BAILA編集部員のおすすめをご紹介する「エディターズピック」。BAILA創刊20周年の2021年を迎えて、この4月よりコンテンツタイトルを【30代に幸せをくれるもの】としてリニューアルいたします!キャッチーなトレンドアイテムから熱く語りたい名品まで、ファッション、ビューティ、グルメ、カルチャーなどなどをリレー方式でご紹介していきます。
第1回は、すでにウェブ界隈でレビューが数多くありますが、「ユニクロ+J」で手に入れたオフホワイトのセルビッジストレートジーンズです!
【ユニクロ+J セルビッジストレートジーンズ】オフホワイトの表情にほれぼれ!セルッビッジならではの色ムラが魅力。
2009年、”価格が安い=ファストファッション”という概念を、センセーショナルかつ鮮やかに覆した「+J」。デザイナーとしての活動を休止していたジル・サンダー氏がユニクロとコラボした「+J」との出会いは、私のファッション編集者としての価値観をいったんゼロに巻き戻しました。
ジル・サンダー氏のエスプリをこの価格で、日常で着られるなんて!
と言いつつ、昨年秋冬シーズン、復活した「+J」を買いそびれた私です…。
この春夏は、満を持して(?)購入いたしました!イチ推しは、セルビッジストレートジーンズのオフホワイトカラー。この春はオフホワイトやエクリュの「真っ白じゃない」デニムがトレンドです。
まずはこの「+J」ジーンズ、オフホワイトの独特の色ムラ感が魅力。これはセルビッジジーンズの特長です。後述しますが、セルヴィッジとは、旧式の方法で織られたデニムということ。きれいすぎる白じゃなくて、雑味のある質感、表情、印象が、セルビッジではない白デニムとは全然違うのです。
【ユニクロ+Jセルビッジストレートジーンズ】美しすぎてため息。洗練されたストレートライン
サイドから見たところがこちら。ストレートの美しいラインが際立ちます。これまた後述しますが、少しストレッチが入っており、ストレートと言いながらけっこう脚にフィット。ストレッチはあくまで動きやすさのためなのかな、という程度で、むっちりして見えません。デニムの素材やオンスとの関係もありますけれど、はいたシルエットは「スッキリ潔い」感じ。印象としてはメンズライク、ともいえるかも。
また、わたり部分のパターンも計算されてるなあと思いました。フィット感はあるのですが座ったりしゃがんだりがラクで、カービーな女性の下半身に負担をかけません。
【ユニクロ+J セルビッジストレートジーンズ着回し1】仕事ではくなら、ほんのり優し気なフェミニンコーデに
ここからは4月の着回しコーデを。仕事のときのトップスは、優し気なニット素材をあわせます。くすみピンク×白の甘さも、デニムの潔いストレートラインが中和。ブルーのデニムよりもデニム感が弱く、きれいめに見えるので、会社の服装が自由な場合や社内MTGのみの日、私服通勤で制服があるお仕事のかたなども、オフィスカジュアル的にもっていけて、重宝するのではないかと。
こちらの半袖ニットも+Jで購入しました。ジャケットをはおってお財布だけ持って、気分良くランチへ行けそうです。お財布は、発売中の4月号の付録です!本当~に使えるので、まだゲットしてない方はお早めに♡ 4月11日には発売期間が終わってしまいます~!
【ユニクロ+J セルビッジストレートジーンズ着回しその2】ディナー、または華やかなシーンならこんなコーデ
お次は、今季トレンドの袖コンシャスな黒トップスにあわせて。ドラマティックなトップスをこなれさせるのに、これまたオフホワイトのデニムってちょうどよいです。モノトーンの首元にペリドットのきらめき、足元にサーモンピンクのフラットパンプス。今日はおしゃれしたいな、というシチュエーションにもぴったり。
【ユニクロ+J セルビッジストレートジーンズ着回し3】休日、公園でリラックスするときも上品に決まる!
