【夏の終わりの肌事情〈まとめ〉】晩夏を制する者は美肌を制す！スキンケアの天才6人のケア＆愛用コスメ大公開

紫外線や冷房による肌ダメージを放置していると、この先のくすみやシミ、乾燥の原因に。そんな“ケアの頑張りどき”に、安定した美肌の持ち主たちがリアルにやっていることとは？

【ときどきゆらぐ乾燥肌】
「皮膚そのものがすごく薄く、刺激を受けたりホルモンバランスがくずれると赤みが出ることも。繊細さを保ちつつ、根底がゆるがない肌になるのが理想」

「あまり大きな声では言えないのですが、数年前まで日焼け止めを塗ってなかったんです……。というのも本当に日焼けしにくい肌質で。紫外線ダメージで困った経験もほぼないのですが、内服するビタミンＣやゴワつきを感じたときの角質ケアは、常に意識しています。

スキンケアって、みんなやってるからやらないとダメ！って強迫観念を抱く必要はないと思うんです。実際、私も日焼け止めを覚えたのは30代に入ってからだし（笑）。まだ取り入れてないお手入れは、むしろ“私の伸びしろだ！”と思って前向きに楽しむのが、肌にも心にも“効く”秘訣だと思います」

強いて言えばゴワツキ
「日焼けダメージをあまり感じない肌ゆえ、そこまで特別な変化はないんですが、ときどき感じるのがゴワつき。肌の手触りに違和感があるときや、ファンデのノリがイマイチなときは、スクラブやゴマージュを投入」

【落とすケア】5
【入れるケア】5

「自分の中での比重はほぼ同じ。でも、“落とすケア”は、たとえばクレンジングなら、ミルク、バーム、クリーム、オイル……みたいに常にいくつかのカードを持って、肌状態やメイクの重さに合わせて替えています」

パーツ限定でスポットケア
「これまた大きな声では言えませんが、体の日焼け止めもほぼ塗ったことがなく……。とにかくベタつきが苦手な私は、ボディクリームもこっくり系は得意じゃないので、乾燥を感じたときに、足やかかとなどパーツ限定で塗る程度です」

ボディスーツ￥45100（チカキサダ）・デニム￥41800（トゥ エ モン トレゾア）／エドストロームオフィス

【乾燥肌】
「年間通して乾燥肌なのは変わらないですが、夏は乾燥の“質”が変化。肌の表面が一層乾く感覚で、硬くゴワつき、くすみも加速して、肌不調が生じやすい」

「日焼け止めもファンデーションも塗り、汗をかいたら上から重ね、室内ではエアコンの風が直接当たるetc.夏から夏の終わりは特に、肌にはかなりの負担がかかっていますよね。この時季にいかに丁寧なケアをして過ごすかで、秋以降の肌が変わってくると思っていて。そこで私が意識的に行っているのは“落とすことを強化して保湿は冬並みにする”こと。不要なものを落として、いいものを入れ循環させていく。潤いがきちんと巡る状態をいかにつくれるか。肌にとってしんどい今こそ頑張りどきなんです！」

腸
「腸が冷えると肌トラブルが起きやすいので腹巻きで温めています。お気に入りは、スタイリスト百々千晴さんが手がけるSHISHIKUIのもの。また、外ではどうしても冷たいものを手に取ってしまうので、朝一杯のハーブティーは欠かさず飲み、水筒に入れて持ち歩くことも」

ボディも欠かさず保湿！
「日焼け止めを塗り、不要な角質がたまりやすいボディも入念にケア。最近お気に入りのREVIのボディスクラブを使ったあとに、ボディオイルで保湿を。スクラブ後の肌はしっとり感も高まる気が♡」

【落とすケア】5
【入れるケア】5

「肌への負担を最小限に抑えた毎日のクレンジングに加え、この時季は、温感クレンジング、クレイパックも取り入れ徹底的に落とします。その分、シートマスクはもちろん、美容液やクリームでの入れるケアにも手をかけます。どちらも同じ熱量を注ぐことが大切です」

