ーー話は約2年半前に遡る。
北海道旅行の計画をたてていた私は、【現地でしか買えないスイーツ】について調べていたのですが、そのときに知ることになった“幻のようなプリン”の存在。
名前は「エゾアムプリン」。
公式HP「エゾアムプリン製造所」をググると、手書きイラストに素朴な文字、紙芝居風のようなサイトの作り。
…なんだろう、これは。
この、HPを見ただけでいきなり心を掴まれるような感覚…。
そしてこのプリン、
“全て手作業のため1日限定24個しか焼けない”注1
“道内発送でも約3ヶ月待ち、道外発送となると、約1年待ち”注2
…という、激レアなプリンなのです。
道外となれば、忘れた頃にやってくる…という究極のリードタイム。
そして、極め付けはお店の場所で、
【北海道富良野市平沢の丘の上】
(正式住所は平沢3893-4)
にあるらしいのです。
Googlemapで確認してみると、確かに丘の上にポツンと一軒家が…!?
これはもはや、気になる要素しかない…。
手にいれるのが難しいと分かっていても、余計手に入れたくなってしまうのが人の性。
これはゲットするしかないっ!!!
…と、幸運なことに、直売(※こちらも要予約)であれば一週間くらい前でも間に合(いそ)うという朗報があり、このときは電話で予約ができたのでした。
注1)2020年4月28日現在、コロナの影響で1日12個に変更となったようです
注2)2020年4月28日現在、コロナの影響で直売を中止している関係からか、発送は約2ヶ月待ちまで短縮されています
詳しいリードタイムについては公式HPをご確認ください。
激レアなプリンに会いに行く旅
とにかく、全てが凄かった・・・
トマムから富良野まで車を走らせると、周りは青い空と大地しかない・・・
遮るものは何もなく、とてもとても美しい光景でした。
…そんな中、プリン屋さんは本当に存在したのです。
本当に本当に小さなおうちが、ポツン、と。
ご本人たちで作られたという、みの虫をイメージした可愛らしいおうち。
あの場所を探すまで、そして見つけた時の光景は忘れられません。
ついにエゾアムプリンとご対面!
……本当に本当に重たかった!笑
ドキドキワクワク。
箱を開けると、さらに丁寧な包装。
ついに、待ちに待った瞬間…!!
耐熱の陶器に入った、直径20cmの大きなプリン…!!!
プリンと対面した時の感動はひとしお。
キラキラと黄金色に光るまっさらなプリンを崩すのはとても躊躇われたけれど、説明に倣って丁寧に二人分を取り分けます。
甘い、カラメルの味。
口当たりはまるでチーズケーキのよう。ねっとりとした食感。
…なのに、下の層はまた食感が変わるんです!!
素朴で、柔らかな玉子とカラメルの味が追っかけてくる。
なんてまろやかで上品なんだろう。
それでもって、非常に繊細。
素材本来の美味しさを突き詰めたような、優しくて力強さも持っている味。
他にはない、"唯一無二"のプリンだと言い切れます。
エゾアムプリンと共に帰宅
この当時、まだ実家で暮らしていた私は、東京に戻って家族ともプリンをシェア。
残りを家に持ち帰って大正解!
日が経つにつれ、最初とは変わるプリンの味わいには驚かされたものです。
車を頑張って走らせてくれた主人(当時はまだ彼)には感謝。
超的確な位置を示してくれたGoogle mapよ、グッジョブ。
北の大地から東京までプリンを持ち帰った私よ、お疲れ様…。
(荷物に大量のお土産と、本っ当に重たくて本気で手がもげるかと。。)
【経験談から】
全力で持ち歩きはオススメしません。笑
直売であれば、旅行の最終日に買うようスケジュールを組むか、
または現地で食べ切ってしまうか(冷蔵庫やクーラーボックス、保冷剤ありの環境での保管が必須、2人だとさすがに厳しいかも。)
忘れた頃に来る配送にするのをオススメします。
いろんな意味で2017年のトップオブスイーツを飾った、エゾアムプリン。
…あと、結論から書くべきでしたが、「また久々に食べたいね〜」となり、おうち時間の合間にプリンを配送注文しました♪
届くのは6月下旬頃予定。
またあのプリンに会えるのが、今から待ち遠しいです(^^)♡♡
届いたらまたお知らせしますね🍮