みんなのセルフ眉メイクを長井かおりさんが赤ペン指導します。今回は、ワイルド鋭角眉やボサボサラウンド眉など、毛がありすぎて処理に困ってしまう眉の場合。毛量が多くとも美人ポイントはしっかり押さえて。
【路肩広がりボサボサ眉】
産毛たっぷり&柔らか毛質を生かす、薄めグレーを選ぶのがポイント。ブラシで毛流れを整えたら、路肩に広がる毛(つまり産毛)には触れず、中央の毛流れに芯を通すイメージでトントン。
【ワイルド鋭角眉】
ちょっぴりキツめに見える鋭角眉の“あったらいいな”ゾーンは、眉頭上。この三角ゾーンを足すことで、傾斜がなだらかになりやさしい印象に。目と眉の距離が近いため、毛流れは上へ。
【刈り込み系欠け眉】
右眉の山が欠けているのが目立つので、まずは右眉の毛流れをすべて上へ。それだけでも欠けている部分が目立たなくなる。足りない部分は濃いグレーで埋めつつ、眉頭上を足してバランス調整。
【ボサボサラウンド眉】
ラウンドぎみの眉は、やぼったい印象になりがち。眉頭上の三角ゾーンと眉頭下の美人ポイントを足すことで、メリハリが誕生。目がパッチリしているので毛流れは上へ流し、目と眉の距離は離す。
【しっかり劇画タッチ眉】
毛流れを上下から集め、印象スッキリ→それでも残るすき間=“あったらいいな”もハッキリ。ブラウン塗り絵は控えて、透明マスカラで整える程度に。高すぎる山部分にはコンシーラーを。
【メリハリ不足なぼんやり眉】
柔らかい毛質なので、立て置きに使うのは薄めグレー。眉丘筋に合わせ、眉山のエッジをきわだたせる。あとは眉頭と眉じりの美人ポイントを足せば、大きな目を印象づけるメリハリのある顔立ちに。
撮影/押尾健太郎(人)、久々江満(物) ヘア&メイク/長井かおり スタイリスト/内堀悠香(人) 取材・原文/谷口絵美 構成/菅井麻衣子〈BAILA〉 ※BAILA2019年12月号掲載