表参道で、本当においしいクレープに出会ってしまった——。
それが、「クレープとエスプレッソと」。今では月1の自分へのご褒美として、足を運ばずにはいられない大好きな場所です。
このお店は、名前の通り「クレープ」と「エスプレッソ」にこだわった専門店。表参道のメイン通りから少し入った静かなエリアにあり、落ち着いた空間でじっくりと味わえるのが魅力です。
そして何より、クレープが美味しすぎる。
今回は、私が特におすすめする3つのメニュー——バターシュガー、ピスタチオクリームチーズと生クリーム、そして王道のチョコバナナをご紹介します。


1. シンプルこそ至高。「バターシュガー」の衝撃

まず、必ず食べてほしいのが「バターシュガー」。
一見するとどこにでもありそうなクレープですが、ひとくち食べた瞬間、思わず目を見開いてしまいます。
最大の魅力は、生地の香ばしさと食感。
表面はパリッと香ばしく焼き上げられ、中はしっとりモチモチ。まるでクレープとガレットの中間のような新食感で、食べるごとにバターのコクと砂糖の優しい甘さがじんわり広がります。
「クレープってこんなに生地が美味しかったんだ」と、再認識させられる味。派手さはないけれど、素材と技術の力でここまで感動させてくるとは…。まさに“職人クレープ”という言葉がふさわしい一品です。
2. ピスタチオ好き必食。「ピスタチオクリームチーズと生クリーム」

ちょっと贅沢したい日には、「ピスタチオクリームチーズと生クリーム」を選びます。
ふわっとたっぷり絞られた生クリームに、淡いグリーンのピスタチオクリームがトッピングされた見た目は、写真映えもバッチリ。
味は見た目以上に奥深く、まろやかな酸味のクリームチーズが絶妙なバランス。濃厚なのに重すぎず、最後のひと口まで飽きることがありません。そこに加わる生クリームの軽やかさが、全体をやさしく包み込んでくれます。
ピスタチオ好きにも、甘いものが得意じゃない人にもおすすめできる、大人のためのスイーツです。
3. チョコ抜きでも主役級。「バナナ×ホイップ」のやさしいクレープ

そして今回、私があえてチョコ抜きでオーダーしたのが「チョコバナナ」。
実はチョコがちょっと苦手で…でも、どうしてもバナナクレープが食べたくてお願いしてみたんです。
これが正解でした。
まず使われているバナナが、完熟でとろけるように甘い。しっかり熟しているのに、くどくない。自然な酸味と甘さのバランスが絶妙で、それだけでも十分に主役になれる存在感です。
そこに合わせるのは、たっぷりの自家製ホイップクリーム。軽くてふんわりしていて、まったく重たくない。甘すぎず、ミルクの風味がしっかり感じられるから、バナナの甘みとも完璧にマッチします。
さらに、この組み合わせを引き立ててくれるのが、やはりお店自慢の生地。
パリッと香ばしい表面と、もちもちの内側。香り高く、噛むたびに小麦の旨みがふわっと広がります。チョコがなくても、素材そのものの味が際立つこの構成なら、**むしろチョコなしの方が好きかも…**と思えるほどの完成度でした。
「チョコが苦手でも美味しく食べられるクレープってある?」と聞かれたら、私は迷わずこれをおすすめします。
表参道に行くなら、絶対に寄るべき一店

「クレープとエスプレッソと」は、ただのクレープ屋さんではありません。
ひとつひとつのメニューに、素材・技・美意識が詰まっていて、どれを食べても「また来たい」と思わせてくれるクオリティがあります。
お店の空間も落ち着いていて、白と木を基調としたナチュラルな内装に、エスプレッソの香ばしい香り。テイクアウトもできますが、時間がある日はぜひイートインで、クレープとコーヒーをゆっくり楽しんでみてください。
季節限定メニューも定期的に登場しているので、何度行っても飽きません。
“映える”だけじゃない、“本当に美味しいクレープ”を探しているなら、ここは絶対に外せないお店です。