トップス￥26400（参考価格）／ザ・ウォール ショールーム（デターム）　アクセサリー／スタイリスト私物

【乾燥肌】
「たっぷり保湿をしないと、肌が“パキッ”と地割れを起こしそうになるほどの乾燥肌。それと、年1回くらい、かなり疲れていると真っ赤にただれることも」

「UV対策はしていますが、基本的には“日焼けをしてもいい”っていうマインドなんです。もともとこんがり肌だし、気にしすぎるのも疲れてしまうので。大切なのは、白さを追い求めることよりも、日焼けの受け止め方だと思うんです。紫外線を浴びたら水分チャージをする、沈静化させる。夏の終わりはそういった地道なケアを積み重ねて、内側から発光するような肌を目指しています。“青白い＝透明感がある”わけではないし、肌が黒くてもきれいな人はいっぱいいる。自分ならではの健康的な肌が理想です！」

鼻の毛穴
「皮脂分泌が盛んになっている夏の終わりは、小鼻の黒ずみや毛穴の開きをしっかりケア。広尾のエステサロン『shéllen』で水素ピーリングを受けるなどプロの手も借ります！」

くすみ
「暑さで肌も疲れるからか、肌がくもりがちな晩夏。ブライトニング系のアイテムを投入して透明感アップを図ります。美白ではなく、“クリアな素肌”を目指すイメージ！」

【落とすケア】4
【入れるケア】6

「乾燥肌なので、年間通して与えるケアが多め。『量や種類をたくさん！』というよりも、2〜3ステップの簡単なものでもいいから、無理なくできるスキンケアを重視しています。継続することが美肌への近道」

体もまずは水分で整える
「日焼けしたときは、優しい使い心地orビタミン入り化粧水を全身に塗って水分補給。乾燥がひどいときはオイルを数滴混ぜたボディクリームでふたをすると肌がやわらかく♡」

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【乾燥肌】
「日本に来てから環境の変化により乾燥が悪化。特にダメージが蓄積された夏の終わりはめちゃくちゃ乾きやすいので、湿度が高い日も保湿を徹底します」

「韓国から日本に来て約1年半。もともと乾燥肌ぎみではあったのですが、さらに乾燥が加速。そこに紫外線やクーラーなどの寒暖差なども加わり、夏の終わりの肌はボロボロに……。そんな肌を安定させるためにも、朝晩のパック習慣はマスト。日焼けをすると肌が乾いてシワっぽくなってしまうので、ここでしっかり水分チャージを。肌の奥から潤いで満たされると見た目も若々しいし、メイク映えするツヤも出る。さらに肌の防御力も高まるので、これからもコツコツ保湿ケアを続けたいと思います」

日焼け、赤み
「10分外を歩いただけで日焼けして、黒くなってしまうタイプ。日焼けをすると炎症を起こして乾燥しやすくなるので、一年を通して徹底した日焼け対策＆保湿ケアはマスト」

【落とすケア】3
【入れるケア】7

「日焼け止めをしっかり塗っているので、落とすケアも大切なのですが、やっぱり水分を入れるケアのウェイトが大きめ。落とすケアもさっぱり系ではなく、潤いをきちんと残してくれるものを選んでいます」

体中、保湿！　血色感をキープ
「肌がものすごく荒れてしまった時期に教えてもらった全身用クリーム。もうかれこれ7年以上も愛用。お風呂上がりにケアをするだけで、24時間潤う肌をキープできます」

首
「ケアを忘れてしまいがちな首もとこそ。この間もうっかり日焼けして落ち込んでいたので（涙）、UVケアは念入りに。10代の頃からのシワも気になるので、クリームで保湿ケアも」

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【軽い乾燥肌】
「20代の頃はニキビができやすかったので、大きなゆらぎをつくらせないのが肌人生においての大きなテーマ。年を重ねた今は、気を抜くと乾燥に傾きがち」

「目指しているのは、ぷるぷるでツヤツヤな杏仁豆腐みたいな肌。そのためには、まず炎症対策がカギ。肌の炎症はエイジングのきっかけにもなるので、赤みが出たら即冷やし、抗炎症アイテムを投入。そして内側からハリを出し、乾燥から肌を守るケアを基本習慣に。気温や湿度、ホルモンバランスや日々の生活習慣によってコンディションは変わるので、見て触れる肌との対話は絶対に必要。肌の変化を敏感にキャッチすることで、トラブルの根本原因を避けられますし、対策も練られるようになりますよ」

