皆さん、こんにちは。
バイラーズの飯倉ななこです♪
先日、Otonamiで予約していた
日本橋の文化拠点「EnCounter(エンカウンター) by Otonami」に足を運び
クラフトサケを楽しむ特別な体験に参加してきました。
ただお酒を楽しむだけではなく、
その背景や造り手の想いまで深く知ることができる時間。
静かなカウンター空間で、五感を使ってお酒と向き合う
とても豊かで、大人ならではの体験でした。

EnCounter(エンカウンター)とは?
「食べる」だけで終わらない、「体験としての食」を楽しみ
料理やお酒に加えて、その背景にある文化やストーリー、
人との対話までを含めて味わうことができる空間です。
英語で、encounterとは、「出会い」という意味。
この体験では、お酒そのものとの出会いだけでなく、
造り手の哲学やストーリー、そして自分自身の感覚とも向き合い出会える場所です。
また、お酒に限らず、
お茶やハーブ、薬膳、オリーブオイルなど、
さまざまな分野の作り手が登場し、目の前で丁寧にレクチャーしてくれるのも魅力。
知識を教わるというより、五感を通して感じるという体験ができます。
場所は、日本橋のコレド室町の裏手という少し奥まった立地。
にぎわいのすぐそばにありながら、ふと足を踏み入れると空気が変わるような、
静かで特別な時間が流れています。
誰かのこだわりや哲学に触れることで、いつもの一杯や一皿が少し特別に思えてくる。
そんな小さな変化を持ち帰れるのが、エンカウンターという場所です。
稲とアガベという酒蔵
今回の主役は、秋田県男鹿市にあるクラフトサケを造る酒蔵
「稲とアガベ」。
名前の由来がとても素敵で、
社長の岡住さんが日本酒好き、奥さまがテキーラ好きという背景から、
岡住家の家紋を「稲とアガベ」の模様にし、
酒蔵にもこの名前がつけられたそう。(きゅん♡

日本酒の「稲」と、テキーラの原料である「アガベ」。
異なる文化を掛け合わせたこの名前自体が、
この酒蔵の挑戦的なスタイルを象徴しているように感じました。
酒蔵きっかけで地方がさらに発展していく。
そんなモデルを創りたいという熱い思いで
稲とアガベは男鹿市で、レストランやお宿など複数店舗運営もされているそう。
志が素敵すぎて、現地に足を運びたくなりました!
クラフトサケとは?
今回の体験のキーワードでもある「クラフトサケ」。
簡単にいうと、
日本酒をベースに自由な発想で造られる個性豊かなお酒のこと。
従来の日本酒は、原料や製法が法律で厳格に定められていて
使えるのは基本的に「米・米麹・水」。
その制約の中で磨かれてきたのが、日本酒の繊細な世界です。
一方でクラフトサケは、
米と麹による発酵を軸にしながら、
フルーツやハーブ、時にはホップやぶどうなどを加えて一緒に発酵させるスタイル。
つまり「後から混ぜる」のではなく、
最初から一緒に醸すことで、新しい味を生み出すのが特徴です。
クラフトサケの魅力は、そのバリエーションの豊かさにあります。
軽やかでフルーティーなものもあれば、
ワインのような酸味を持つもの、
ビールのようなほのかな苦味を感じるものもある。
同じ「酒」でありながら、
ひとつひとつがまったく異なる個性を持っているのです。
制約から生まれた革新
興味深いのは、その誕生の背景です。
日本では新たに日本酒の製造免許を取得することが非常に難しく、
新規参入のハードルが高い状況にあり
なんと、戦後70年間の間に一度も
新しい酒蔵に日本酒の製造免許が降りていません。(衝撃)
その中で生まれたのが、
日本酒の枠にとらわれないクラフトサケという選択でした。
制約を逆手に取り、
自由な発想で新しい酒をつくる。
その挑戦が、いまのクラフトサケの広がりにつながっています。
テイスティングした3種類のクラフトサケ

今回の体験では、3種類のクラフトサケをテイスティング。
それぞれ全く違う個性で、とても面白かったです。
① 花風(はなかぜ)

まずは定番の「花風」。
クラフトサケの入口におすすめの一本で
副原料としてホップを使用したお酒です。
グラスに注いだ瞬間、ふわっと広がるのはお花のような香り。
ホップ由来のライチやマスカットを思わせるフルーティーさが印象的です。
ひと口飲むと、とにかく軽やか。
ほんのり甘く、やさしい酸味があって、後味にはわずかな苦味が残る。
このバランスが絶妙で、
「日本酒が苦手」という人でもすっと入れる飲み心地。
クラフトサケの最初の一杯として、とても完成度が高いと感じました。
② 寵深花風

次に飲んだのが、花風の上位モデルともいえる「寵深花風」。
こちらは米・麹に日本古来の野草(唐花草)を加え発酵させたもので
白ワインのような、研ぎ澄まされた一本でした。
香りは一気に大人っぽく、
白ワイン、それもソーヴィニヨン・ブランのような華やかさ。
口に含むと、繊細で立体的。
甘さは控えめで、酸の輪郭がしっかりしている。
花風が「親しみやすさ」だとすれば、
こちらは「洗練」という言葉がしっくりくる一本だと感じました。
米・麹・野草(唐花草)だけでここまで複雑な香りが出るというのも驚きで、
クラフトサケの可能性を強く感じました。
③火折

最後は「火折」というお酒で、
レモングラスのような香りがする青文字の実、
グレープフルーツのような香りがする「榧」の枝葉、
西洋ハーブにも負けない香りを持つ「花蓬」と
春先にしか採れない「アカエゾマツ」の新芽
これらを一緒に発酵させたもので、
かなりユニークな
森やハーブを感じる、最も個性的な一本でした。
第一印象は、レモングラスやグレープフルーツのような、ハーバルで爽やかな香り。
飲んでみると、
柑橘のようなニュアンスと、植物的なほろ苦さが広がる。
他の2本と比べると、ぐっと自然寄りなイメージで
森の中にいるような、少しスモーキーで野性的な印象もありました。
ワインやクラフトジンが好きな人には刺さりそうな一本です。
飲み比べてわかったこと
3本を通して感じたのは、
クラフトサケは「日本酒の延長」ではなく、
むしろまったく別ジャンルだということ。
同じ酒蔵でも、ここまで表情が違うのかと驚きでした。
気になる体験の流れ♡
カウンター形式の落ち着いた空間で、
一つひとつ丁寧に説明を受けながらテイスティング。
お酒だけでなく、チーズなどのペアリングも用意されていて、
味の変化を楽しみながら理解を深めていきます。
少人数だからこそ質問もしやすく、
造り手との距離が近いのも魅力のひとつ。
体験というより、「対話」に近い時間でした。
うれしいおみやげ♡
そして最後には、なんと一人一本ずつ「花風」をギフトでいただきました!
体験して終わりではなく、
その余韻を自宅でも楽しめるのがうれしい。
自分のペースでゆっくり味わいながら、
あの時間を思い返すのもまた贅沢だなと感じました。

岡住さん(右)と友人と♪
まとめ♡
お酒を「感じて、味わうもの」として捉え直すきっかけになった今回の体験。
クラフトサケという新しい世界と、
それを生み出す人たちの想いに触れて、
お酒の楽しみ方が少し変わった気がします。
大人だからこそ楽しめる、学びと感性の時間。
気になる方はぜひ体験してみてください。
EnCounterのサイトはこちらから♪



























































