(BAILA)スーパーバイラーズの今越さくらです。夏も終わり、空や木々のコントラストが淡くなってきましたね。秋の息吹を感じます。
みなさんは今年、どんな秋を過ごしたいですか?味覚の秋?スポーツの秋?読書の秋?
わたしは「アートの秋」にしたいなと思っています。
30代を目前にして周囲が婚約・結婚ラッシュに湧く中、贈り物をする機会が増え、「センスの良さ」が素敵な女性の要素の一つだと感じるようになりました。
センスは一朝一夕では磨けないので、この秋にたくさんの芸術作品に触れて、少しずつ身につけていきたいなと思っています。
というわけで、先日、箱根にあるPOLA美術館に足を運びました。今回はその魅力をご紹介したいと思います。
▶︎緑豊かな箱根の森に溶け込む上質なアートの時間
POLA美術館は箱根の山間に佇んでいます。
小田原駅から車で約1時間、箱根登山鉄道・強羅駅から車で約15分の場所にあります。
(詳しいアクセス方法はコチラ▶︎ https://www.polamuseum.or.jp/info/access/)
自然の光をやわらかく取り込むガラス張りの建造物が、生命力に満ちた木々に囲まれ、息を呑むほど美しいです。
その洗練された景観は、美しいものと出会う喜びを呼び覚ましてくれます。
POLA美術館には、化粧品大手・ポーラ化粧品創業家の2代目・鈴木常司氏が1950年代から約40年にわたって収集した美術品約1万点が展示されています。
なかでも、モネやルノワール、セザンヌ、ゴッホら印象派の画家のコレクションが数多く展示されています。その数は日本最大級。
特にルノワールの「レースの帽子の少女」は、POLA美術館を代表するコレクションです。
ルノワール「レースの帽子の少女」
陶器のようになめらかな白い肌や、サテンのリボンが飾られたレースの帽子が目を惹きますよね。
淡い色味を基調とした絵の中には、光の入らない暗い瞳が浮かび上がり、夢想に耽る無防備な少女の魅力を感じます。
個人的にはベルト・モリゾの「ベランダにて」も好きでした。
ベルト・モリゾ「ベランダにて」
写真に収めて良い作品が限られているので、ブログではあまりご紹介できないのですが、この他にもレオナール・藤田やピカソをはじめとする著名な芸術家の作品が並んでいます。
西洋絵画だけでなく、日本画、版画、彫刻、東洋陶磁、近現代陶芸、ガラス工芸、現代アートなども展示されています。
芸術は人の考え方や感じ方が多種多様であることを教えてくれます。だからこそ、人によっては良さがわらない、共感できない作品に出会うことがあるかもしれません。
でも、わからないなりに作家の思考をなぞろうとする時間が、心の豊かさを育てるのだと思います。
わからない、興味がないと切り捨ててしまうのは簡単です。そこで、触れてみる、知ろうとしてみることが、多様性を認める心や相手の考えを尊重するという美徳を育むきっかけになるのだと思います。
そして、自分の中になかった色や質感の組み合わせ、考えたこともなかった構図や配置に出会うことは、写真やメイク、インテリア、料理などさまざまな分野のインスピレーションに繋がっていると感じます。
今後も沢山のアートに触れたいです!
▶︎アート作品をモチーフにした料理がいただけるレストラン「アレイ」
画家が好んだ料理や企画展に合わせたメニュー、ヴィーガン対応コースなどを提供してくれるレストラン「アレイ」にも、ぜひ寄って欲しいです。
わたしはアレイコース3800円(税込み、以下同)をいただきました。
コースの内容はアミューズ、お魚料理、ビーフシチュー、パンまたはライス、デザートです。
どのお料理にもこだわりが感じられましたが、特にモネの「睡蓮」に見立てたデザートに感動しました。
ライチのジュレにフルーツとエディブルフラワーを浮かべ、ノンアルコールのスパークリングワインを注ぎます。とっても華やかな演出でした。
このデザートは単品(940円)でも注文できます。
白で統一された爽やかな店内も素敵でしたが、テラス席がオススメです。森林特有の静けさがとても心地いいです。
メニューの詳細はコチラをご覧ください▶︎ https://www.polamuseum.or.jp/shop/restaurant/
おわりに…
アートの秋にしたいといいながら、食の秋にも手を出してしまいました。やっぱり、食の秋も捨て難いですね(笑)
以上、今越さくらでした🌸