【元気がない時にこそおすすめ】さくらももこさんの旅エッセイで爆笑してみる#読書部

こんにちは。スーパーバイラーズのMomokoです。

みなさんは、「ちょっと最近元気が出ないな…」「最近うまく笑えていないかも…」という時はありませんか？私はそんな時、夜な夜なお気に入りのエッセイ本などを読むようにしています。

今回ご紹介するのはその中の1つ。あの"ちびまる子ちゃん"を手掛けたさくらももこさんの旅エッセイ「ももこの世界あっちこっちめぐり」です。先にお話ししておくと…読むと必ずクスッと笑ってしまう（場合によっては大爆笑してしまう）作品なので、電車などで読むのはくれぐれもご注意ください！笑

私がさくらももこさんの本（エッセイ）と出会ったのは、実家の本棚でした。もともと母がさくらももこさんの大ファンで、エッセイ本は自宅にほぼ揃っていたと思います。かわいい表紙の本が多いので、幼かった私も思わず手に取り、読み進めていました。

もし、さくらももこさんのコアなファンの方がいらっしゃれば…さくらももこさんが作っていた幻の雑誌「富士山」はご存知でしょうか？これが本当に面白くって…自宅にはほぼ全巻揃っていたので、夢中で読んでいました。

今回ご紹介する「ももこの世界あっちこっちめぐり」のエピソードは、この「富士山」にも載っていたエピソードと被る部分もあり（雑誌のほうには旅先で撮影した写真付きで紹介あり）「ああ、あの旅先での話か！」と思い出しながら読みました。

この旅エッセイ本、私がここまで推す理由…何が面白いって？と思っている方もいると思いますが…そんな方はぜひ読んでみてください！読み始めて1分で吹き出すこと間違いなしです。

まず、（少しネタバレ含みますが…）最初の旅が「スペイン・イタリア編」から始まるのですが、さぞかしスペインやイタリアの観光名所の話、そして美しい風景や現地での食事の話なんだろうなあ…と思って読み始めますよね？メインはさくらももこさんの旦那さんの腹痛の話なんです。（いや、なんで…）

そのエピソードがコミカルに描かれていて、とにかく面白い！もちろん、バルセロナでガウディ建築を見る話や、ベネチアングラスを買い求めたり、美味しいイタリアンを堪能した話も出てくるのですが、そこかしこに散りばめられる、腹痛話。

「…今日こそ絶食する…」と言いつつ、現地の美味しそうな料理に我慢ができずに食べ進めてしまい、毎晩腹痛に苦しむ旦那さんを横目で見て、さくらももこさんは一言、「今日こそ絶食するがよい。ホントに絶食するがよい。毎朝絶食すると言って、今まで絶食した例がなかったのだから、今日こそそれを見せてもらおうじゃないか。」「夫よ。ベネチアで男の根性を試してみるがよい。」と心の中でつぶやく…なんともシュールすぎませんか？（そして可哀そうな旦那さん…）

私は旅行に行くことがよくあるのですが、「この風景、この出来事、さくらももこさんが隣にいたらなんてコメントするんだろう…？」と考えると、何でもないことも笑えてきてしまいます。旅行って、楽しいけど、いつもよりちょっと頑張らなきゃいけないことって多くないですか？「旅程通りに行くかな？」「飛行機やホテルの予約ちゃんと取れているかな？」「（海外の場合は）英語でちゃんと通じるかな？」…などなど。

そんな時に自分の頭の中にさくらももこさんを宿すと（笑）ちょっと頑張れるんです。「それくらい、大丈夫大丈夫。」「いや～噓でしょ、これをどう面白くとらえるか！」そんなモードに自分を持っていくことができます。

いかがでしたでしょうか？

さくらももこさんのエッセイは、どれも面白く、個人的には外れなしです！今回はたまたま旅エッセイをご紹介しましたが、「もものかんづめ」や「さるのこしかけ」、「そういうふうにできている」などもおすすめ。

ぜひ、「なんか最近笑っていないな…」「うつうつとしてしまっているかも…」という時に読んでみてください！もしかすると、あなたをクスッと笑わせてくれる、お守りになってくれるかもしれません！