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バイラーズの中島です。
現在、銀座のシャネル・ネクサス・ホールにて、シャネルと週刊少年ジャンプの人気コミック『約束のネバーランド』を手がけた白井カイウ先生〈原作〉・出水ぽすか先生〈作画〉によるコラボ展覧会が開催中。(〜6/6まで開催)
展覧会のもととなるのは、4月30日に刊行された完全オリジナルの漫画単行本『miroirs』(ミロワール)。
日本ならではの文化である「マンガ/MANGA」を、シャネル・ネクサス・ホール独自の視点で展覧会として構築するという新しい試みで、漫画と連動した企画となっています。
“約ネバ”原作ファンとして見逃せない内容ともあって、とても楽しみにしていました…!
開催初日に足を運んだ時のレポートをお届けしていきたいと思います。
「MIROIRS(ミロワール)」がテーマの展覧会
受付を済ませて足を踏み入れると、そこに広がるのは一面鏡の世界。
「MIROIRS」とは、フランス語で"鏡"という意味。
シャネルの創設者、ガブリエル シャネル氏が語ったとされる「鏡は美しく私の厳しさを映し出す。それは鏡と私の闘い。私という人間をあらわにする」という言葉からインスピレーションを受け、白井カイウ先生自身が感じ取ったガブリエル シャネルの多面性を、何枚もの鏡に見立てたのだそうです。
ブランドの歴史からインスピレーションを受けて描き下ろされたマンガ
鏡の通りを抜けると、3つに分かれた部屋が登場。
各章それぞれの物語が組み立てられており、ブランドの歴史からインスピレーションを受けて描き下ろされたマンガを通じて、ストーリーに込められたメッセージやシャネルの貴重な資料を立体的に表現したものにも触れることができます。
第1章/Sorcières −魔女−
第1章は、ガブリエル シャネル氏の幼少期とも重なるような少女が登場。
心の寂しさを埋めるかのように、本を読み耽り、空想の世界で遊ぶことに没頭する女の子の物語とは…?
出水先生が、カラー以外で一番大変だったと語っていたのが、この迫力のある鏡の画。身につけているドレスも綺麗で釘付けに…。
他にも、色の濃淡や線の描き込みなど、細かいところまでじっくりと眺めたくなってしまう、そんな素敵な空間になっています。
第2章/Menteuse −嘘つき−
第2章は、オシャレを自由に楽しむ女の子が主人公。そんな彼女が抱える悩みとは…?
シャネルの象徴的アイテムでもある香水「シャネル N°5」にフォーカス。実物の展示とあわせて、出水先生の描く「シャネル N°5」も必見です。
第3章/Corneille noir −カラス−
3章の主人公は、「男らしさ」に囚われている少年が登場。
個人的に一番響いたのがこの章。まさに現代に相応しい、“型にはまらなくていいんだよ”そんなメッセージ性が込められているように感じました。
これから行く方もたくさんいると思うので、これ以上のネタバレは避けますが、大迫力の画を前にひたすら感動必至。特に、モノクロ/カラーのバランスが本当に素晴らしくて…!第3章のラストなんて特に…!(バーン!とネタバレしたいくらい、、)
ここでしか体験できない貴重すぎる展示内容
多くの人の憧れであり、纏うことで気持ちが高揚したり、自信を与えてくれる…そんなアイコン的存在であるシャネル。
ガブリエル シャネル氏がのこした数々の言葉もとても素敵で、背中を押してもらえるものばかりでした。
マンガを通じて、シャネルの世界観に触れることのできる今回の展覧会。マンガと空間の融合も本当に素晴らしく、このクオリティのものが無料で見ることができるなんて本当に良いの…!?と信じられない気持ちでいっぱいに。(しかも嬉しいお土産付きまで。涙)
この目に焼き付けられること、さらに写真撮影可とあってスマホにまでおさめられるなんて…!
幸せすぎてお腹いっぱいの展示会、タイミングを見て是非足を運んでもらいたいです!
展覧会はネットより事前予約制。(入場無料)