しぼみ感
「肌の内側にダメージが蓄積されると、どうしても元気のない肌になってしまいがち。そんなときはレチノール系コスメで真皮を刺激しながら、炎症を出さないような攻めのケアを行っています」

目もと
「紫外線を浴びると、目まわりがシワっぽくなってしまうので、コツコツする目もとケアは大切。眼輪筋に沿うように目頭上から外側を通って、目頭下へとくるりとマッサージ」

【落とすケア】3
【入れるケア】7

「個人的な赤み対策として、無理にピーリングなどはせず、するとしてもふき取り化粧水を投入する程度。シワにアイロンをかけたり、肌内部の厚みを増やしたり、メラニンの代謝を改善したくなるので、どうしても与えるケアに比重が」

オイル＋クリームでツヤ増しケア
「ビタミンA配合のオイルに、香りのいいクリームを混ぜてケアをするのを年間通して行っています。ふっくらするようなハリやツヤを与え、潤いを抱え込んだ肌をキープ」

【乾燥肌】
「年を重ねるごとに肌悩みがどんどん変化するのを感じています。今は、食生活など内的要因、花粉や外気など外的要因によって、如実に肌がゆらぐ乾燥肌」

「内側から発光しているような透き通った肌がイメージなので、理想を言うなら“ナタデココ”や“新鮮なイカ”（笑）。スキンケアは季節ごと、肌の状態によって替えていますが、夏のダメージケアこそ美肌への近道だと思います。私自身、何十年も紫外線を避け、夏の負債を残さないケアを続けてきたおかげで、40代になった今、秋口のゆらぎに負けない肌が育ってきたように思うので。まず大事なのは、毎日続けられるケアをコツコツと積み重ねること。1カ月でも続けてみると肌はきちんとこたえてくれます」

乾燥、ゴワツキ
「以前は、紫外線を浴び尽くしてメラニンがたまり、エアコンで乾燥して角層も肥大。くすみも目立つインナードライ肌になっていました。そうならないために、今はスキンケアをきちんとします」

首
「たるんだり、くすんだり、顔と別人だったり。首には年齢が出やすいのでしっかりケアが必要。私の場合は顔と同じアイテムを首、デコルテまで毎日。紫外線対策も必須です」

【落とすケア】3
【入れるケア】7

「充分な保湿は日々のルーティン。カチカチに厚くなった角質をオフしやすくするためにも、まずは保湿が鉄則です。角質はピーリングなどで優しくケアします」

ボディはスクラブでケア
「顔と同様に体も紫外線の影響を受けているのでスクラブでケア。全身に週1〜10日に1回くらいの割合で取り入れると、肌のもっちり感が違います。保湿しながら角質を取り除いてくれるような優しいタイプが好きです」

［鈴木えみさん］撮影／渡辺宏樹〈TRON〉　ヘア＆メイク／福岡玲衣〈TRON〉　スタイリスト／鈴木美智恵　取材・原文／前野さちこ
［MEGUMIさん］撮影／酒井貴生〈aosora〉　ヘア＆メイク／加藤恵美　スタイリスト／大浜瑛里那　取材・原文／浦安真利子
［伊原葵さん］撮影／嶌原佑矢〈UM〉　ヘア＆メイク／北原 果〈KiKi inc.〉　スタイリスト／近藤和貴子　取材・原文／石黒千晶
［ハ・ヨンスさん］撮影／天日恵美子　ヘア＆メイク／室橋佑紀〈ROI〉　スタイリスト／小林実可　取材・原文／谷口絵美
［大野真理子さん］撮影／天日恵美子　ヘア＆メイク／室橋佑紀〈ROI〉　取材・原文／谷口絵美
［藤井明子さん］撮影／tAiki　ヘア＆メイク／石川ユウキ〈Three PEACE〉　取材・原文／通山奈津子
※2023年8月3日時点での価格です。価格はプロモーションやUSドルレートに沿って変動します　※BAILA2023年10月号掲載