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【自分の「使命」とは?】林英恵先生のキャリア論が、今を生きる私たちに刺さる理由

自分の「使命」ってなんだろう?

ご覧いただきありがとうございます。
スーパーバイラーズ 鈴木日菜子です。

私はNewspicksというソーシャル経済メディアが好きで、ランチタイムや寝る前によくYoutubeで動画を漁ってはふむふむと見ています。
先日「ニートからハーバード大学へ。「空海、空白の7年間」にヒントが?キャリアを逆転させた思考法 」といった配信を見たのですが、自分に語っているのかと思うほどに響いてしまいました。

本配信は公衆衛生学者の林英恵先生が出演され、林先生の女性としてのキャリア論・生き方について語られています。私だけでなく、キャリアに悩むBAILA世代の読者のみなさんに響くだろう…!と思い、ぜひその動画の内容を私の解釈も踏まえてシェアさせてください。

動画はこちらから- YouTube

CONTENTS

  1. 自分の「使命」ってなんだろう?
  2. 林英恵先生について
  3. 「登る山だけ決めてください」
  4. 細かい目標は立てない
  5. 使命とは「命の使い方」
  6. 女性のキャリアは長い
  7. 正解のない、女性の人生

林英恵先生について

【自分の「使命」とは?】林英恵先生のキャリア論が、今を生きる私たちに刺さる理由_1

公衆衛生学者として国内外で活躍されている林英恵先生。早稲田大学卒業後、ボストン大学教育大学院修士課程及びハーバード大学公衆衛生大学院修士課程を経て、ハーバード公衆衛生大学院にて博士号を取得されています。

一見すると順風満帆なキャリアに見えますが、その道のりは決して一直線ではなく、留年や進路変更、挑戦と試行錯誤を重ねながら、自分の道を切り拓いてこられた方です。

著書には、ハーバードでの経験や人生観を綴った『それでもあきらめない ハーバードが私に教えてくれたこと』や、最新の科学的根拠をもとに“健康に生きる方法”をまとめた『健康になる技術 大全』などがあります。

「登る山だけ決めてください」

【自分の「使命」とは?】林英恵先生のキャリア論が、今を生きる私たちに刺さる理由_2

現在29歳の私はもうすぐ20代が終わろうとしています。20代の10年を振り返ると、がむしゃらに走ってきたはずなのに、今の私は何者にもなれていません。
あんなに必死に生きてきたこれまでの自分は何だったんだろうという虚無感と、私にはもう時間がないのではという焦りを感じていました。

林先生は、若者に向けた大事なアドバイスとして「登る山だけ決めてください」と言います。20代のうちに、いろんな経験をして、感じて、自分が熱中できるものを見つけること。そこで「登るべき山」を見つけたら、30代は登るだけ。

弘法大師・空海には、若い頃の7年間、何をしていたのか記録が残っていない時期があるといいます。山に籠っていたのかもしれないし、放浪していたのかもしれない。今でいう「フリーター」のような生活だった可能性だってあります。
歴史に名を残す空海ですら、そんな「何者でもない時間」があったということです。

実際に林先生も、20代の時にはネイルを学んでみたり、カラーコーディネートを学んでみたり。大学の先生に「君は何がしたいんだ」と言われたこともあるとか。でも、とにかく興味のあることを経験してみたそうです。その上で、公衆衛生という学問に出会い、この山を登ろうと決意したんだとか。

これは必ずしも20代で、という時期の問題ではなく、登る山を決めることに時間をかけることは決してマイナスではない、というメッセージだと解釈しています。

「私がやりたいことってなんだろう」と、副業やらなんやらで色んなことに手を出してきた自分を少し恥ずかしく思っていたのですが、今、29歳の私は30代で登りたい山が決まりつつあります。この林先生の言葉を聞いて、はじめて自分の20代を肯定できたのでした。

細かい目標は立てない

【自分の「使命」とは?】林英恵先生のキャリア論が、今を生きる私たちに刺さる理由_3

どんな山に登るかは決めても、その道のりは思い通りにはいきません。林先生は、一緒に登る人、天候、季節、自分の体調……実際に歩いてみないとわからないことばかりだからこそ、綿密な計画を立てたところでうまくいかないと言います。

