この秋、ますます大人のスニーカー人気は高まるばかり。ラクできるだけでなく、今っぽい洒落感を高める効果も。定番から最旬トレンドまで、“今が旬”の3タイプを厳選！ きれいめコーデとの正解バランスもレクチャーします。
パンプス代わりの【細身薄底スニーカー】
面長フォルム×ぺたんこソールの組み合わせは、ボリュームのあるトレンドボトムと好バランス。絶妙な抜け感が出るから足もとが今っぽく軽やかに。
1.adidas Originals（アディダス オリジナルス）
なめらかなスウェードを使用。ブルーと白の爽快なコントラストが上品な足もとを約束。「MUENCHEN」￥15400／アディダス コールセンター（アディダス オリジナルス）
2.ASICS（アシックス）
1990年代のハンドボールシューズをベースに作られたレトロシックな一足。ガムソールが自然になじむ、まろやかなニュアンスカラーで合わせるボトムを選ばない。「SKYHAND OG」￥14300／アシックスジャパン（アシックス）
3.GU（ジーユー）
モノトーンで統一されたシックなたたずまい。薄めのソールでありながら土踏まずやかかとがフィットするカップインソールで履き心地抜群。￥2990／ジーユー
4.MARGARET HOWELL idea（マーガレット・ハウエル アイデア）
ミニマルなデザインを優しげなライトベージュで仕上げた一足は、きれいめフェミニン派におすすめ。￥17930／モーダ・クレア（マーガレット・ハウエル アイデア）
5.PUMA（プーマ）
軽さ重視の人に特におすすめしたいナイロン素材。淡いトーンのボディやサイドラインでオフィスコーデにもしっくりハマる。「ARIZONA NYLON」￥14300／プーマ
6.adidas Originals（アディダス オリジナルス）
足にフィットする薄型の作りとクラシカルな表情がなんともおしゃれ。グリップ力に長けた頼もしいラバー素材のソールも魅力。「TOKYO W」￥14300／アディダス コールセンター（アディダス オリジナルス）
7.Onitsuka Tiger（オニツカタイガー）
アイコニックなサイドラインが効いたブランド定番のモデル。細めのシューレースで、どこかきれいめな雰囲気。￥18700／オニツカタイガージャパン（オニツカタイガー）
きれいめにハマる【細身薄底スニーカー】ON・OFFコーデ
ON…スマートな輪郭でワイドパンツが洗練された表情に
オールレザーで、まるで革靴のような上質感が漂う一足。シュッと延びた細身のスタイリッシュなフォルムが、ワイドパンツのたっぷりとした裾幅をすっきりと見せてくれる。靴「MEXICO 66 SD」￥18700／オニツカタイガージャパン（オニツカタイガー） ジャケット￥18920／スナイデル ルミネ新宿2店（スナイデル） ブラウス￥16500／アニュアンス パンツ￥42900／リトルリーグ インク（エブール） バッグ￥67000／ポレーヌ カスタマーサービス（ポレーヌ） ピアス￥3900／ロードス（ソイエ）
OFF…ふんわり甘い着こなしをシャープなブルーで目新しく
難易度が高そうな明快なブルーも、ほっそりスリムな形ならスポーティに転ばず取り入れやすい。クリーンなワントーンスタイルのさし色にぴったり。靴「MUENCHEN」￥15400／アディダス コールセンター（アディダス オリジナルス） Ｔシャツ￥9900／カルバン・クライン カスタマーサービス（カルバン・クライン） 肩に巻いたプルオーバー￥15950／ゲストリスト（ルミノア） スカート￥41800／エストネーション バッグ￥25300／マニプリ ピアス￥28600／RHC ロンハーマン（レヴェンス）
どんなテイストにも合う【オフ白スニーカー】
きれいめコーデにもすんなり溶け込むオフ白は汎用性の高さがいちばんの魅力。ベーシックな一足だからこそ、素材やフォルムなどディテールに個性をのぞかせて。
1.On（オン）
上質なレザーに見えて実はリサイクルポリエステルを使用。異なる質感を合わせたパネルデザインが印象的。「THE ROGER Clubhouse」￥17600／オン・ジャパン（オン）
2.VEJA（ヴェジャ）
なめらかなスウェードでニュアンスのある白を表現。厚めのゴムソールだからスタイルアップも。「COMPO BOLD」￥28600／シードコーポレーション（ヴェジャ）
3.CONVERSE（コンバース）
薄手のキャンバス地やスリムなシューレースが新鮮。「オールスターエイジドレスリングシューズOX」￥9900／コンバースインフォメーションセンター（コンバース）
4.ORTR（オーアールティーアール）
トレーニングシューズを思わせるジャーマンデザインが今どき。￥8800／ダブルエー（オーアールティーアール）
