日光と言えば東照宮、奥日光と言えば…

温泉がある。
スーパーバイラーズ清水まやです。
「今年こそ日光に行きたい」と思い続けて、何年経ったんだろう。
少し前ですがやっと行けました。日光・奥日光、気まぐれに鬼怒川温泉までの1泊2日の旅です。
前編は、日光駅から東照宮をめぐって奥日光の宿に落ち着くまでをお届けします。
大宮からは東武宇都宮線に乗り換え

東京・上野から北陸新幹線「あさま」で大宮へ。
そこから東武日光線に乗り換えて日光駅へ向かいます。
都会の風景がゆっくりと田園風景に変わり、山が近づいてくる。この車窓の変化を眺めているだけで、「旅に来た」という気持ちが体全体に広がってきます。
日光駅に降り立つと、空気がすでに違う。深呼吸がしたくなる感じ。

ローカル感のあるなか、バスを待ちます。
東照宮へ向かう途中、朱色の橋に足を止める

東照宮を目指してメイン通りを歩いていると、大谷川にかかる朱塗りの美しい橋が目に入ってきました。
これが「神橋(しんきょう)」です。
日光山内の入り口にかかる橋。奈良時代末期、勝道上人が日光山を開く際、大谷川に行く手を阻まれ神仏に加護を求めたところ、深沙王が現れ2匹の蛇を放ち、その背から山菅が生えて橋になったという伝説が残っているとかなんとか。
国の重要文化財であり、世界遺産にも登録されている橋です。
渡るのは有料ですが、この朱色と川の緑のコントラストは一見の価値あり。縁結びのご利益があるそうです。
日光東照宮、思っていたより「すごかった」

正直に言うと、「世界遺産だし有名だし、まあ行っておくか」くらいの気持ちで向かいました。
でも実際に足を踏み入れた瞬間、空気が変わりました。
厳かという言葉しか出てこない。
境内は標高600メートル近くにあり、スカイツリーのてっぺん付近と同じ高さ。耳がわずかにつーんとする感じがするほどです。豪華絢爛な彫刻と金箔が広がる建築群の前に立つと、「江戸時代の人たちはここで何を感じていたんだろう」と自然に思いをはせてしまいました。

有名な三猿の彫刻に会ってきました。
実物は思ったより小さいのですが、それがまたかわいい。あのシンプルな造形にこれだけのメッセージを込めたのがすごいな、と感心してしまいます。改修の度に実はお顔が少し変化しているのも面白ポイント
人の一生を8枚の彫刻で表した「神厩舎」の中の一場面なのだそう。子どもの頃の教えとして「悪いことは見ない、聞かない、言わない」という意味が込められています。

そして猫好きの私としては、眠り猫を見ずして東照宮を去るわけにはいきません。
奥社への入口・坂下門の上に鎮座する小さな木彫りの猫。思ったより小さくて、思ったよりリアルで、思ったよりかわいすぎる。
「すずめを背後に、猫が眠っていられるのは、徳川の世に戦乱がなく平和であることの象徴」という説が有名ですが、本当によく彫れているなあと思います。
はぁ、ネコチャン。
お昼は蕎麦、そして可愛すぎるお猿の焼き菓子

東照宮をひとまわりして、お腹が空いてきたところでお昼ごはん。日光といえば蕎麦。香り豊かな地元の蕎麦で、ほっと一息つきました。
そのあとはメイン通りをぷらぷらと散策。お土産屋さんと食べ歩きのお店がずらりと並んでいて、歩くだけでも楽しい。
今回食べられたのが、「雲出づ(くもいず)」のそっぽ焼き。
日光東照宮の三猿をモチーフにしたお猿の形の焼き菓子で、見た目のかわいさで思わず手が伸びました。もちっとした食感とほどよい甘さの餡が絶妙で、食べ歩きにぴったりな一品です。
ただひとつ注意点!
日光のメイン通りは閉まるのが早いです。夕方前には多くのお店が閉まり始めるので、食べ歩きは午後の早い時間に済ませておくのが正解だと思います。
バスに揺られて、奥日光へ

日光駅前からバスに乗り込んで約50分、奥日光・湯元温泉エリアへ移動します。
山道をぐるぐると登っていくバスの窓から、どんどん緑が深くなっていく。
そしてバスを降りた瞬間、ツンとした硫黄の香りが鼻をついてきました。
温泉好きにはたまらない、あの香り。「温泉地に来た」という実感がいっきに体を満たして、思わず深呼吸してしまいました。

今回の宿は亀の井ホテル 奥日光湯元。湯ノ湖の湖畔に位置する、眺望抜群のホテルです。
チェックインを済ませてまず向かったのが、お楽しみの浴衣選び。
夕食は和洋折衷のビュッフェ

夕食は、栃木の食材をふんだんに使った和洋折衷のビュッフェスタイル。
和食・洋食・デザートとバリエーション豊かで、何度でもおかわりに行きたくなります。旅先のビュッフェって、なんでこんなに楽しいんでしょうね。
乳白色のにごり湯に、身も心も溶けていく
温泉は、約1200年前に日光開山の祖・勝道上人が発見したとされる日光湯元温泉を源泉とするにごり湯の天然温泉。
泉質は単純硫黄泉。源泉からひいたお湯は
最初わずかにエメラルドグリーンがかっていて、空気に触れるとじわじわと乳白色に白濁していく、不思議で美しいお湯です
筋肉疲労や冷え性、皮膚疾患などに効果が期待できるとされていて、肌がしっとりとやわらかくなる感覚がありました。
露天風呂から眺める湯ノ湖と、硫黄の香りと、乳白色のお湯。この三拍子が揃ったとき、「ああ、温泉旅行に来た」と全細胞が実感します。
後編につづく
東照宮の厳かな空気から、奥日光の温泉まで。日光の奥深さをまだまだ噛みしめています。
後編は、翌日の華厳の滝や奥日光の絶景をレポートします。お楽しみに!
またね~!



























