休日ならこんな感じ。先日アップしたZARAのワンピースの記事が大変ご好評いただき、そのときに合いそうだなと思っていたZARAのシャツワンピと+Jのデニム、間違いなく合いました...笑 ブルーよりもオフホワイトのデニムのほうが、洗練されたリラックスコーデになります。帽子と、ビッグかごバッグで上品リゾート寄りにシフト。
【ユニクロ+J セルビッジストレートジーンズ】ディテールも抜かりなく。大人が愛せる本格派の顔つき
改めましてブツ写真で魅力解剖。まずはフロント(写真左)ですが、トップボタン(真ん中の、ジップフライの上のボタン)には+Jのロゴが刻印されています。また、リベット(ポケット付近の鋲)やコインポケット(向かって左側の小さなポケット)がついているのもうれしい!本格感ありますね。股上は、ウエスト部分がおへそ下あたりにくるので、浅くも深くもなくちょうどよいです。
そしてバックスタイル(写真中央)は、ロゴを斜めにあしらったレザー風パッチが。こちらはユニクロのオリジナルジーンズにはない特徴ですね。ヒップポケットの上のV型ステッチも注目で、お尻がきれいに見えます!
ヒップポケットは縦長で、はくとお尻と脚の付け根より下までかかります。これが、自然と”腰に引っかけてはいてる”風になって、カッコよく決まるんです!このディテールも、はいたときにメンズライクな印象になる理由かと。年齢を重ねて(もともとですが)パーンとしてない私のお尻的には、いろいろごまかせる、うれしいディテールでもあります。
そして最後に「赤耳」(写真右)。旧式の織機で作られたセルビッジジーンズ、その生地のほつれ止めのステッチに、赤を使うことが多かったことから赤耳と呼ばれるように。もともとロールアップして販売されていますが、このヴィンテージ感も格別です。
【ユニクロ+J セルビッジストレートジーンズ】スペックはこちらです!
162cm、54kgの私。最初にウエスト25(63cm)をはいてみたのですが、本当にぴったりすぎたため、ワンサイズ上げました。レングスがジャストよりは少し長めになりましたが、裾でちょっとたるむくらいの表情もいい感じ。シルエットのきれいさはキープできて、座ったりしゃがんだりしてもラクでした。
生地は伸縮性があり、動きやすいです。
ここしばらく、終日在宅でずーっと座ってPC仕事でもストレスのないボトムしか選びたくない気持ち。このデニムはおしゃれ心、ノーストレス、どっちも大満足です。
【ユニクロ+Jに似合うベースメイク】クリーンな服には「もともと」フレッシュな顔色。クラランスの鉄壁ローズカラーがお役立ち
さて、ここからは、私が+Jを着るときに欠かせない、マイコスメのご紹介。ファッションも大好きですが、まさにBAILA世代の30歳から美容も担当しており、今、本誌では美容担当です。リニューアルを機に、本当におすすめしたいコスメもファッションにからめてご紹介していきます。
+Jのようにクリーンな世界観のデニムをはくなら、「メイクどうする?」の前に「もともと(に見える)フレッシュな顔色」で、過剰なメイクをしなくても華のある印象にもっていきたい。そこで愛用しているのが、クラランスの日やけ止め用乳液。ローズカラーが血色感やツヤをプラスしてくれて、自然で健康的な肌を演出してくれます。
じつはスゴい実力派で、72%以上がスキンケアケア成分。なのにSPF 50 PA+++で、紫外線はもちろん大気汚染や乾燥から肌を守り、なんとブルーライトからも肌を守ってくれるんです!
あまり”メイク感”は出したくないけど、ヘルシーでフレッシュな印象はキープしたいな、というときはもちろん、基本はインドアでもアウトドアでも、オンでもオフでも、とにかく毎日のベースとして頼りになります!