5.New Balance （ニューバランス ）
スウェード×メッシュでメリハリを出しつつ、かかとやソールに黒を効かせてアクセントに。「WL996T」￥12980／ニューバランスジャパンお客様相談室（ニューバランス）
6.New Balance for emmi（ニューバランス フォー エミ）
ミルクティーを彷彿とさせるようなやわらかな色合わせが、スポーティでハイテクなデザインを親しみやすく。フィット感ある履き心地で歩きやすさも格別。「CATALYST」￥12980／エミ ニュウマン新宿店（ニューバランス フォー エミ）
オフ白スニーカーのON・OFFコーデ
ON…凜としたジャケパンコーデに軽やかな抜け感を
クリアな輝きを放つ白スニーカーが、きりっとハンサムな通勤スタイルにジャスト。ジャケパンコーデならではのきちんと感をしっかりキープしながらもハズしすぎず、ほどよく肩の力が抜けた着こなしに仕上げてくれる。靴「THE ROGER Clubhouse」￥17600／オン・ジャパン（オン） ジャケット￥80300・パンツ￥50600／リトルリーグ インク（エブール） 中に着たタンクトップ￥5990／アンフィーロ バッグ￥119900／アマン（ユゼフィ） ピアス￥3960／ロードス（ヘンカ）
OFF…適度なボリュームがロングスカートとバランス良好
ざっくりニット×揺れ感スカートのリラクシーな休日コーデも白スニーカーでこなれ感アップ。ニュアンスのあるトーンならダークカラーのスカートも軽快に。靴「CATALYST」￥12980／エミ ニュウマン新宿店（ニューバランス フォー エミ） ニット￥29700／リンク・セオリー・ジャパン（セオリー） スカート￥25300／カデュネ プレスルーム（カデュネ） バッグ￥20900／ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム（アコック） イヤカフ￥2750／ロードス（ティグリス）
この秋見逃せないトレンド【スウェードスニーカー】
起毛したスウェードは秋素材と相性がよく、こなれムードを醸し出すと評判。マットな質感のおかげでやわらかな発色になるから、きれい色も挑戦しやすい。
1.VEJA（ヴェジャ）
アッパーとソールが同色になった一体感のある洗練デザインでカジュアルに転びすぎないのが強み。ノーズが長めのスマートなフォルムも高ポイント。「VOLLEY」￥27500／シードコーポレーション（ヴェジャ）
2.adidas Originals（アディダス オリジナルス）
色あせたヴィンテージ風のネイビーがおしゃれ。さりげないこなれ感を発揮。「SAMBA 62」￥25300／アディダス コールセンター（アディダス オリジナルス）
3.VEJA（ヴェジャ）
カーキベージュ×ピンクの高感度なカラーコンビもガムソールなら親近感のある雰囲気に。「PANENKA」￥27500／シードコーポレーション（ヴェジャ）
4.adidas Originals（アディダス オリジナルス）
大胆な配色もワンポイントとして投入すれば難しくない。遊び心が欲しい休日に。「HANDBALL SPEZIAL」￥15950／アディダス コールセンター（アディダス オリジナルス）
5.PUMA（プーマ）
おしゃれな人たちの間で話題の大注目モデル。ほのかにくすんだライトブルーはデニムパンツにもなじみがよく品のあるカジュアルを実現。「speed cat」￥15950／プーマ
6.NO NAME（ノーネーム）
デザイン性の高いシューズが特徴のパリ発ブランド。丸みのあるフォルムもライトグレーのスウェードならシャープな表情。「CITY RUN」￥29150／ストックマン（ノーネーム）
7.New Balance（ニューバランス）
毛足長めのヘアリーなスウェードやヌーディなベージュピンクは、周りに一歩差がつくこと確実。「471」￥13970／ニューバランスジャパンお客様相談室（ニューバランス）
8.PEMONT（ペモント）
韓国から上陸した話題のシューズブランド。スウェード×カウレザーのコンビ素材を取り入れたスクエアトゥの一足はレザーシューズ感覚で。￥21890／ハナ コリア（ペモント）
スウェードスニーカーのきれいめコーデ
端正なワンピコーデをモダンな配色でアップデート
こっくり深めのカーキに優しげなブルーを効かせたハイセンスな一足も奇抜で難しい印象にならないのは、温かみのあるスウェードで落ちついた表情に見えるから。あえて品行方正なきれいめワンピに合わせて意外性を楽しむのも素敵。靴「VOLLEY」￥27500／シードコーポレーション（ヴェジャ） ワンピース￥48400／エストネーション バッグ￥41800／マニプリ イヤリング￥27500／ピモンテ