確かに、「3年後にはこうなって、5年後にはこうなって」と綿密に計画していても、転職、出会い、別れ、結婚、出産、介護など…人生には、予定外の出来事がたくさん起こりますよね。

林先生は、細かい目標よりも、「登る山」を見失わないことが大切だと言います。
登る過程で起こる変数(出会う人、状況など)や偶然をその時その時で対応しながら、山の頂上さえ見失わなければ行先を誤ることはありません。

林先生は続けてスタンフォード大学のクランボルツ教授が提唱した「計画的偶発性理論」という考え方を紹介しています。キャリアは、偶然の出会いや出来事によって大きく動くもの。だからこそ、想定外を“失敗”ではなく、“面白がれる余白”として受け止めることが大切である、というものです。

「偶然」を楽しめる人のほうが、結果的に自分らしい手段で目標とする人生へ辿り着けるのかもしれませんね。

「計画的偶発性理論」のはなし

過去に私も、「計画的偶発性理論」についてブログで執筆しています。よかったら覗いてみてください😊

【予定外に幸せになる】偶然に乗っかって生きる、アラサーの「計画的偶発性理論」のはなし

使命とは「命の使い方」

【自分の「使命」とは?】林英恵先生のキャリア論が、今を生きる私たちに刺さる理由_4

林先生の話の中で特に心に刺さったのが、「使命とは“命の使い方”」という言葉。
自分の限りある時間とエネルギーを何に使うのか。そこに本質的な生き方のヒントがあると言います。

「使命」というと何か大きな夢や特別な才能が必要に感じますが、林先生は「自分が何に時間とエネルギーを注ぎたいかが使命」と言います。

「使命は、仕事であっても、家庭であってもいいと思うんです。私の使命は、パブリックヘルスと、家族です」

必死に生きていると、手段が目的になってしまうときがあります。私自身も、そもそもの「使命」は持っているはずなのに、何かのステータスを得ること、何かの職業を得ることなど、本来使命を果たすための手段が目的になりがちです。自分は何を使命としているんだっけ、と考えると、相対的ではない、本質的でシンプルな軸が見つかるのかもしれません。

女性のキャリアは長い

【自分の「使命」とは?】林英恵先生のキャリア論が、今を生きる私たちに刺さる理由_5

林さんは続けて、「緒方貞子さんの言葉に救われた」と言います。緒方貞子さんとは、国連難民高等弁務官・国際協力機構(JICA)理事長として活躍されていた女性。子育てをしながら、世界中の難民を救うために行動した女性リーダーです。驚くことに、フルタイムで働き始めたのは40歳からとのこと。

そんな緒方さんは「女性のキャリアは長い」と言います。

「女性には男性と違うサイクルがあるの。だから焦って目標を決めてしまうより、自分のサイクルで生きながら長期戦でかまえたほうがいい」
これは私が過去、個人的に救われた緒方さんの言葉です。

私は、女性としてのライフイベントをしっかりと充実させながらキャリアも築いていきたいと考えています。わがままだとは分かっているものの、だからこそ、「自分のキャリアは30歳までに確立せねば」と焦ってきた20代。

いざ30代が見えてきて、「何にもなれていない…」ということに頭を抱えたわけですが、確かに、私の人生は30で終わりではありません。結婚しても、子育てを経た後でも、女性の寿命を考えれば何十年もの時間があります。

林先生は「もちろん、“生産性”だけで見れば、一時的にキャリアのスピードは落ちるかもしれない。でも、その時間を後回しにしてしまったら、きっと取り戻せない。」と言います。

この言葉を経て、「その時にしか果たせない使命を果たそう(つまり仕事<家族となる時間も私の使命)」と思えるようになったのでした。

正解のない、女性の人生

いかがでしたでしょうか。

林先生の考えに触れ、29歳の今「自分の使命とは何か」を改めて考えたことで、本質的に大事にしたいものが分かった気がします。結婚、出産、育児、仕事…自分ではどうすることもできない変数ばかりに囚われて、何をすべきなのか分からなくなっていたキャリア迷子でも、「登る山」と「使命」を定めて、偶然を楽しみながら日々を生きていきたいなと思います。

私と同じように悩むBAILA世代へ、このブログが届くと嬉しいです😊

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