレ』(アスコム)など。
美しい笑顔も、おいしく食べられるのも、健康な歯があってこそ! そのためには"フロスファースト"!
バイラ世代の今だからこそ、見直したいのがオーラルケア。
「人と話すときにいちばん目がいくのは口もと。歯が黄ばんでいたり、歯並びが悪かったりしたら、それだけで見た目印象がマイナスに。また、虫歯や歯周病、知覚過敏、口内炎などがあったら食事も楽しめません。人前で思い切り笑えるのも、食べ物をおいしく食べられるのも、キレイで健康な歯があってこそなのです。ですからオーラルケアはとても重要なのですが、ほとんどの人が正しくできていません」と新谷悟先生。そんな新谷先生がすすめるのが、歯ブラシでなく“フロス”でのケア。「日本では歯ブラシでの歯磨きが重要とされていますが、欧米ではなによりフロスが大事とされています。大人の虫歯ができやすいのは、歯と歯の隣接部分ですし、歯が抜けてしまう原因となる歯周病も、歯と歯の間や、歯と歯茎の境目にたまる歯垢が原因。これらは歯磨きでは取り除けず、フロスなら可能です。ですから私は歯磨きよりまずフロスをする“フロスファースト”をおすすめします。毎日フロスをすることが健康で美しい歯のキープにつながります。ぜひ今日から始めてください」
\フロスを使いこなすのがオーラルケアの大前提!/
正しいフロスの使い方
1 フロスを歯間に入れる
フロスを歯と歯の間にしっかりと深く入れる。フロスは、Y字形でも、普通の糸状のものでもどちらでもOK
2 フロスを側面にあてる
きれいにする側の面にフロスをぐっと押し当てる。
3 フロスを引き上げる
フロスを側面に沿わせて引き上げる。終わったら、逆側も同様にしっかりと奥までフロスを歯間に入れ、側面に押し当て引き上げる。すべての歯間を行って。
イラスト/五月女ケイ子、きくちりえ〈Softdesign LLP〉 取材・原文/和田美穂 構成/渡辺敦子〈BAILA〉 ※BAILA2020年6・7月合併号掲載
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