きれいめコーデとスニーカーの正解バランス
お仕事シーンにも欠かせないスニーカーだけれど「きれいめ服と合わせるのが難しい」という声も。似合うバランスを知れば、きれいめコーデをもっとおしゃれに楽しめる！
センタープレスパンツ×細身薄底スニーカー
すっきりシャープな足もとがパンツの直線美を引き立てる
センタープレスでスレンダーなラインに仕上げたストレートパンツにボリュームのある靴を合わせるのは、なんだかやぼったく見えてアンバランス。すっきりとした面長フォルムのスニーカーなら、端正なシルエットになじんでスマートな印象をキープしてくれる。
靴「GSM」￥16500／オニツカタイガージャパン（オニツカタイガー） パンツ￥29700／ウィム ガゼット ルミネ新宿店（ウィム ガゼット） カーディガン￥39600／リンク・セオリー・ジャパン（セオリー） バッグ￥46200／メアリ オル ターナ インナー／スタイリスト私物
タックワイドパンツ×ぽってりフォルムのスニーカー
ワイドな裾となじむ、ほどよいボリューム感が最適解
腰まわりから裾にかけて、ゆとりをもたせた落ち感のあるワイドパンツ。たっぷりとした裾とバランスよく調和するコロンと丸みのある一足が、パンツのシルエットをきれいに引き立たせる。
靴「996」￥12980／ニューバランスジャパンお客様相談室（ニューバランス） パンツ￥49500／エイトン青山（エイトン） シャツ￥35200／エスアンドティ（バウム・ウンド・ヘルガーテン） タンクトップ￥4990／アンフィーロ バッグ￥75000／ポレーヌ カスタマーサービス（ポレーヌ）
バレルパンツ×きれいめ素材スニーカー
カジュアルなカーブラインにベロアのツヤ感で品格を上乗せ
メッシュやキャンバスのスポーティなスニーカーだと、カジュアルな印象が強まるバレルパンツ。レザーやスウェード、ベロアなど上質感のある素材で、きれいめなムードを意識すれば通勤にふさわしいモダンな印象に着地する。
靴￥2990／ジーユー パンツ￥3990／ユニクロ ニット￥26400／リンク・セオリー・ジャパン（セオリー） バッグ￥7700／ル タロン 有楽町マルイ店（ル タロン） ネックレス￥187000／ヒロタカ 表参道ヒルズ（ヒロタカ） メガネ￥48400／アイヴァン 東京ギャラリー（アイヴァン）
Iラインスカート×ラン系スニーカー
知的なスカートはスポーティな一足でキレよく仕上げて
シャープなシルエットを描くIラインスカートはお堅くなりすぎないようにハイテクなラン系スニーカーでモードな雰囲気に転ばせるとうまくいく。白ベースにネイビーを効かせた洗練感あるデザインなら、きれいめなジャケットスタイルにも難なくフィット。今っぽいこなれ感が一気に上昇。
靴「FILA INTERUN」￥13200／エミ ニュウマン新宿店（エミ×フィラ） スカート¥2990／ジーユー ジャケット￥23000／プラステ タンクトップ￥4990／ギャップ バッグ￥42900／アンソロジー（トーヴ）
ロングワンピース×同色スニーカー
足もとまでひと続きにすればスタイルアップもかなう
肌を覆う面積が多い分、抜け感が出しにくく、やや足もとが悪目立ちしがちな組み合わせは、潔く同じ色でつないでみるのが簡単で効果的。縦のラインをしっかり強調することで全身がすらりと細見え。ちょっぴり重ために見えるネイビーはソールが白になったスニーカーを選べば無理なく軽やかな印象が手に入る。
靴「2750 コットンクラシック」￥11000／カメイ・プロアクト（スペルガ） ワンピース￥75900／リトルリーグ インク（エブール） ピアス￥36300／ロードス（タラッタ） バッグ￥46200／ヴァジックジャパン（ヴァジック）
フレアスカート×コート系スニーカー
ふわりと広がるシルエットをクリーンな一足で大人顔に
重心が下にあるフレアシルエットは、存在感が強いスニーカーを合わせると足もとが強調されすぎて子どもっぽく見えてしまうことも。適度な量感がありつつもデザインの主張が控えめなコート系スニーカーなら、スカートの甘さも自然に受け止めてくれる上、きれいめな印象にまとめられる。
靴￥29700／アマン（モエア） ニット￥26840／GBH スカート￥26400／ノーブル 有楽町マルイ店（ノーブル） バッグ￥15900／チャールズ＆キース ジャパン（チャールズ＆キース）
撮影／三瓶康友（人）、魚地武大〈TENT〉（物） へア＆メイク／河嶋 希〈io〉 モデル／新川優愛 スタイリスト／川瀬英里奈 取材・原文／野崎久実子 ※BAILA2025年10月号掲載
Baila Channel
