こんにちは、マンガ部の大和田幸恵です。
昨年、実写化が難しいといわれていた漫画『ガンニバル』がドラマ化され話題になりましたね。
なぜ実写化が難しいのか、それは漫画からドラマにする想定で描かれていなかったからです。だから基本的には難しいですよね。
これからご紹介するガンニバルは、一度ページをめくると手が止まらなくなってしまうセンセーショナルなマンガです。
著二宮正明 『ガンニバル』
都会から前任者の失踪で「供花村」に赴任してきた駐在・阿川大悟とその家族(嫁、娘ましろ)。 村の人々は大悟一家を暖かく受け入れてくれたが、一人の老婆が遺体で見つかったことで供花村にある疑念を抱いていく。大悟が捜査を進めていく中で疑念は次第に確信へとなっていく。
『カニバリズム』という言葉を知っているだろうか。人間が人間を食べる慣習のことです。「供花村」ではこの食人慣習があったのです。
閉鎖的な島や村にはこんな不気味な物語がありがちだなと、そして物語には絶対的な権力を持つ家の存在。それが後藤家、村人からは後藤家とは関わるなと言われていた。
そんな後藤家の人は人間を食べている、大悟にいる周りの人は怪しい人ばかりで誰を信じればよいか分からない。
これはただのホラーではない、世界に根づいていた食人習慣は日本でも起こりえた話だと思います。ストーリー構成もさることながら、出来事がショッキングで結末が予測できないものでした。
一度読むと手が止まらない作品になっております。お時間があるときに読んでみてはいかがでしょうか。