30mlで¥6050、ローズのほか2色あります。
◆クラランス UVプラス 5P モイスチャライジング マルチ デイ スクリーン ローズ SPF50/PA+++
ウォータリージェルクリームのテクスチャーは、夏のスイーツ、ムースみたいなつけ心地。個人的に、シャバシャバ系UVよりも、ふんわりしているジェル系UVのテクスチャーが好きです。絶妙なローズカラーは肌色から浮くことなく、トーンアップ効果抜群。ソフトウッディー&フローラルな香りも毎朝を幸せに。
【ユニクロ+Jに似合うツヤ肌】ツヤはたっぷりめにオン! これなしではいられない、ディオールのスティックグロウ
「そんなにメイクしてるように見えないのに華がある」肌の印象づくりに欠かせないのが、ディオールの名品、スティックグロウのツヤです。
年齢を重ねてきた肌には、増し増しでフレッシュ感プラスしないと「ナチュラルなのに素敵」が手に入らなくなるのが実感です。先行発売中のサマーコレクションの軽やかなほぼ無色なピンク(875¥5500)の自然なツヤ効果はすごい。ツヤ肌の華やかさって、シンプルで美しい服にとてもとても似合います。
余談ですが、つい先日、マイナンバーカード用の写真撮影時に仕込みましたら、(加工ゼロの)自分の写真の満足度、爆上がりでした。こんなに見た目底上げしてくれるのに、じつは肌にうるおいも与えてくれて、、、本当に素晴らしくて心からおすすめしたいです。
◆ディオール スティック グロウ 875 ピンク シロッコ/4月2日数量限定発売(3月31日からオンラインブティックなどで先行発売中)
【ユニクロ+Jに似合う眉メイク】ネオ美人眉を作れる、眉サロン「アナスタシア ミアレ」の名品たちがおすすめ!
フレッシュなツヤ肌ベースを作ったら、トレンドの少しきりっとした「ネオ美人眉」でシンプル服をアップデート。「ネオ美人眉」、BAILA3月号で特集したところ、大変ご好評いただきました!ウェブでも同じ特集が見られますのでぜひチェックしてください。
withマスクの今、とくに眉メイクのニーズが高まっていますが、眉メイクが苦手なかたにもぜひおすすめしたいのがアイブロウサロン「アナスタシア ミアレ」の名品の数々です。
◆右上の濃淡2色の「ブロウ パウダー」¥3520は、眉毛が薄いところや生えていないところに最適なパウダー。自然に自眉のような自然なベースができます。写真は03 アッシュブラウンで、まさに3月号で、ヘア&メイクのPAKU☆CHANもおすすめしていた色み。ちなみに、全3色展開です。
◆また、そのブロウパウダーをつける筆とスクリューブラシのデュアルエンド、「デュオブラシ」¥4620が本当に優秀なんです!「骨格に沿って眉を描くために最適な角度でカットされた」アイブロウブラシは、コシがあって、ちょうどいいしなりで、ペンシルなみの細やかさで、”どうしても太く描いてしまう””力の入れ具合が難しい”という人におすすめ。何かが上手になるには、やぱり、いい道具が必要です!眉を描くときに大事なのは立体感の表現で、優秀なブラシでパウダーを少しずつのせ、重ねていくことできれいに眉が描けます。
◆デュオブラシの下は、まるで生えてるみたいに1本1本の眉「毛」が描ける、極細芯の「ブロウペンシル」(¥3850・リフィル¥1650)。ブロウパウダーの上から重ねたり、眉尻を描いたりが上手にできます。こちらは14のトープカラーで、眉のカラーリングなどをしていなければ、合う人が多い色みだと思います。
◆最後に、左下は「カラーブロウジェル」¥2970。長短2段構造でダマにもムラにもならず、自然に髪の色にあわせて眉色の印象を変えられます。こちらは02キャメル。
「アナスタシア ミアレ」は、スーパーバイラーズの高橋さんがサロンに体験に行っていただいた記事もあります!ぜひ見てみて下さい。
withコロナ、withマスクの日常であっても。
まだまだマスクが手放せない日々ですが、私にとって毎日のおしゃれは、知的でクリエイティブな楽しみであり、新しい発見と刺激を与えてくれる幸せ自家発電装置です。出かける場所が限られてもその楽しみは日々に存在しています。
そして毎日のスキンケアやメイクは、健康や心と密接な関係にあり、自分自身に寄り添うことで得られるあたたかな幸福に満ちあふれています。
コロナという状況ではあっても、どちらも「幸せをくれるもの」と信じています。これからもまた、おすすめのファッションアイテムやコスメをご紹介したいと思います!